賀田から新鹿間の国道311号線は道が細い、いわゆる酷道になっている。マイカーで行く場合は無料の駐車場を使い、JRも使って峠を越えなければならない。今回も三木里海岸の無料駐車場に止めてJRで目的の二木島駅から逢神坂峠に向けて歩く、そしてその先の波田須を歩きJR波田須駅から戻るルートで峠を越える。今回は逢神坂峠を越えて新鹿海岸までのルートを歩くことにした。
■JR三木里から逢神峠に
三木里海岸の駐車場に止めて、JR三木里駅発9:20(新宮行)に乗車してJR二木島駅まで10分で到着する。JRのワンマン列車にも乗り慣れてきた、運賃は200円である。

二木島駅を裏手に回りしばらくは民家の間を通っていく、住民の方に合わないかとドキドキする。

途中にはキリシタン燈籠と一里塚がある、そのまま登っていくと国道311号線に合流する。(9:43)

国道に沿ってしばらく歩くと幟が見えてくる(約250m)、そして階段を上がると登り口に到着する。




まずは二木島峠に向けて登って行く、道標(01/30)からスタート(9:52)



二木島峠標高約240m(道標08/30)まではしっかり登りが続く、それでも朝一番の登りなので元気である。どんどん登ると二木島峠が見えてくる。ここまで約1時間の行程であった、続いて逢神坂峠(標高約290m)に向かう。(10:30)

■逢神坂峠(おうかみざか)へ(標高約290m)
二木島峠から逢神峠までは約850mだがなだらか山道を歩いていく、ここからは標高差が少なく歩きやすい。逢神坂峠は伊勢の神と熊野の神が逢ったところの意味だそうだ、また山奥なので狼も出没した説もある峠である。

逢神坂峠までは歩きやすく途中に「庄五郎善吉の地蔵」や猪垣を通る。

■逢神坂峠から新鹿海岸へ
そして逢神坂(道標14/30)には10:55に到着した、ここでスタンプの押印やQRコードの読込をして小休止をする、ここかは下りが続くので無理をしないようゆっくり下っていくことにする。

高齢者にとっては登りより下りのほうが足に堪える、昨日に降った雨で滑りやすくなった石畳を注意深く下りていく。転倒して怪我でもしたら大変である、また無理をすると膝が痛みだすので気を付けなければならない。

下り始めて約1時間弱、ようやく新鹿側の登り口まで下りて来た。(11:40)


新鹿海岸まで歩きそこから始めてバスを使うことにした、この先の波田須までは一般道路を進むので足を休めたい。バスの時間は12:36発(みなとバス停)まで50分程度待つことになる。しかし下りで疲れた足は高齢者には辛いのである、新鹿海岸でゆったり休んで熊野市バスで先に進むことにしたい。

この後は波田須の道につづく
