新型コロナ感染が発生する前は釣り旅も妻や家族と行くことが多く、ビデオ撮影もお互いを撮ることで困ることはなかった。しかし1人旅でのビデオ撮影は三脚で固定して撮るよりほかなく、釣り道具のほかに三脚も持って歩くのは面倒であった。ヘッドカメラ型のビデオ撮影機器を付けて撮影するものの撮影範囲が目線に限られてしまっていた。しかし最新の自動り棒をみると三脚にもなってウェアブルカメラも取り付けができるようなものも販売されており、次回の釣り旅で使えそうなので購入することにした。
■三脚付き自撮り棒
いままで気が付かなかったが自撮り棒に三脚が付いているものが販売されていた、しかもスマホだけでなくウェアブルカメラやデジタルカメラの取り付けもできるようになっている。このタイプの自撮り棒は非常にコンパクトに畳めるので釣り用ジャケットのポケットに収まるのである。昔の自撮り棒は華奢な作りで釣り用には使えなかったが、これは作りもある程度しっかりしているので使えるだろう。
<購入した自撮り棒>
自撮り棒: MACOO
素材:アルミニウム合金
サイズ:210×30×30mm
折りたたみ:15.6cm
全長:73cm
重量:132g
バッテリー:CR1620
遠隔操作(シャッター)最大距離:10m(障害物がない場合)
対応できるスマホの幅:6.5cm-9.5cm
<パッケージ内容>
自撮り棒本体(スマホホルダー付き)
日本語取扱説明書
デジカメ取り付け用1/4ネジ付き
交換用バッテリー、USB充電コード(照明用)
■使ってみた
<携帯性>
132gなので軽いしウェアブルカメラを付けたままフィッシングジャケットのポケットにもすっぽり入ってしまう。これなら普通に持っていて必要の都度使うことが出来そうだ。ただスマホホルダーを取り付けスマホを付けたままだと長さが30cm程度になるためジャケットには入らず持ち歩きが不便になる。これはスマホを取り外してスマホホルダーを畳めば良い。またスマホホルダーの作りが少し弱そうでぶつけたり踏んづけてしまうと折れそうな気がするので気を付けたい。
<安定性>(三脚)
ウェアブルカメラを装着していても安定している、三脚だけで使うと不安定になるが芯を底まで伸ばして4脚として使うと良い。芯を中心に三脚で支える感じだと安定感が増す、それでもアームを最大限に伸ばすと使うと不安定になるので半分伸ばす程度にしておいた方が無難である。また、あまり風が強いときはアームは伸ばさない方が良いだろう。
<操作性>
釣り旅では自撮り棒として使うことは少ないと思っている、ヘッドセットカメラで両手は釣り竿を持つ。少し離れたところに三脚でウェアブルカメラを装着して全体を撮影する。しかしここで問題になるのがシャッターである、添付されているリモコンシャッターはスマホと接続して使う。ウェアブルカメラ(ソニーHDR)とはスマホアプリをWi-Fiでコントロールする仕組みである。これでは魚が掛かっている竿を持ちながらスマホを取り出しアプリを開いて・・・大物が掛かっている場合は不可能だ。なのである程度釣れている場合は撮りっぱなしにするしかないだろう。またスマホの場合、写真撮影はリモコンでシャッターが動作するが動画の場合は動作しなかった・・・残念。
■まとめ
実際に釣り旅で使う場合は両手がふさがってしまっているので自撮りは厳しい、結局は三脚を使いセルフタイマーで撮影した方が便利だろう。しかし歩いているときなどは自撮り棒のアームを伸ばしてスマホ撮影が可能だ、ヘッドセットカメラでは撮れない自分を含めた後方もスマホで撮ることが出来るようになる。1人旅では写真や動画が限定的になるので、後で編集しても面白くないのである。しかし、これで少しは変化のある映像が撮れると思うので釣り旅の楽しみが増えたように思っている。