釣り旅北海道も最終日になってしまったが河川も濁りがあり釣りにならない、入院していた妻とも合流してキャンプ場ではなく十勝のホテルに宿泊してゆったり帰る予定である。釣り旅ではいつもはヒグマの恐怖に怯えつつ藪に入って釣る、ヒグマに接近して釣っていることは事実である。また知床ではいつもヒグマを見ることになる、それでも一定の距離をおいていて危険な状態になったことはない。しかしこれだけクマの出没が増えてくるともっとヒグマについての知識も増やしておきたい、そして十勝のサホロにある「ヒグマの森を出来る限り自然のままで観察することができるベア・マウンテン」へ。北海道のヒグマの森の中で釣りをさせてもらっている限りいつ出会ってもおかしくはない、真近くで実際のヒグマを見て感じて恐れることは大切なことだと思い訪れてみることにした。
■ベア・マウンテン(北海道上川郡新得町 狩勝高原)
以前から知っていたもののなかなか訪れる機会が無かった、しかしヒグマを安全に近くで観察でき生態の説明を聞くことのできる施設はなかなか無いのでいつかは訪れたいと思っていた。料金はシニアなのでバスウォッチング付きで2,970円、さらにJAF会員割引(5%)で入場した。事前に余裕があればWebチケットで購入するのが安くておすすめである、またバスは30分おきに出発しているのであまり時間を気にすることはない。

■見学コース
バスウォッチング付きコースではバスに乗車して森の中のヒグマを見ながらベアポイントに向かう、二重になった柵の中に入り自然の森の中を進んで行くとバスの中からエサを食べるヒグマを見ることができる。そしてメイン施設のベアポイントへ、バスを降りて施設内にある窓からヒグマを見ることができる。また施設内にはいろいろヒグマに関する展示があるので興味深く見学する。そしてそのまま遊歩道から森の中で暮らすヒグマを観察する、ここではよく探さないと見にくいが所々にヒグマが見られる。遊歩道をそのまま歩いていくとバス乗り場に戻って見学は終了する。

<バスウォッチングの流れ>
④バスからウォッチング⇒③ベアポイント見学⇒②遊歩道を歩いてヒグマウォッチング①遊歩道入り口(出口)
※遊歩道コースは④バスウォッチングは無く①から遊歩道を歩いてベアポイントに向かうことができる

■実際に見れたヒグマ
ベアマウンテンに10頭ほどのヒグマが生息している、登別のクマ牧場から来ていてそれぞれに名前もついている。自然界に比べて食事に困ることも無いので大きく育っていると説明があった。
・バスから
ヒグマのいるルートで運行されているので近くからよく見ることができる、また運転手さんの説明も分かりやすく楽しめる。

・ベアポイントで
展示施設の窓から施設前の池に来るヒグマを見ることができる、目の前で活動するヒグマを見ることができるのは貴重な体験である。

・遊歩道で
遊歩道からはなかなか探さないと見つからない、それでもよく見るとあちらこちらにいるようだ。

■まとめ
ベアマウンテンデはより自然に近い環境でヒグマたちの生活を体感することができる、また北海道の大自然のなかヒグマの森の遊歩道を歩いたりヒグマの生態の展示や説明で理解も深めることがもできた。自然の森の中にいるヒグマはこちらからは見つけにくい、ヒグマ目は悪いが耳と鼻はずば抜けて良い。そんなことも理解してヒグマ対策を行う必要性も改めて考えることができた。なおベアマウンテンのヒグマも冬眠するらしく2025年は10月18日(日)でシーズンは終了する。

また釣り旅北海道では常にヒグマ対策して行動している、それでもいつ出会ってしまうか分からないし実際にニアミスは多い。そしてその時のためにいつもしっかり準備しているつもりだが、出会ってしまったら対応出来るかどうか分らないと改めて思ってしまった。
ヒグマの出没被害が増えている北海道で釣り旅するための対策を考え直す 20250816
