信越から東北を北上して釣り旅を楽しんできた、そして青森から津軽海峡フェリーで北海道に上陸した。函館から始まる釣り旅北海道は道東・道北を周る、また帰りは苫小牧から太平洋フェリーで名古屋に戻る旅になる。釣り旅北海道は上陸してから洞爺湖へ向かいキャンプと釣りを楽しむ、その後は一気に北上して大型トラウトを狙っていく旅になった。
■洞爺湖財田(たからだ)キャンプ場
津軽海峡フェリーは13:55に函館港到着するので行動範囲は限られてしまう、キャンプ場のチェックインを考えるとギリギリの時間である。しかし洞爺湖財田キャンプ場はチェックインが18:00迄なので買い物をしても余裕がある。今回は電源付きのキャンピングカーサイトに入ることにした、ここではダンプ処理もできるのでありがたい。またセンターハウスにはサニタリーがあり綺麗なウォシュレットトイレやシャワー・コインランドリーもある。
サイトの後ろはすぐ洞爺湖があり釣りをすることが出来る、翌朝4:00には釣ることができるので楽しみである。ここではたまたま外国人のグループがサイトに入っていて日本人は我々のみ、とてもフレンドリーな方々で一緒に飲もうと誘われたが翌早朝から釣るため断る英会話に苦労してしまった。
翌早朝、洞爺湖に出てみると魚のライズが見えている、非常に大きな魚のライズも見えるので期待が上がるが少し遠い。大きめの23gのミノーを投げるが届かないので、ジグに変更するもののアタリは無く終わってしまった。少し早かったがゴミ処理など片付けて次の目的地まで進むことにした、次は十勝まで行くつもりであったが状況次第と考えていた。
■瑠辺蘂でつるつるの温泉に入る
十勝川に来てみたが水量も多く厳しいそうなので先に進んでキャンプすることにした、温泉を検索すると瑠辺蘂に良さそうな温泉があるのでそこまで行って見ることにした。
日帰り温泉「滝の湯センター 夢風泉」
24時間営業の恐るべき無人の日帰り温泉で源泉かけっぱなし、少し熱めのお湯でツルツルになる。昔は温泉宿だったようだが今は無人で自動販売機で入浴券を購入して勝手にはいる、施設も古く誰も入ってないので心配して入ったが源泉かけ流しの温泉は素晴らしく後から数人来たので安心した。
この温泉の裏の駐車場でもトイレがあるようなので車中泊しても良かったが、近くの道の駅「おんねゆ温泉」もあるし無料のキャンプ場「つつじ公園キャンプ場」あるのでキャンプ場に入ることにした。しかし駐車場が小さいので平日にもかかわらず夜には一杯になっていた、こんなことなら道の駅で車中泊したほうが広々として良かったようだ。
■大型ニジマスを釣ることができた
翌日は土曜日なので釣り人も多いため山奥の川に向かった、羆の活動する早朝は避けて日が昇ってからゆっくり川に入る。それでも各ポイントには人が入ってきているので最奥まで行くことになった。そしていきなりアタリもあり大型ニジマスが掛かった、久しぶりの感覚で延べ竿がヒューヒュー鳴っている。このあたりの大型の野生ニジマスは非常に体高があるので50cmクラスでも手強い、それでも徐々に寄ってきたので浅瀬でランディングすることができた。
しかしその後はアタリも無くなり続かなくなってしまった、少し休ませてから釣れば良いのだろうが雨も降り出し雷鳴も聞こえてきたので早々に撤収することにした。そして温泉で体を温めてからキャンプ場に向かうことにした。
■有料になった岩尾内湖白樺キャンプ場
土曜日なのでキャンパーで一杯かと思いきや雨の影響かまばらであった、また今年から500円(1組)になったことも影響しているのかもしれない。
サイトには車の乗り入れも可能でトイレも清掃が行き届いてるところなのでコスパは高いと思っている。そして目の前の岩尾内湖でも釣ることができる、あまり良い釣果はないものの小さめのアメマスが遊んでくれる。
■道北河川を釣る
道北ではびふか温泉のキャンプ場に入り釣りを続けることになる、河川には順番待ちして空いたら釣るというような状態である。それでも50cmもあるニジマスが釣れるのでやめられない、今回も40~50cmの良型ニジマスが釣れてくれた。また妻の竿にも50cmに近い良型のニジマスが釣れてくれた。超大型のニジマスとは出会わなかったものの十分楽しめたので南に向けて戻ることにした。
しかし道東に戻ると釣りのポイントは平日でも空いていない、仕方がないので近くの上湧別リバーサイドゴルフ場でゴルフをプレーして楽しんだ。釣り旅も長くなるとメリハリも無くなるのでいろいろなことを楽しむんだ方が良いと思っている。そしてゴルフはパブリックなのでスループレーで安く午前中には終了する、次のエリアへの移動なども無理なくできるのでありがたい。またこの日は午後から大雨の予報になっていた、プレー終了後に雷鳴と共に大雨が降り出した。
■然別湖のミヤベイワナのボートフィッシング
ゴルフが終了後は大雨のため釣りもせず少し観光をしながら然別湖湖畔の駐車場まできた、途中通行止めがあり大きく遠回りしたが時間には余裕がある。然別湖湖畔温泉ホテル風水でゆっくり温泉に入って温まる、この温泉は硫黄の黄土色で熱めの湯で非常に良い。
早朝から然別湖でボートフィッシングを楽しむ、ボート漕いで湖を周るだけでも楽しいのに釣りもできるのである。そして北海道のネイティブ「ミヤベイワナ」を釣る、漕ぎながらトローリングするだけでよく釣れる。ただしフックはバーブレスにしてあるのでバレやすい、それがまた緊張感もあり楽しいのである。
もちろんポイントが分かれば普通にキャストして釣れるので漕ぎ続く必要はない、ボートフィッシングが終われば温泉ホテル風水の温泉に入り温まって帰れば良い。ただ然別湖で釣るためにはルールがあり「然別湖グレートフィッシング」で受付する必要があり釣りが可能な期間も決められているので注意が必要である。
■帰りはゆっくり太平洋フェリーで帰る
最終日は中札内にある道の駅「なかさつない」で車中泊して、町内の焼とり屋で夕食を食べる。翌日は遠回りになるが天馬街道で日高峠越えて浦河に、そのまま北上して苫小牧東港から太平洋フェリーで名古屋港に戻ることになる。浦河ではちょっと美味しい食堂「そばの味よし」を見つけた、釣り旅では釣りだけでは温泉や食べることも新鮮で楽しいのである。
太平洋フェリーは約40時間を掛けて名古屋港に向かう、仙台港に寄港するので仙台を散策することもできる。また航海中は何もしない贅沢を味わいながらくつろぐで帰ることになる。
■まとめ
トータルで21日間の釣り旅も大きなトラブルもなく終えることができた、今年は雪が多く残っていて増水している河川が多かった。それでも北海道では大型ニジマスも釣れたし、温泉や食事もいろいろ楽しむことができた。次回は北海道のみで9月に旅することになる、6月とは狙いも少し異なるので早めに準備を始めておきたい。