キャンピングカーに取り付ける収納付き引出し式キャンピングテーブルを作成した

 今年から2人旅になるので、遊び道具も増えるし楽しみ方も変わる。そんなことを考えるうちに荷台のレイアウト変更を検討してきた、その中で一番大変そうなスライド式キャンピングテーブルの作成を集中してDIYを行った。

■キャンピングテーブル作成検討のポイント

 あまり使わないキャンプ道具、キャンピングカーでは車内で食事が可能なので無くても良い。しかし天気の良い日の食事や夜間の焚火なども楽しみたい、特に長期間の旅になると車内だけでは息苦しい。今まではキャンピングテーブルや椅子など無造作に積み込んでいたが最低限の道具だけを積み込みたい。またテーブルは車内からスライドさせることで簡単にセッティング出来て道具も入れれるようにように考える、ハイエースなのでバックドアがタープの代わりをしてくれる。

岩尾内湖キャンプ場(スライドテーブル作成前)

 釣り旅では目的別に積み込む荷物も大きく変わる、スライドテーブルは固定しておかなければならないが積み下ろしが簡単に出来るようにしたい。また見た目も良くしたいと思っているがDIYはド素人なので難しい・・・

■作成準備

 作成にあたってWebで調べたところ、まずスライドレールの購入が必要なのでネットで検討する。ネットを見ると同じようなものが多くある、しかし値段差も大きいので安くて良さそうなものを選んだ。

L.Y.F LAB スライドレール 重量用 1000mm ロック付き 7,998円(税込)アマゾン

スライドレールとベース

 日本の販売者なので何かあった場合も連絡しやすい、ただ到着したものには説明書が添付されていない。ビスの適合サイズが分からないので適当に選ぶことになった。また、スライドレールが1000mmなので、市販の材木サイズ(1820mm)が必要になる。ところが年末年始でホームセンターに在庫が無い、しかたなく910mmサイズで作成することになった。少し短いがコスト的には安く上がるので良いだろう。

 杉材 910×18×14mm 2本 ベース用

 杉材 910×15×14mm 3本 引き出しラック(テーブル)用

 MDFプリントカット 910×450mm 3枚

 低頭タッピングネジ M4×12mm 約24本

材木を準備した

MDFプリントカットは加工がしやすく安価、またプリントがお洒落なので使ってみたが耐久性については分からない。これで材木は約6,000円程度である、なお以前にDIYした残りの材木も利用した。これですべての製作費用は約15,000円程度に抑えることが出来た。

■作成

 スライドレールが1000mmにたいしてベース材が910mmなので心配だが材料がないので仕方がない。若干レールがはみ出してしまう、またビス止めが前後で一箇所ずつ止めれない。それでも出来ないことはないと思うので強引に進めていった。

 作業① ベースにスライドレールをビスで固定、ベース材の幅が狭いので不安が残るがテーブルサイズが狭くなるので仕方がない。

 作業② テーブルラックを組み立てる、ベースより30mm低い杉板を使う。底にはMDFプリントカットを使ったので耐久性が心配になる、しかし重いものを乗せなければ大丈夫であろう。

テーブルラック作成

 作業③ ベース部をラゲッジルームにセットする、本来であれば両端にあるラックに取り付ければ簡単にセットできる。しかし固定すると取り外しが簡単に出来なくなる、なんとかベースを仮止めして作業を続けることにした。

 作業④ テーブルラックを固定する、仮止めしたベースのスライドレールにテーブルラックをビス止めする。ここでもラックの長さが足りないので若干ビス止めできない、ビス止めに当たってはスライドした際にレールが床に擦らないように取り付ける。

据え付け作業

 作業⑤ ここまで出来るとあとは仕上げになる、天板やテーブルラックの蓋についてもMDFプリントカットを使った。蓋は300mm四方でラックの外側からMDFプリントカットを使ってラックの上部を囲って動かないように工夫した。また、ここまでの材木のカットはすべてホームセンターでカットをお願いした。それでも小物はノコギリでカットしたもののやはり真っ直ぐに切るのは難しい、出来る限り購入した領収書を残しカッティングをしてもらうのが良い。また後ろのはみ出た金属レールには怪我をしないようにコーナークッションを取り付けた。

裏のレールにカバー(100均)を取り付け

■完成

 細かいところは別として概ね完成させることが出来た、固定していなので若干スライドさせたときにベースがずれる。前後と上部を固定すれば良いので少し考えれば防止できるであろう。周りのラックもMDFプリントカットで色調も合わせることにした、テーブルラックの仕切りや把手も取り付ける。天板の上に乗せる折り畳みコンテナボックスも滑らないように耐震粘着マットを取り付ける。

 

完成(一部改良要)

■まとめ

 固定するために一部改良が必要であるものの、概ね使えるようになった。これなら瞬時に椅子とテーブルが出せる、道具もテーブル下に入れておいていつでも使うことが出来る。しかし釣り旅はシーズオフで週末になるとボランティアも忙しい、なかなかオートキャンプには行けない。それでも2月になれば合間を見て近くのキャンプ場に行って試してみたいと思っている。

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