【熊野古道伊勢路】2025⑦馬越峠(332m)を越える

 いよいよ熊野古道伊勢路の本命の峠に入ってきた、今回はJR伊勢市駅をスタートして馬越峠(332m)を越えて尾鷲市で宿泊する。そして翌日は八鬼山峠を越えてJR三木里駅からJRで戻る、その前半になる馬越峠の尾鷲市街地までの行程(約7km)を歩く。馬越峠は4年前に登っているが天狗倉山の折り返しで戻っている、今回は次の八鬼山峠越えに備えて天狗倉山には向かわずそのまま尾鷲市街に下りる行程で行くことにした。

■馬越峠に向かう

 馬越峠を越えて尾鷲に向かうだけなので時間に余裕がある、JR伊勢市駅を9:20発で出発してJR多気駅でワンマンの普通列車に乗り換えてJR相賀駅に向かった。JR相賀駅には11:49に到着して道の駅「海山」に向けて歩き出す(11:50)。

JR相賀駅をスタート(11:50)

 道の駅「海山」までは約1.7kmで12:20頃に到着、ここでトイレと軽食を済ませて約600m先にある馬越峠の登り口に向かった。

馬越峠登り口

 国道42号線沿いにある馬越峠登り口に到着(12:45)、入り口から整備された石畳の道を進む。ここから馬越峠まではほぼ石畳の登りを上がっていく。またここには数台の駐車スペースがある、この日も1台駐車していたが空いていなければ道の駅「海山」に駐車すればよい。

石畳を登り続ける

 途中には旅人の無事を祈る石地蔵「夜泣き地蔵」(13:05)がある、ここから先は急な登りを上がる。

「夜泣き地蔵」現在では子供の夜泣き封じを祈っている

 急な登りを上がりきると林道との交差するところにでる、広くなっていてベンチもあるので一旦休憩して大台山系側の山々を眺める。(13:33)

交差点のベンチ

 ここまでくればあと少しで峠(332m)に出る、汗も少し搔いたのでネックウォーマーも外して息を整えてから出発する。

■峠を越える

 馬越峠に到着する峠には茶屋跡もある、ここから天狗倉山や便石山の登山ルートの分岐点にもなっているが尾鷲市に向かって下っていく。(13:57)

馬越峠(332m)
分岐点の道標

絶景の天狗倉山からの展望も捨てがたいがきつい登りもあるので、今回は諦めて尾鷲市方面に向かうことにした。

天狗倉山から尾鷲湾の展望(2020.11)

■尾鷲市に下りる

 さあこれからは下りの石畳を降りていく、標高差約300mを下るので明日に疲れを残さないようにゆっくり下っていく。途中には「桜地蔵」(14:22)があり、過ぎるとまもなく尾鷲を展望できる東屋がある。

東屋からの尾鷲市の風景(14:30)

東屋から元の道に戻ってしばらく下ると、尾鷲側の登り口に到着する。

尾鷲側登り口(14:40)

 ここからは舗装された道を歩くことになる、少し下ると馬越公園駐車場(5~6台)がありトイレも完備されていた。ここは平日にもかかわらず数台駐車されていた、また道は非常に狭い。街中に出ると大きなな墓地の中を通り抜けて尾鷲の中心部に到着する。さて今日はは尾鷲のホテルで宿泊し、近くの居酒屋で夕食をとって明日の八鬼山峠越えにチャレンジすることになる。

尾鷲市街地に入る(14:50)

■まとめ

 熊野古道伊勢路ではJRを上手く乗り継いで歩く必要がある、馬越・八鬼山峠では尾鷲市内に宿泊するのでマイカーは使わずJRを乗り継いだ。熊野古道伊勢路の中でも美しいといわれる「石畳」と「ヒノキ林」をゆっくりと越えれば馬越峠を満喫できる。本日の歩行距離はJR相賀駅からJR尾鷲駅の約7km、明日の難所「八鬼山峠」越えを想定し無理せず峠を通り抜けた。にも係わらず尾鷲の夕食で、美味しい魚を食べお酒を飲み過ぎてしまい翌日の峠越えに影響を残してしまったことに猛省したい。

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