キャンピングカー「コルドバクルーズ」も購入してから約3年が経ちサブバッテリーの性能も落ちてきた。4年目になってバッテリー交換するか否か、検討していたがポータブル電源を使ってみることにした。そうすれば多少劣化したサブバッテリーでも交換する必要はないのではないか?そんな期待も込めて購入した初めてのポータブル電源ASAGAO「AS12-JP]が届いたのでキャンピングカー使いの検証をかねて使ってみた。
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■ASAGAO「AS12-JP」購入のポイント
今回購入したポータブル電源はキャンピングカーのサブバッテリーを補完するために購入したものである。したがってある程度の出力が必要になる、出来れば電子レンジも稼働できればと思っていた。また充電の早さも購入のポイントである。
AS12-JPの主な仕様
サイズ | L×W×H:387×228×316mm |
重量 | 13.5Kg |
バッテリー容量 | 960Wh |
セルタイプ | リン酸鉄リチウム |
出力 | 定格1200W(サージ2400W) |
出力ポート | AC×4、DC×2,ACC×1、USB×2、Type-C×4 |
充電時間 | 約1.5時間(700W) |
購入価格 | 79,900円(税込)Amazon |
■まずは届いたポータブル電源を充電する
届いた「AS12-JP」のバッテリー残量は35%、コンセントに差し込んで充電開始。ディスプレイの残時間は60分になっている・・・そしてほぼ700Wで充電し約60分で100%になった。
■キャンピングカー「コルドバクルーズ」で使えるか?
さてポータブル電源を使うにあたって最大の懸案の電子レンジ、キャンピングカー「コルドバクルーズ」は電子レンジをオプションで設置している。電子レンジをコンセントに接続するプラグは無い、見ても分からないがインバーターに接続されていると思っている。そうなるとポータブル電源には直接接続できないので、外部電源として接続するしかない。定格1200Wのポータブル電源(最大2400W)で稼働できるかが心配である、そこでまず外部電源のコンセントに接続して使えるかどうか試してみた。その際、キャンピングカーのサブバッテリーは満充電になっているところで行った。
キャンピングカーには一般的に外部電源の接続口が付いている、そこに接続して使えなければアウトである。恐るおそる接続してみたが接続のリレー音が無く使えない・・・え~だめかと思って、電化製品をポータブル電源に直接接続して使ってみたが同じであった。不良品かと思ったが、よく見るとコンセントのうえにACボタンが付いていた。メインの電源ボタンとは別にACコンセント用にACポートボタンがあったのだ、そのボタンをONにするとキャンピングカーの電源リレーの動作音が聞こえたのでとりあえず接続は完了した。
■電化製品の確認
ポータブル電源を外部電源に接続し、キャンピングカーの車内コンセントで使ってみた。
<電子レンジ:ツインバード>
いつも使っているパックご飯を入れて、500Wで2分に設定してレンジをスタート。いつも通り電子レンジは動作した、順調に動作して温めは無事完了した。
モニターを見ると電子レンジを使うと60~1180Wを定期的に変動している、定格出力の1200W以下なので問題なく使用できている。
電子レンジ500W約2分:100%⇒96%に減少
<電子ケトル:安物600W>
電子ケルトも使ってみた、水を約300mlを入れて電源をオンにする。安定して約700Wで運転しているので、全く問題なく利用できる。
電気ケトル:96%⇒90%に減少
一般的に使う一食分を問題なく使うことが出来た、今のところ買ってよかったと思っている。しかしキャンピングカーのサブバッテリーが消耗しているときに外部電源に接続するとポータブル電源からサブバッテリーへの充電も行うことになる。それでも電子レンジが動作するかどうかはこれから確認していきたい。なお電子レンジ以外の家電は直接ポータブル電源に接続できるので問題ないと思っている。
■ポータブル電源の充電をどうするか
電源のあるオートキャンプ場であれば充電できる、しかし釣り旅ではそういう場所に泊り続けることはできない。また電源のある場所で泊まり続けるのであればポータブル電源も必要はない。
簡単な方法は車のシガーソケットから充電する方法、そして太陽光パネルからの充電がある。シガーソケットの出力電力は小さいので時間が掛かってしまう。また太陽光パネルは直接キャンピングカーの電気システムに接続されているので使えない。別に安価な太陽光パネルを購入して、釣りをしている間に充電する方法も考えたい。しかしキャンピングカー「コルドバクルーズ」のサブバッテリーが満充電の場合は、サブバッテリーから直接増設シガープラグの配線がしてあるので車載の太陽光パネルの余剰電力をポータブル電源に充電が可能だと思われるので使ってみたい。
また走行時にはシガーソケットから充電することができるが、出力は約120W程度なので充電時間が長くなる。残電力が50%でも100%まで4~5時間は掛かってしまうことになる、そこまでは減らさないと思うが実際に使って検証したい。
■まとめ
釣り場では温かい飲み物も欲しくなるし、お腹が空けば河原でも食事したくなる。そして電源の無い山の中や道の駅でも車中泊を行うこともある、自宅のように常に電源が使える場所ではないので工夫が必要になる。そんな時でもポータブル電源でサブバッテリーを補完できれば、キャンピングカーライフもより快適になるだろうと思っている。