釣り旅北海道もコロナ過や仕事で中止になったこともあるが30年近く続いている、毎年釣りだけでなく新しい出会いや体験・感動など忘れられない出来事が心に残るのである。そして今回もそんな心に残る出来事があった、小さなことではあるものの心の中には大きな感動を残してくれたと思っている。
■釣り旅北海道の小さな奇跡「2年ぶりの再会 ― 川が返してくれたポーチ」
釣り旅北海道の2 年前のあの日、釣りをしていてポケットに入れていた小さなポーチを川に落としてしまった。ポケットのジッパーが開けたままになっていていつの間にか落としてしまった。慌てて付近を捜したものの、藪が多く見当たらずに姿を消してしまった。「もう出てこないだろう」と思いながらも、小物は購入したばかりのものでしばらくは悔しさが残っていた。
それから2年後の釣り旅北海道で同じ川を歩いていたときのこと、ふと視界の端に見覚えのある形のものが藪の間に落ちているのが見えた。「えっ、まさか……?」半信半疑で手を伸ばすと、泥だらけにはなっているがそれは間違いなく あの日のポーチであった。
■小さな奇跡に驚きと笑い
泥にまみれて色も少しくすんでいたがチャックはまだ動き中には購入したばかりの釣り道具や、準備していた小物が残っているではないか。自作した目印なども残っていて、妻と2人で思わず声を出して笑ってしまった。まるでタイムカプセルを掘り起こしたような気分になり盛り上がったのは言うまでもない。
■自然が繋げる不思議な縁
それにしても長い間、藪の中で流されずに留まっていたことが不思議でならない。川が守ってくれていたのかそれとも偶然が重なったのか?河川では2年の間には増水も当然あったであろうし、下流に流されて沈んで行ったものと思っていた。いずれにせよ失くしたものが2年後に同じ場所で再び自分の手に戻ってくるというのは本当に特別なことであった、また失ってからは教訓としてポーチには必ずリーシュコードを付けてポケットに入れるようになった、そんなこともあって忘れられない奇跡の思い出となった。
■まとめ
今回の出来事は、「自然の中では予想もしない再会がある」ということを教えてくれた。釣り旅は魚だけでなく「こんな驚きの奇跡」もくれるものなのである。小さなことかも知れないがトラブルの多かった今回の釣り旅での最良の出来事であったかもしれない。