新型コロナ感染拡大で控えていた初詣、今年初の3連休に妻とウォーキングを兼ねて行くことにした。ルートはいくつかあるが最短ではなく、旧参宮街道(古市)を歩くことにした。途中の猿田彦神社に参拝しおかげ横丁に到着すると予想以上の参拝客がいて、内宮参拝には相当の渋滞が予想されるので回避して帰宅することにした。
■旧参宮街道(古市経由):伊勢街道のウォーキング
ボラが大量発生していた勢田川をたどりながら旧参宮街道に向かう、勢田川の錦水橋(きんすい)を越え簀子橋を渡る。そして「小田の橋」東側から伊勢街道に入る、ここからは車の通行も多いので注意が必要になる。
この街道は江戸時代には伊勢神宮参拝のメインの道として賑わった街道である、遊郭が並び日本三大遊郭として数えられていたが現在は面影はない。ところどころに跡地の碑がある、栄えたころの名残りである。急な坂を上りきるとしばらくは平たんな道が続く、小田の橋から猿田彦神社まで約2.5kmの道のりになる。
参宮街道の途中にある資料館、入場は無料で古市を中心に栄えた古市参宮街道ゆかりの資料を展示している。
■猿田彦神社を参拝
牛谷坂を下ると左手に猿田彦神社がある、ここも大勢の参拝客が来ている。最近は「みちひらきの大神」として芸能人も結婚式を挙げるので人気がが高い、昔々私たち夫婦が結婚したのもこの場所である。参拝は並んでいるもののさほど時間は掛からなさそうなので初詣することにした。
境内社に「佐瑠女神社」があり、俳優(わざおぎ)・神楽・技芸・鎮魂の祖神と仰がれる天宇受売命が奉祀されていて人気が高い。
■おはらいまち(おかげ横丁)
猿田彦神社で参拝してからおはらい町に入る、ここの人気は高いのですごい人になっている。伊勢神宮参拝の前に必ず立ち寄っている立ち飲みが出来る「白鷹三宅商店禮」が目的である、ここで神宮の唯一御料酒「白鷹」でお神酒を頂いてから参拝するのが我が家の初詣である。
しかし、新型コロナ感染拡大防止のため「立ち飲みは自粛」になっていた。残念であるが仕方がない、時期を改めよう。店舗前の酒樽には猫が店番をしていて可愛らしかった。
■伊勢神宮(内宮)
やっと神宮内宮前に到着するものの参拝客の多さに愕然、この参拝客では神宮参拝所前には長蛇の列になっている。時間も掛かるし新型コロナ感染のリスクもある、いつでも参拝は可能なのでお神酒(白鷹)とともに時期を改めることにする。
帰路は近道して御木本道路を外宮(神宮)に向けて戻れば近道になる、外宮も後日に参拝することにして伊勢市駅前の「伊勢百貨店五豊美」で立ち飲みを楽しんで帰宅しよう。ここには三重の地酒が立ち飲みで呑める、なかなか手に入らない「而今」も頂くことが出来るのだ。
■まとめ
今回の参拝での歩行距離は約12kmになった、久しぶりによく歩いた。最近は走ると膝も痛いし怪我をした左足も痛む、歩きであれば何とか距離も歩けるので釣り旅のトレーニングとしている。神宮の初詣も新型コロナの影響で閑散期に行っていた、やはり今年も閑散期に参拝したほうが良さそうである。