新潟県には11月1日朝から3日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒の防災情報が出ていた。そして鮭有効利用調査は11月1日~2日ともに中止になった、さらに11月2日(右岸)と(左岸)に熊の目撃情報が入り3日は原則中止(一部釣り場が制限)となってしまった。増水の下流部のみの釣りになってしまったのでキャンセルも考えたが折角なので調査することにしたが、増水が収まりきっていない中での厳しいスタートになってしまった。また五十嵐川も同様に増水していて厳しかったが、なんとか状態の良いサケを釣ることができた。
■荒川のサーモンフィッシング
前日に熊の出没情報の連絡があり当日朝6:30に集合して「キャンセル・日程変更・制限された釣行」の3択ができることになった。キャンセルして荒川でゴルフをするのも良いかと思ったが、大雨の影響で荒れているのとレンタルクラブになってしまうので諦めて増水した荒川での釣行を選んだ。しかし案の定河川は増水していて延べ竿には非常に難しい状態、比較的釣りやすい17番ポイントに入ってみたが濁りもありサケの姿を見ることなく終了した。天気は良くて午前中は頑張って釣っていたものの、お昼には川を離れ五十嵐川河畔のキャプテンスタッグ八木鼻オートキャンプ場に向かった。

■五十嵐川のサーモンフィッシング
キャンプ場から鮭有効利用調査の受付ハウスまでは30分も掛からない、7時の受付開始に間に合うように向かえばよい。五十嵐川も11月1~2日は増水で中止になっていて、昨日は1尾のみの釣果であったとのこと。当日も増水しており厳しい釣りが想定さていたものの昨年も釣れたポイントに入る、増水で河原は無くなっているものの川の流れに問題はない。そして釣りを開始してほどなくゴソゴソとしたアタリが、そして根掛かりのようなずっしりとした引きがあり「掛かった」と思った。大型のニジマスのように疾走して流心を暴れ回るような引きでは無いが、重厚なサケ特有の引きもたまらない。また河原が無いので早々に岸に引き上げてしまうことはできない、じっくり弱らせてから川の中でネットインをする必要があり時間を掛けて取り込むことになる。


それでも無事にネットインすることができたサケは、約50㎞近くを遡上してきたとは思えないほどの綺麗な魚体であった。残念ながら河原が無いのでネットに入った魚体のみの写真になってしまった、しかも雄だったのでキープさせていただき美味しくいただくことにした。その後は雌を釣ったもののキープは出来ないので回収を待つことになる、翌日も同じポイントで釣ってみるものの全くアタリは無い。他のポイントでは産卵底に溜まっているサケが釣れまくっているようだ、午後からポイントに入らせてもらったが釣れてくるのは産卵後のようなサケであったのでしばらくして終了することにした。

■おわりに
今回は大雨の後の釣行で厳しいサーモンフィッシングになってしまった、それでも素晴らしい状態のサケが釣れたのはラッキーであった。雄サケは持って帰ることもできるので美味しく料理したいと思っている、また近くのスーパー(原信)では安価に捌いてもらえるので非常にありがたい。そして帰りも約650㎞を走る必要があるので途中の富山の海岸線で車中泊して早朝からショアジギングも行った、しかし今回はまったく釣れなかったので早々に帰宅することになった。

