キャンピングカーに車載するテレビの悩みについてまとめた

 先日、キャンピングカー「コルドバクルーズ」のTVをポータブルテレビに変更した。テレビについてはビルダーでオプションで取り付ければ悩むことなく視聴できる。しかし自分でキャンピングカーのテレビを設置する場合では注意する点が多くある。キャンピングカーに乗り始めてから車内テレビについては悩みが多い、電源や受信のほか画面サイズなど考えることが多い。

   目 次

1,テレビの視聴について

2,車載テレビの地上波受信方法

(1)カーナビのフルセグ・ワンセグ映像をHDMIやAVケーブルで取り込む

(2)テレビにアンテナを接続する

3,車載テレビの電源確保

(1)家庭用の通常テレビの電源

(2)ポータブルテレビ(3電源)を使う

4,車載テレビの画質およびサイズ

5,今回検討したポータブルテレビの設置

6,まとめ

1,テレビの視聴について

 キャンピングカーでもテレビからの情報収集は必要である、車中泊では夜間の娯楽が少ないのでテレビが無いと寂しい。またキャンピングカーにはテレビは必須であると思っている、北海道のブラックアウトの際にはテレビからの情報があり助かった経験がある、地元の方は停電でまったく情報が無く困っていた。

対面ダイネット

 また釣り旅では地上波が届かないエリアも多く、テレビを見る機会も少ないが車中泊では寂しい夜になってしまう。そんな場所ではブルーレイディスクで録画した番組や映画を見ることにしている、2人旅だと静けさが気になってしまうのでなおさらだ。

2,車載テレビの地上波受信方法

 テレビを見るためにはテレビ電波を受信する必要がある、しかしキャンピングカーはすぐに受信エリアを移動してしまうのでカーナビのような自動でサーチする機能がほしい。

(1)カーナビのフルセグ・ワンセグ映像をHDMIやAVケーブルで取り込む

 事前にナビからケーブルを流しておく必要があるでキャンピングカービルダーに依頼して設置した、また通常は車のエンジンを止めるとナビには給電しない。そのためサブバッテリーへの切り替えスイッチの追加設置もあわせて依頼する必要がある。

ナビ電源切り替えスイッチ(リアクーラー吹出し口の横)

(2)テレビにアンテナを接続する

 通常の室内用アンテナを接続してサーチして初期設定する、しかし移動すると受信エリアが変わってしまう。 カーナビのように自動で受信サーチしないので、その都度サーチしてチャンネル設定をする必要がある。また付属する室内アンテナでは受信感度が悪くほとんど見ることが出来ない、別にブースター付きのアンテナを購入して使えば改善するが電波強度次第なので使ってみなければわからない。ポータブルテレビでは自動ではないものの簡単にチャンネルサーチが出来るので使えると思っている。

アンテナ設置(ブースター付き)

3,車載テレビの電源確保

 キャンピングカーのテレビはサブバッテリーを電源として使う必要がある、そのため限りあるバッテリーを有効に使うことも考える必要がある。テレビ本体の消費電力は少ないものの長時間の使用を考えると周辺機器も含め最小限にしたい。

(1)家庭用の通常テレビの電源

 AC100Vのコンセントが必要になる。そのためキャンピングカーではDCからACに変更するインバーターが必要になる。この場合にはインバーターの待機電力も注意が必要になる。なお電源付きのオートキャンプ場やRVパークで車中泊すれば外部電源を使い、エアコンなどと同様に解決する。

外部電源を使う

(2)ポータブルテレビ(3電源)を使う

 AC電源を使うと通常の家庭用テレビと同様の問題が発生する、またシガーソケットから電源供給できるがエンジンを切ると供給できない。サブバッテリーからシガープラグを増設する必要があるのでビルダーに依頼する必要がある。車載用の機器は12V対応のものが多いのでシガーソケットの追加工事オプション設定しておくと使い勝手がよい。(私の場合は後部で使う電動シャワー用に設置したが、工事費は1万円程度あった)さらにポータブテレビのバッテリーで再生できるのは数時間程度、無くなれば充電する必要がある。結局は何らかの電源供給を受ける必要がある。

4,車載テレビの画質およびサイズ

 画質についてはメーカー品のテレビが一番である、光があっても反射が少なく目にやさしい。一方パソコンなどの液晶では光が当たると見難くなる、周囲の光が映り込んでテレビとしては厳しくなる。またサイズも19インチがベターだと思っているが、取り付け場所によっては窓の一部を塞いでしまったりする。小さすぎるとナビと変わらなくなるので14インチ程度が良いと思っている。しかし大画面で映画を見るなどには向いていないと思うのでそれぞれの使い方で決めるほうが良いと思っている。

車載液晶TVモニタは光って見難かった(失敗作)

5,今回検討したポータブルテレビの設置

 先日、19型のテレビから14インチのポータブルテレビに取り換えてみた、詳細は下記ブログにアップした。

ポータブルテレビ14型を購入して車載テレビを再検討することにした 2023/01/20

 しかし電源の確保(DC)など悩みも多い、せっかくバッテリー付きのポータブルテレビなのだが充電は必要になる。走行時のシガーソケットからの充電では満充電にしても約2時間しか再生できない。やはりサブバッテリーから直接充電したいと思っている、幸い後部にシャワー用として12Vシガーソケットを増設してあったので活用することにした。消費電力も最大18W程度だが満充電になり待機状態だと1Wになる、サブバッテリーにあまり負荷が掛からない。配線が少し長くなるが何とかなるだろうと思っている。

増設シガーソケット(後部ラゲッジルーム)

6,まとめ

 悩んでいたテレビは安価なポータブルテレビに交換してみた、失敗でも元の19インチテレビに戻せばよい。ただキャンピングカー「コルドバクルーズ」を購入してから約2年半になる、購入直後はバッテリー残量も気にしていなかった。しかし徐々にバッテリー能力が低下し始めてきてる、特に電子レンジや電気ケトルなど高出力の電化製品を使用すると一気に低下するようになってきた。テレビもAC電源で使うと1500Wインバーターを使うので気を遣うようになってきたのである。サブバッテリーも消耗品なので4年目の車検時には交換する予定である。

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こんにちはさるもんです! 60才で定年退職して人生の黄金期の生活を始めました。 失敗、楽しみなど黄金期の生活の仕方を紹介していきます。

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