【熊野古道伊勢路】2025年⑪JR二木島から逢神坂峠を越えて新鹿へ

 賀田から新鹿間の国道311号線は道が細い、いわゆる酷道になっている。マイカーで行く場合は無料の駐車場を使い、JRも使って峠を越えなければならない。今回も三木里海岸の無料駐車場に止めてJRで目的の二木島駅から逢神坂峠に向けて歩く、そしてその先の波田須を歩きJR波田須駅から戻るルートで峠を越える。今回は逢神坂峠を越えて新鹿海岸までのルートを歩くことにした。

■JR三木里から逢神峠に

 三木里海岸の駐車場に止めて、JR三木里駅発9:20(新宮行)に乗車してJR二木島駅まで10分で到着する。JRのワンマン列車にも乗り慣れてきた、運賃は200円である。

JR二木島駅(9:30)

二木島駅を裏手に回りしばらくは民家の間を通っていく、住民の方に合わないかとドキドキする。

民家の間を抜けていく

途中にはキリシタン燈籠と一里塚がある、そのまま登っていくと国道311号線に合流する。(9:43)

キリシタ燈籠

国道に沿ってしばらく歩くと幟が見えてくる(約250m)、そして階段を上がると登り口に到着する。

国道311号線に合流(9:43)
バス停の手前のコンクリート壁の間の階段を上がると登り口に到着する
登り口にある案内板
二木島・逢神坂峠への登り口

 まずは二木島峠に向けて登って行く、道標(01/30)からスタート(9:52)

道標(01/30)
巡礼供養碑
苔むした石畳を登っていく

 二木島峠標高約240m(道標08/30)まではしっかり登りが続く、それでも朝一番の登りなので元気である。どんどん登ると二木島峠が見えてくる。ここまで約1時間の行程であった、続いて逢神坂峠(標高約290m)に向かう。(10:30)

二木島峠の案内板と道標

■逢神坂峠(おうかみざか)へ(標高約290m)

 二木島峠から逢神峠までは約850mだがなだらか山道を歩いていく、ここからは標高差が少なく歩きやすい。逢神坂峠は伊勢の神と熊野の神が逢ったところの意味だそうだ、また山奥なので狼も出没した説もある峠である。

立派な猪垣も現れる(10:40)

 逢神坂峠までは歩きやすく途中に「庄五郎善吉の地蔵」や猪垣を通る。

庄五郎善吉の地蔵

■逢神坂峠から新鹿海岸へ

そして逢神坂(道標14/30)には10:55に到着した、ここでスタンプの押印やQRコードの読込をして小休止をする、ここかは下りが続くので無理をしないようゆっくり下っていくことにする。

逢神坂峠に到着

 高齢者にとっては登りより下りのほうが足に堪える、昨日に降った雨で滑りやすくなった石畳を注意深く下りていく。転倒して怪我でもしたら大変である、また無理をすると膝が痛みだすので気を付けなければならない。

滑りやすい石畳を下る

 下り始めて約1時間弱、ようやく新鹿側の登り口まで下りて来た。(11:40)

道標(30/30)を越えた
新鹿海岸に到着(11:45)

 新鹿海岸まで歩きそこから始めてバスを使うことにした、この先の波田須までは一般道路を進むので足を休めたい。バスの時間は12:36発(みなとバス停)まで50分程度待つことになる。しかし下りで疲れた足は高齢者には辛いのである、新鹿海岸でゆったり休んで熊野市バスで先に進むことにしたい。

新鹿海岸のモニュメント?

この後は波田須の道につづく

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