【熊野古道伊勢路】2025年④ツヅラト峠を越える

 荷坂峠に続きツヅラト峠にチャレンジしてきた、前回の荷坂峠を越えたささいにJR梅ケ谷駅横の公園の駐車場があることが分かったのでJR梅ケ谷駅を起終点にすることにした。歩行距離は約9.5kmで帰りはJR紀伊長島駅から戻るルートを計画した。ただ荷坂峠に比べると九十九折りの山道が続く、また下りだけでなく登りもあるので戻りのJR紀伊長島の列車の時間(13:01発)を気にすることになる。

■ツヅラト峠トレッキング

 JR梅ケ谷駅まではマイカーで行ってスタートする、ここから約1.5km程のところにツヅラト峠駐車場もあるもののツヅラト峠を越えた後に1.5kmを歩くより帰路は歩かない方が良さそうなのでJR梅ケ谷横の駐車場を選んだ。(8:45スタート)

JR梅ケ谷駅横WC&駐車場所からやはしら公園と駅を見る

 JR梅ケ谷駅横やはしら公園の駐車場所にはトイレもある、ここからいったん県道758号線に戻りツズラト峠を目指すことになる。

さあツヅラト峠に向けて県道を歩き始めた

 県道758号線の歩道をツヅラト峠にむけて約1.5kmほど歩くと途中の定坂小公園前にも駐車場があった、しかしここに駐車すると帰りにJR梅ケ谷駅から歩くことになる。(9:10)

梅ケ谷駅から約1.5km付近にある駐車場(定坂小公園前)

 ツヅラト峠大紀町側の入り口(県道から左に入る)、ここから登山口までは歩行者用の林道を約1.4kmを進む。再び舗装路に出て進むが、道標があるので迷うことなく歩くことができる。(9:20)

熊野古道大紀町側入り口

 舗装路に戻り約500m進むと、高野橋の手前を左に入る。(9:43)

登山口は左折して約100m先にあった
登山口入口(案内板・熊鈴BOX・クマ出没注意)

 ここから本格的にツヅラト峠に入る、熊鈴は持ってきたがさらにここで熊鈴を借りてステッキに取り付ける。3日ほど前に峠付近で熊の出没情報があるので、念には念を入れておきたい。(9:48)

01/18の道標がある(約100mおき)

 いよいよ本格的な登山道に入るここからはしばらくは急な登りが続く、息が切れるので休み休み登っていく。

ところどころに丸太橋もある

 道標6/18で再び林道と合流する、林道を横切って最後の登りを上がると峠の頂上に到着する。

林道と合流する(道標6/18)

 ツヅラト峠(標高357m)の見晴らし台に到着した、しばらく休憩しながらスタンプも押印する。(10:15)

見晴台の休憩場所のスタンプ台で押印する

 ここからでも十分見晴らしは良いが少し登ると第2見晴台があるので行ってみることにした。

第2見晴台からの展望(熊野灘が見える)

 さてここからは急な坂を下っていくことになる、足元の悪い急な下りは大変なのでしっかりした靴と杖もあったほうが良い。高齢者には下りのほうが足に堪える、危険な場所もあるので気を付けてゆっくりと下っていく。(10:30)

志子(紀伊長島側)へ下り始める

 九十九折りを延々と下っていく、途中に昔積み上げられた石垣「野面乱層積」が残っている。(10:48)

「野面乱層積」が見えてくる

 「山の神」をすぎてしばらく進むと石畳の道が現れる、下りでは滑りそうなので気を付けながら歩く。

石畳道を下る

 足も疲れてきたところでようやく志子登り口に到着する、小さな谷川を渡ると林道にに出る。(11:08)

ツヅラト峠の案内板

 林道をしばらく歩くと杖と熊鈴BOXがあり借用した熊鈴を返却する、幸い熊と遭遇すことも無く峠を越えることができた。(11:20)

ここで借用した熊鈴を返却する

 しかしここからJR紀伊長島駅まではまだ約4km近くある、普通に歩いても1時間は掛ってしまう。電車の出発時間には余裕で間に合うもののゆったり食事をする時間はない、紀伊長島の街中をツヅラト峠の下りで疲れた足でゆっくり歩いてゆくことになる。

 そして紀勢自動車道をくぐると紀伊長島の街中に入ってく、ここから駅まであと約1.3kmを歩く。(12:03)

紀勢道路をくぐると紀伊長島の街中に入ってく

 12:22にJR紀伊長島駅に到着、少し時間はあるがゆっくり食事を楽しむ時間はなさそうである。それでも駅前にある万両寿司(テイクアウトのみ)で夕食用に渡利牡蠣の握りを購入する。そして13:01発の電車でJR梅ケ谷駅(13:14着)に戻る、その後は道の駅「木つつ木館」で昼食を食べ自宅に向けて帰る。

JR紀伊長島駅

■まとめ

 トータル完歩時間 3時間37分

 ※JR梅ケ谷駅スタート 8:45 ⇒ ツヅラト峠 10:15 ⇒ JR紀伊長島駅到着  12:22

 やはりツヅラト峠後は厳しかった、とくに下りが長く足に負担が掛かり疲れてしまった。また下山後の駅までの歩きも長かった、しかし無事に走破できたので良かったと思っている。そしてこれから尾鷲に向けていくつかの峠を越えて、次の難関は八鬼山峠越えになる。

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