釣り旅北海道では常にヒグマとの接触機会があり、実際に遭遇してしまうと危険なことになる。常に羆鈴と羆スプレーの携行は携行しているが危険なことには変わりはない、この25年あまり毎年のように北海道釣行を繰り返しているが実際にヒグマとの遭遇と対策を考えてみたい。また標茶町では最近大型のヒグマが牛舎を荒らしている報道がされており、こんなヒグマとは遭遇したくないものだ💦
以前にもヒグマ対策をアップしているが今年もヒグマと遭遇しているので改めてアップして気を引き締めたい。
Yahoo!ニュース また”巨大ヒグマ”出没か 牧場の牛が襲われて死ぬ 2019年から60頭が被害の「OSO18」か
■過去の羆との遭遇
釣り旅では河川域に入って釣るので遭遇の確率は非常に高くなる、昼間は羆の活動も少なくなるので遭遇確率は減るがそれでも実際には遭遇してしまっている。
遭遇①
始めてヒグマと遭遇したのは釣りキャンプしていた時、当然食べ残しや食料は車の中に入れておいた。しかし早朝にトイレに起きると様子がおかしい、食料以外のゴミが散乱してる。外に置いておいた靴も散乱している、そして山の中に向かって大きな足跡が・・・出た!!
それ以来(2000年頃)北海道でのキャンプは安易にしていない、キャンピングカー購入前はすべてホテルか旅館に宿泊して釣行している。釣り場までの移動が発生するものの安全のため仕方がないと思っていた、またキャンピングカーにおいても安易に山中では車中泊しないようしている。
遭遇②
知床半島の先端方面に瀬渡しで釣行するカラフトマス釣り、2002年頃だったと思うが初めて知床半島に釣行した際である。突然爆竹が鳴り一斉に釣り人が移動する、一緒にいた友人のすぐ後ろをゆうゆうと歩いて行ったらしい。その頃は瀬渡しの船長さんも監視しておらず他船からの連絡でハンターが来て駆除された、当時は世界遺産にも登録されていなかったので仕方がないのだろう。その後もほぼ毎釣行ごとに出現している。
現在の瀬渡しは必ず船長さんが待機して監視しているので、すぐに帰船することが出来る。大抵はすぐにどこかに行ってしまうのでその後に釣りを再開するか場所を移動して釣ることになる。※船長さんの指示に従うこと

遭遇③
非常に羆の遭遇率が高い渚滑川(支流含む)では、川の状況を確認しようと車から降りた時に不気味な唸り声が・・・ブルドーザーかとも思ったが車に戻ると静かになって、再度行こうとしたらまたもや唸り声がしたので慌てて車に戻り場所を離れた。またこの河川ではすごい獣臭い場所を通ったこともある、ただし何だったかは分からない。
遭遇④
これは今年6月のことで、山越えする国道を走行中に目撃する。直線道路の先に黒い塊がありスピードを緩めた、するとこちらに気が付いたのか立ち上がりピョコンと耳を立てている。向ってくるのを見て慌てて山に逃げ込んでいった、遠目には可愛かったが・・・居るものである。ちなみに場所は遭遇③の場所に近いとこである。

■ヒグマ対策
1番は行かないことであるが、そうゆう訳にもいかないので対策をして釣行することになる。また基本的にヒグマは臆病で隠れていることが多いが、バッタリ出くわすこともあるので注意が必要だ。またバッタリ遭遇したら焦らないように冷静に行動することが必要、慌てて逃げると追いかけてくるので気を付けたい。背を向けずにゆっくり後ずさりして距離をとると言うものの、実際に遭遇した時にできるかどうかは分からない💦
対策①(釣行時間の調整)
ヒグマの活動量が多いのは夜間になる、そして夜間につながる夕方や早朝は出くわす確率が高くなる。一般的に釣りは早朝・夕方がマズメであり釣れる確率が高い、しかし安全(であろう?)な場所を除いて、夜明け前や暗くなってからの釣行は避けている。
対策②(人が来たことを知らせる)
これは皆もやっている熊鈴をぶら下げて音を鳴らす、体に鈴が接触していると音が鳴りにくいので気を付けている。またヤバそうな場所では手に持って鳴らしながら歩くことにしている。
対策③(羆撃退スプレーの携行)
ヒグマとの遭遇時の最後の砦「羆撃退スプレー」、できれば使いたくないと思っているが常に携帯している。鉈も持っているが戦うことは無謀である、なんとかスプレーまでで凌ぎたい。

対策④(情報収集)
北海道では各市町村でヒグマ出没情報を発信しているので釣行エリアの情報も収集しておくのも良いだろう、しかしどこの場所を見ても出没していることを知ることになる。やはりヒグマはどこにでもいるので怠ることなく、しっかり対策しておきたい。
市町村ヒグマ関連情報リンク集 北海道HP

■まとめ
次回の釣り旅北海道は9月になる、知床半島に行くのでまたヒグマと遭遇の確率高い。しかし釣り人がヒグマに襲われることは無いことはないがあまり聞いたことがない、事故はほとんどがヒグマのテリトリーを人間が荒らした場合だと思っている。なので出来る限り接触機会を減らした釣行を心掛けたい、特に1人旅の場合は普段から人の入らないようなポイントには入らないようにする。朝は明るくなってから、夕方は暗くなる前に撤収するなどを心掛けたい。
