新日本海フェリーで北海道への船旅で気を付けること

 新日本海フェリーは北海道に向け「舞鶴・敦賀・新潟・秋田」から出港して日本海を航行して、「小樽・苫小牧」に入港する。敦賀発の便では航行時間は約21時間弱で深夜に出港して翌夜に到着する高速船である、出入港の時間が一般的な旅とはイレギュラーな時間帯なため気を付ける必要がある。また最近は定年退職して時間にも余裕があるので約40時間かかる太平洋フェリーも組み合わせて利用している。

新日本海フェリーの航行(北向き)

新日本海フェリー「すずらん」
敦賀港(出港) 23:55 ⇒ 翌20:30 苫小牧東港(到着)航行時間:20時間35分(予定)
ステートAツイン 夏旅GOGO割(15%割引)2名
車:ハイエース特装車(キャンピングカー)約5.4m
料金:76,250円

新日本海フェリー公式HP

北に向けて日本海を航行する

■気を付けたいポイント
①乗船が深夜になる
 少し乗船時間が遅れ日を跨いでの乗船になった、お酒が好きな人には厳しい時間帯である。それでも乗船後に飲めばよいので我慢することになる。また乗船当日はほぼ1日有効活用が出来るのでありがたい、ただ生活リズムも少し狂ってしまうので気を付けたい。

敦賀港フェリーターミナル駐車場で長時間の待機になる

②下船が夜8:30である
 北海道の夜は早い、とくに日高や十勝方面に向かう場合はセイコーマートしか開いていない。ガソリンスタンドも営業時間が短い、そのため乗船前に敦賀市内でガソリンを満タンにしておいた方が無難である。そして苫小牧東港から十勝方面の宿泊施設も少ない、近くの厚真にはホテルもあるものの満室が多く予約を取るのは難しい。幸い宿泊はキャンピングカーなので道の駅やPAなどで朝まで仮眠(車中泊)が出来るので問題ない。

函館に沈む夕日を眺める、もう少しで苫小牧東港に到着する

③携帯電話はほぼ使えない
 出港してしまうと日本海上はすぐに携帯は圏外になってしまう、津軽海峡付近は陸上が近いので通信圏内になる。しかし通過後は再び圏外になり苫小牧東港に近づくまで圏外になってしまう。船内にもフリーWi-Fiがあるものの携帯電波を使っているのでほぼ同様である。

 しかし、最近「フェリーWi-Fi」として最大220Mbpsの高速インターネット通信Starlinkを活用したWi-Fiサービスが提供された。対象は「らべんだあ」「あざれあ」「すずらん」「すいせん」でエントランスホール、レストランなどの一部パブリックスペースで利用できる。ただしauユーザーは無料なもののau以外は1,500円(24時間)の有料サービスになる。常に連絡を取り合う必要のある人には非常に有難いサービスである。※Starlinkを活用した「フェリーWi-Fi」

新たに始まったフェリーWi-Fi(Starlink)

■船旅を楽しむ

 約21時間の船旅ではさまざまな楽しみ方がある、露天風呂やサウナのある大浴場やスポーツジムまたカラオケや映画の上映など。もちろんレストランやグリルなどの料理を楽しむのも良い。船上ではたっぷり時間があるので好きなように楽しめればよいと思っている、個人的にはお風呂でサウナに入り生ビールを飲んでランチを食べてお昼寝するのがサイコーに気持ちが良い。

スポーツルームにあるランニングマシーンとコードレスバイク
新日本海フェリーでは個人的に定番の美味しいカツカレー

■まとめ

 釣り旅はキャンピングカーなので北海道に行くにはフェリーで行く必要がある、フェリーの船旅も釣り旅の楽しみの一つと思っている。そして帰りの便はゆったりと太平洋フェリー(約40時間)で船旅を楽しんで帰る予定にしている、下船時間もAM10:00頃なので移動のストレスも無い。往路は効率的に北海道に向かい、復路はのんびりと船旅を楽しむようにしている。

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