今まで11月のサーモンフィッシングは手取川で行ってきたが、今年は手取川が中止になった。本州では先駆者的な存在であったので非常に残念である。そこで少し遠くなるが新潟県三条市にある信濃川水系五十嵐川に申し込んで、初めて参加することになった。ただし多分に漏れずサケの遡上は極めて少なく厳しい釣りになることは覚悟の上の釣行となった。
■五十嵐川サケ有効利用調査
釣獲期間:令和6年11月2日(土)~12月8日(日) 8:00~16:00
魚種: シロザケ(持ち帰りはオスザケ2尾まで)
募集人員:平日10人/日、土日祝日15人/日 遊漁料5,000円(1名)
Am7:00から管理小屋で受付が開始される、少し早めに集合し注意事項等を丁寧に説明を受けた。その後は指定された受付番号順に誓約書を提出、釣獲者用の黄色いビブスを受け取り釣り場に向かうことになる。当日は欠席や遅刻者などもあり6名程度の参加者であった。
■2日間の釣行ドライブ
自宅から五十嵐川までは約600km、荒川や三面川より近いものの遠いのに変わらない。往きはなんとかそのまま現地に向かいたい、妻に用事があり出発が午後からになったことから夜遅くに現地に到着しそのまま仮眠をすることになる。キャンピングカーなのでFFヒーターの暖房でぐっすり寝ることができる、またカセットトイレも付いているので夜遅くでも安心である。我が家のキャンピングカー「コルドバクルーズ」は2人の釣り旅には最適だと思っている、ベースがハイエース4WDなので長距離運転でも疲れが少ないし釣り場の悪路も難なく走破できる。
しかしさすがに帰りは辛いので富山県で日本海の幸を頂き、1日掛けてのんびり帰ることにする。出来れば日本海でライトショアジギングも楽しみたいがこの時期、寒波が来ると海釣りは厳しくなる。
■五十嵐川の釣獲調査結果
ちょうどタイミングが悪く冬の低気圧が到来、荒天の中での釣りなるかと思われたが初日は天候も回復して快適な釣りになった。管理棟の説明ではサケの遡上は厳しいとのこと、しかし居ないことはないので探して釣ればということになる。昨日の釣果は全体ゼロで調査開始から5尾を上回る日は無いようである、それでも釣れた場所付近で探すしかないだろうと思い向かうことにした。
初めての川なので初日はまずポイントを探すことに、釣れた場所は田島橋や昭栄大橋(最下流)とのことなので田島橋付近から入川、サケの付きそうな場所を探す。少し下流で釣っていた妻にサケが掛かった、少し小さめで65cm程度のオスであった。そして続いて72cmのメスを掛けた。
さすがに50kmを遡上してきているサケのため婚姻色も強くオスはリリース、メスは管理回収されることになる。釣れた場所は瀬の開きになっていて遡上中ではなく産卵するための場所であったと思っている。ここまで遡上してきて産卵場所に溜まるサケを探して釣る、たくさん遡上する場合は流心にもサケはいると思うが少ない遡上の中では産卵できる場所を探したほうが良さそうだ。
私はと言うと同じ場所でビックリの80cmオーバーの大ナマズ、頭が巨大で大きなサケが掛かったと思ったがタモ入れしてガッカリした。それでも引きは物凄く腕がパンパンに、十分に楽しませてもらったのでやさしくリリースして本日は終了した。
2日目も同場所で釣るものの新しいサケはいないのか、警戒されているのかなかなか釣れない。それでもサケいるようなので寒い中で粘っていると70cmのオスが掛かった、雨や風も強くなってきたのでいったん終了してポイント探しをすることにする。
■キャプテンスタッグオートキャンプ場で宿泊
五十嵐川の上流にあるキャプテンスタッグのオートキャンプ場、サケの釣り場から15km程度上流の名勝「八木ケ鼻」岩のそばにある。安価(2,000円)なので予約が取りにくいキャンプ場らしい、しかし今回は平日なので余裕であった。区画サイトで電源もありトイレも綺麗である、ただゴミ処理が出来ないので長期の旅の場合はゴミ処理に苦労しそうである。それでもキャンプ場のすぐ前の大きな温泉施設があるので夕食もレストランで済ませばゴミも少なくすることができる。
■まとめ
今回の釣行で今年の釣り旅は終了になる、今後の釣りは近くの海で楽しむことになる。次回の釣り旅は来春の渓流釣りから始まる、今年初めて釣行した東北の渓流釣りも継続するつもりである。サーモンフィッシングは短い期間限定の釣りなので仕方がないが、短期集中でも来年も楽しみたいと思っている。