【熊野古道伊勢路】2025年⑥始神峠(はじかみとうげ)を歩く

 熊野古道伊勢路の三浦峠に続いてそのまま始神峠を歩いた、発着も三浦峠と同様に始神さくら広場の駐車場である。ここから始神峠(標高147m)まで約1.7km、峠を越えた後は明治道で始神さくら広場に戻ってくるルートを選んだ。若ければ何でもないが、三浦峠越えで足が疲れたあとの4kmは思いのほか大変であった。

■始神さくら広場発着で歩く

 始神峠の始神の由来は椒(はじかみ)であり大船川に生息する山椒魚に由来する。峠にあるスタンプ台にあるQRコードで入手するスマホdeスタンプにも山椒魚のイラストが描かれている。さて、午前中は寒かったので厚着をしていたが三浦峠越でお昼になり、駐車場で軽装にして始神峠に向かうことにした。(12:10)

始神峠への道標

 始神峠の登り口へは案内板があるので分かりやすい、水力発電所の脇の道を進めば登り口に到着する。山道には所々に沢を越えるための橋がある、最初の橋は出来たばかりなのかかなり新しかった。(12:17)

始神峠登り口

 歩き始めは平坦なところが多かったが次第に急な登りになってくる。

始神峠を歩く

 それでも標高147mまで一気に登っていく、所々に石畳もあるが全体的には木の根の多い道である。ゆっくり休みやすみ登って登り口から峠まで約40分を掛けて登り切った。

石畳の道も多い

 登りきったところで展望が開ける、案内板やスタンプ台もありスタンプも押印して展望も楽しむ。(12:55)

素晴らしい眺望である(出発した始神さくら広場も見える)

 案内板には「富士山おも望めるとや!」とある、今日は冬の晴天で風もあり曇りも少ないので見えるかもしれないと思い目を凝らすと・・・

始神峠(案内板)

 水平線の向こうに小さくおへその様なものが見えなくもない、よく分からないが方向的にも富士山方向なので富士山が見えたことにしておこう。

望遠にして撮影してみると・・・なんとなくだが見えなくもない

 ここからは下りで少し下ると江戸道と明治道の道標があり、ここを右手の明治道に進む。(13:00)

明治道への分岐点

 道は開けていて歩きやすい。しかし途中に発電所の導水管があるような急峻な斜面の中の道なのでしっかりと歩くことが必要である。また沢を渡る際には橋があり近くには石積で補強されているところが多い。

所々に石積みされているところがある

 途中で水力発電用の導水管の上を橋で越える、導水管を見上げると絶景でどれだけ急峻な斜面か実感することになる。(13:33)

導水管に到着、ここは橋を渡る

 怖いくらいの斜面に導水管が設置されている、国道からも見えるがま近くに見ると迫力がある。

導水管を見上げる

 下り傾斜なので息は切れることなく明治道を進む、最後に急傾斜の坂を下りると旧シーサイドホテルの横に出て国道42号線に合流する。

明治道登り口(旧シーサイドホテル横)

 国道42号線を横切って始神さくら広場に戻る、疲れました。(13:50)

始神さくら広場

■まとめ

始神峠の案内板

 始神峠越え約4kmを歩き終えた、三浦峠とセットで歩いたので総距離は約10kmを歩いた。歩き始めてから約3時間50分かかったことになる、昼食がまだなので道の駅「紀伊長島マンボウ」に立ち寄って食事して帰ることにした。

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