熊野古道伊勢路の峠越えも紀伊長島までは到達した、これから馬越峠を越えて尾鷲市から熊野迄の峠を歩くことになる。しかしこの間の熊野古道は道の駅などもなく車でも大変な酷道である、紀勢道の開通でエスケープする道は非常に便利だが海岸線を通る熊古道をクリアするには考える必要がある。この間を通して歩くとすると3~4泊して歩きJRで戻る方法がベストだが、4日以上も掛かってしまい難しいので何回かに分けて行くことになる。
■最難関区間(馬越峠⇒松本峠)
馬越峠を越えると尾鷲市内に入る、その後は最難関の八鬼山峠にチャレンジすることになる。しかしその後の峠も熊野市に入るまでエントリーも厳しく、約50kmをどのような行程で歩くかが課題になる。またキャンピングカーで行く場合は車中泊の場所の確保や、戻りのJRのダイヤも確認しておく必要がある。相賀駅から熊野駅まで一方通行で歩くと宿泊も3 泊はしないと難しと思っている。それでも4日間連続で約50kmの山歩きは高齢者には体力的にも大変で、やはり週に1回(泊)で3週間にわたって攻略するほうが現実的である。
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■攻略方法を考える
まずは馬越峠から八鬼山峠を越えるのを行程①その後三木里から新鹿までを行程②とし、新鹿から大泊を行程③として検討した。また1日の歩行距離は峠を越えるので無理はせず約10km程度に抑えることにした。
行程①:JR相賀駅⇒馬越峠(約5km)⇒ホテル宿泊(尾鷲)⇒八鬼山峠(約10km)⇒JR三木里駅
自宅からは最寄りのJRの駅から乗車してJR相賀駅に向かう、①の行程ではマイカーは使わないことにする。最寄りの道の駅などに置いておいても良いが、2日の間駐車しておいておくのは不用心だし迷惑駐車になりかねないからである。そして八鬼山峠を越えてからJR三木里駅から自宅に戻ることにする。
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行程②:三木里⇒三木・羽後峠(約6km)⇒JR賀田駅⇒JR三木里駅⇒熊野古道センター(温泉・車中泊) ⇒JR新鹿⇒JR賀田駅⇒曽根次郎・太郎坂(約6km)⇒二木島・逢神坂峠(約4km)⇒新鹿
このエリアは宿泊施設も少ないし熊野古道センターにも立ち寄りたいので、キャンピングカーの車中泊で向かうことにする。熊野古道センターの近くには日帰り温泉もあるので便利が良い、三木里に車を駐車してJR賀田駅からJR三木里駅戻ってキャンピングカーで熊野古道センターに向かう。翌日は新鹿までは行ってからJRで賀田駅まで戻り、峠を越えて新鹿から自宅までキャンピングカーで戻る。※賀田から新鹿までは極端に道が狭く通過するのが大変なので気を付けたい。
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行程③新鹿⇒波田須の道(約4km)⇒大吹峠・観音道(約5km)⇒JR大泊駅⇒JR新鹿駅⇒道の駅「七里御浜」RVパーク⇒大泊⇒松本峠(約4km)
このエリアもキャンピングカーで向かう、新鹿に車を駐車して大泊まで歩きJRで新鹿まで戻る。そして翌日は七里御浜にある道の駅のRVパークで車中泊して松本峠を周遊して戻るつもりである。
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■まとめ
このエリアでは宿泊しないと効率が悪い、しかしここが終われば峠越えもほぼ完了する。最後に新宮にある本宮大社に行くために、風伝峠や丸山千枚田を越えて温泉旅館でゆっくりしたいのでマイカーで向かうことにする。日程はこれから調整するが、連続して歩くのは厳しいので週単位で日程を考えておきたい。
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