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AM2:30に知床サライ(宿泊)を出発して約25km先の相泊港に向かう、瀬渡し船の出港は夜明け前なので余裕を持って現地に向かった。そしてAM4:00に出港して約20分でモイレウシ湾に到着する、少し前まではカラフトマスのハネが盛んに見られたが今では皆無である。それでも知床の大自然の中でいられることに感謝して釣ることにする、そしてAM9:00 には納竿して翌日の上湧別でのゴルフへ備え五鹿山公園キャンプ場へ向かうことにした。
■知床半島(モウレウシ湾)
知床半島でのカラフトマス釣りは約20年前から毎年行っていて恒例行事である、しかしここ最近は温暖化の影響かカラフトマスの接岸が少なくなり非常に厳しい釣りになっている。それでもルアーをキャストし続けるが、やはりカラフトマスの当たりはあるわけは無い。しかしカラフトマスがまったく居ないわけではなさそうだ、それはすぐ足元を泳ぐ雄のカラフトマスが見える。ただ群れではなく産卵のために川に寄ってきた単体なので釣れるわけがない、また川に遡ろうとする雌のカラフトマスもいた。
帰路に向かう際に立寄った道の駅「知床らうす」にも、以前は販売していたカラフトマの姿はない。基本的に産卵期のカラフトマスは群れていてもそうそう釣れないのでこの少なさでは釣果を期待するのは難しい、今回は「釣れないことは承知の上」であった。珍しく帰りの船からヒグマが見れたのはラッキーで、楽しみにしていた知床の釣りは終了した。
■ラーメンきっさ えきばしゃ(止別駅)
モイレウシ湾釣行後は羅臼の道の駅で休憩後、知床横断道路を越えて斜里に向かうことになる。しかし知床峠の展望台はヒグマの出没で閉鎖中である、また当日は深い霧なので羅臼岳もまったく見ることもなくウトロ側に抜ける。早朝からおにぎりを食べただけなのでお腹も空いてきた、ちょうどお昼時になったのでJR止別駅にある「ラーメンきっさ えきばしゃ」でラーメンを食べることにした。昭和レトロ感の満載な雰囲気のお店で実際に時間になれば列車も停車する、ちょうどお昼時なのですぐに席は埋まってしまった。
ここでは人気の白髪ネギと刻みチャーシュー入りの「ツーらーめん」にミニチャーシュー丼をいただいた、手際よく運ばれてきたツーらーめんはとても美味しい。後から知ったが追加でバターをトッピングするとスープのなじんで更に美味しくなるらしい、これで次回も訪問して食べてみることが決定した。
■五鹿山公園キャンプ場
毎回の利用するキャンプ場で近くに道の駅「かみゆうべつチューリップの湯」があり、買い物にも便利なキャップ場。多くのキャンパーは道の駅で車中泊するようで本日も我が車のみ、しかし1区画2,000円で電源付きのオートキャンプが可能なキャンプ場は北海道でも珍しい。早朝にはエゾリスも走り回る環境は素晴らしい、ただ近くに牛舎があるのか風向きによっては懐かしい?匂いが漂ってくる。
■まとめ
知床半島のカラフトマス釣りが厳しいのは承知の上で知床の大自然に浸かってくることができた、またカラフトマスは釣れずにフグやらサバが釣れていた。以前に釣れた記憶があまり無いので知床の海も環境が変わってきているようだ、今まで恒例になっている知床釣行も今後は少し考え直す必要があるかもしれない。ただ、もう一度バター入りの美味しい「ツーらーめん」が食べたいので来年は再訪しようと思っている。