キャンピングカー「コルドバクルーズ」FFヒーター温度の設定を検証する

トイファクトリー「コルドバクルーズ」キャンピングカーに設置されるFFヒーターは必須の装備になっている。このFFヒーターは吹き出し口では熱いが、全体を温めるとなると温度を高めに設定することになる。吹き出し口の位置にもよるが場所によって大きく体感温度が違ってくる、そこで温度を実測して適正な温度設定を検証することにした。

■FFヒータとは?

Forced Flue systems:強制吸排気

キャンピングカーの車中泊ではエンジンを使いながらヒーターを使って車内を暖めることはマナー違反になる、また長時間になると燃費も気になってしまう。そこでエンジンを掛けなくても少しの燃料を使って強制的に燃焼させて暖気を送り出す装置がFFヒーターである。一晩使っても1~2㍑程度しか消費しない、また排気も車外に出してしまうので安全である。もちろん積雪の場合は排気口には注意する必要がある。なおFFヒーターでも作動音やカチカチと燃料吸い上げるポンプの音がするので静かな深夜には気になるかも知れない。

■FFヒーター吹き出し口の設置場所

本体は後部のラゲッジスペースのキャビネットに設置してあり、ダクトでダイネット、トイレルーム、後部ベッドに吹き台口が設置されている。なお吸気は後部ラゲッジキャビネット清浄水タンク収納の下にある。

ダイネット吹き出し
後部ベッド吹き出し
トイレルーム吹き出し
■FFヒーターの実態

ダイネット付近は運転席などもあり、暖める空間が広くなってしまいダイネット付近全体を温めるためにはかなりの高温に設定しないと暖めることが出来ない。しかし後部ベッドではカーテンで仕切ってしまうと暖める空間面積は少くなくなり、低温の設定でも十分温まることが出来るようになる。先日に車中泊をしたときに、ダイネットでは快適な室温であったが後部ベッドでは熱すぎて夜中に温度設定を変更することになった。しかも朝方になると急激に冷え込んで寒くなってしまったりして大変であった。また、釣り旅北海道では9月でもFFヒーターは必須になる。

■温度を実測する

FFヒーターの温度設定は全体の温度しか設定できないことから、どうしても温度差が出来てしまう。また、アウトドアでは昼間はもちろん夜間でも温度変化が大きいため、断熱の優れたキャンピングカーでも温度調整が必要になる。

測定場所(FFヒーターOFF実測16:00)湿度40%

ダイネットルーム リアベッド トイレルーム
12.1℃ 12.2℃ 12.1℃

測定場所(FFヒーターON実測18:00)約2時間後 湿度36%

ダイネット リアベッド トイレルーム
19.4℃ 23.1℃ 23.3℃

ダイネットとリアベッドの温度差は約4℃弱、実際の就寝時の後部ベッドでは大人2人が寝ると体温も加わり大きく体感温度が変わるのだと思う。この結果からダイネットから後部ベッド移動して就寝する場合にはFFヒーターの設定温度を4℃ほど下げると良いだろう。また思っていたとおり湿度が下がると乾燥してくるので加湿についても対策が必要であることも実測で確認できた。

計測開始
■FFヒーター実態のまとめ

今回の測定でそれぞれの場所での温度差が判明したので、今後の車中泊の温度設定の目安になった。あとはその都度、実体験しながら調整していくことになるだろう。またキャンピングカーのレイアウトや吹き出し口の場所によっては温度差は大きく異なるので参考にならないかもしれない。しかし快適に車中泊するための必須な装備なので上手に使いたいと思っている。

なお、これまでのキャンピングカー生活は下記ブログでアップしています💦

キャンピングカー「コルドバクルーズ」(Wonderful World_since2017)

キャンピングカー「コルドバクルーズ」