キャンピングカーでの災害対応に備えて設備を確認したが、実際に自宅が停電や断水した場合にどのような対応するべきか具体的に検討しておくことにした、まさに今週末、非常に強い台風19号が接近しているので準備も含め停電について考えた。
台風による停電が起きるケース
台風による電線や電柱の倒壊に伴う停電が多く市街地の場合は長い場合でも1週間程度で回復すると思われる。なので効率的な電気使用をすれば太陽光発電で可能かでなければ他の電源も含め検討してみる。
目次
(1)太陽光発電の弱点①比較的天気の良い、昼間でないと発電できない
(2)太陽光発電の弱点➁そのままでは家電製品を使えない)
(3)前回にも書いたが「連系運転」から「自立運転」への変更方法(東芝製)
(4)我が家の昼間(天候良)の太陽光発電時の家電製品の優先順位
1、太陽光パネルによる発電(5,040kw)
(1)太陽光発電の弱点①比較的天気の良い、昼間でないと発電できない
一般的な太陽光発電システムでは高額になる蓄電装置を設置することは少ない、我が家の場合も当然ながら蓄電システムは導入していない。そうなると天気の良い昼間でしか発電はしないので夜間は電気が使えなくなる。
(2)太陽光発電の弱点➁そのままでは家電製品を使えない
太陽光発電システムは通常は売電システムで稼働しているので、そのままでは家電製品に対応できない。一旦、売電システムから切り離し、自立システムにしてパワーコンディショナの停電専用コンセントから電気を取ることになる、なので家庭内にある各コンセントでは利用できない。実際はパワーコンディショナの停電専用コンセントからコードリールで延長して各家電製品を使うことになる。また、消費電力も1500Wまでで使う家電も優先順位が必要だ。
(3)前回にも書いたが「連系運転」から「自立運転」への変更方法(東芝製)
※メーカ・機種によって違うので、取り扱説明書を確認しながら使うこと
「自立運転」への切り替え
①太陽光発電用のブレーカーを「OFF」にする
➁運転スイッチの連系運転「ON」から「OFF」、自立運転を「ON」へ
③自立が表示されたら、停電用コンセントにプラグを差し込み使用可能
「連系運転」への復帰
①停電用コンセントからプラグを抜く
➁太陽光発電用のブレーカーを「ON」にする
③運転スイッチの自立運転「ON」から「OFF」、連係運転を「ON」へ
④連系が表示されていることを確認する
(4)我が家の昼間(天候良)の太陽光発電時の家電製品の優先順位
①冷蔵庫
・電源が切れたら絶対にドアは開けないこと、必要なものは電源が切れる前に出しておくことが大切である、多少の不便は仕方がない。
➁インターネット接続用光ルータ(光テレビ兼用)
・我が家は光テレビでテレビを受信しているし、光インターネットルーターが使えると携帯基地局で使えなくなっても光インターネットが使えることもありそうである。
③携帯用充電器、モバイルバッテリー等
・常に携帯が使えるように準備しておきたい、特に大容量モバイルバッテリーに充電されておれば夜間や深夜帯でも携帯の充電ができるので安心である。
④テレビ
・災害時の情報収集には欠かせないと思う、ずっとつけておく必要はないが必要な都度にテレビが見えるとありがたいし安心できる。
⑤キャンピングカーの外部充電への接続(夜間用電気の蓄電)
・キャンピングカーのサブバッテリーに蓄電されていると夜間でも車内で通常に生活できる。冷蔵庫も使えるしテレビも見ることが出来る。
⑥その他の家電
・電子レンジやドライヤーなどの消費電力の高いものは出来るだけ使わないようにするが、他の家電製品を外して短時間の利用には使える。
2、天候不良で太陽光発電が出来ない場合は発電機を利用する
発電機は工進インバーター発電機GV-16i で発電する、満タンで4~8時間程度は利用できる。できる限り節電すれば長く利用できるので最低限の接続を心掛けたい。夜間も使うことが出来るが騒音が気になるので深夜帯に使うのは止めたほうが無難である。またガソリン缶(10ℓ)も満タンにしておきたい。なお、使用の優先順位はほぼ太陽光発電と変わらない。
【車外の排気口付近(1mくら離れて)】騒音アプリで測定
3、キャンピングカーのサブバッテリーで夜間対応
キャンピングカーのサブバッテリーは2台が並列に接続されている、使いすぎるとすぐに減ってしまうし充電しないと節電していても3日でアウトになる。うまく発電機と併用して使うことになると思う、また自宅に引き戻して使うことも出来なくはないが設置しているインバーターは400Wしかないのであまり有効ではない。
・キャンプに行った時と同じで、節電しながらLED照明と車内の冷蔵庫利用及びテレビ程度で電力抑えて、ときどき充電できれば1週間程度の夜間滞在は可能だと思う。
・就寝定員は4名までだが、非常時なので後部に布団を入れればさらに2名、最大6名の就寝場所は確保出る。(後部ベット2名・後部ベット下収納庫2名・バンクベット2名)
4、まとめ
キャンピングカーのサブバッテリーがあり夜間の照明なども確保できるので災害時には助かりそうである、しかし夏の暑い時期の夜間はエアコンを使えるまでの電力の確保はなかなかできないので大変なことになるかも知れない。天気が良ければ昼間は太陽光でまかなえるが・・・暑さ対策と水の確保も今以上に考えておくべきであろう。夏場はガソリンの備蓄も増やしておくことも考える必要がありそうである。いずれにしてもキャンピングカーがあることで災害時には有効活用ができそうである、でもほんとうは使わないで済むことが一番だ!!