今年の年賀は寝正月、テレビで駅伝を見ながらのんびり過ごすことに、例年であればジョギングしながら駅伝を応援してたのだけど足のけがの状況が芳しくないので仕方がない。
朝からお屠蘇をいただき、大晦日に作ったお節を食べる・・・そして今日はお節の伊勢エビでみそ汁を美味しく食べる極上のお正月になった。
■伊勢地方の注連飾り
注連飾りは「笑門」や「千客萬来」が多いが伊勢地方は「蘇民将来子孫家門」(そみんしょうらいしそんけのもん)が多い。
お正月には玄関にしめ縄を飾り、年神様を迎えるという習わしがありますが通常は松の内を過ぎると外されます、
しかしこちら伊勢地方では、一年を通してしめ縄を飾っています。毎年年末になると古い注連飾りから新しいしめ飾りに付け替えます。
・1年間守っていただいた注連飾り
・これからの一年間飾られる注連飾り
■「蘇民将来子孫家門」(そみんしょうらいしそんけのもん)の由来
・蘇民将来の伝説に由来する疫病神を祓うという強い厄除けの意味を持ちます。
昔、伊勢地方を旅した須佐之男命(スサノウノミコト)が泊まるところがなく困りはてていたところ、伊勢松下に将来兄弟という二人が住んでいた、大変裕福であった弟の巨旦将来に宿を頼んだが断られてしまう。大変貧しい暮らしをしていた兄の蘇民将来は、この頼みを快く引き受け貧しいながら出来る限りのおもてなしで一夜を過ごした。須佐之男命は、これを大変喜び、一宿の恩返しとして、茅の輪を与え、「後の世に疫病あらば、蘇民将来の子孫と云いて、その茅の輪を腰に付けたる者は、難を逃れるであろう」と言い残した。以来、蘇民家は後の疫病が流行っても免れ代々栄えたという。厄除けの方法として「蘇民将来子孫家門と書いて玄関口に飾っていれば、家は厄災・禍を免れるであろう」と言ったことからこの言葉をお札に記して飾るようになった。
我が家もこの故事にあやかり、「蘇民将来子孫家門」の札を付けた注連縄を、無病息災を願う慣しとして1年中門口に飾っている。
今年の注連飾りは伊勢市二見町松下 にある道の駅「民話の駅 蘇民」で松下社の注連飾りを購入した。