熊野古道伊勢路の峠越えも最終盤になってきた、そして熊野鬼ヶ城にある松本峠に登る。またあわせて鬼ヶ城のウォーキングコースで満開の寒緋桜(かんひざくら)をみて戻ってくることにした。起終点は松本峠入り口付近にある駐車場に止めた、長時間の駐車でなければ良いのでここを発着とした。その後は時間もあるので「花の窟神社」に立寄り参拝することにした。

■松本峠を越える
自宅から約100kmある松本峠入り口付近にある駐車場に車を止め、約130m先にある松本峠の登り口に向かう。人気のコースだが登り口から急坂が待っている。(9:50)


道標は01/07なので短い距離で峠に到着できると思っている、そしてそのまま越えることなく鬼ヶ城跡迄足を延ばすつもりである。


ツアー参加で参加の人たちがいるのかガイドさんお声が聞こえてくる、説明に時間が掛かるので途中で追い抜きさせていただく。やはり平日でも人気の松本峠である、それでも列ができるわけでもなく多くの人に会うこともない。登り口から約20分程度で峠が見えてくる、ここには大きなお地蔵様がある、建立した日に妖怪に間違えられて鉄砲に打たれたお地蔵様である。(10:10)

そしてここで小休止して鬼ヶ城に向かうことにする、説明版にもある通り鬼ヶ城跡からさくら道を下って戻るつもりである。


七里御浜が展望できる東屋まではすぐに到着する。(10:20)


ここからしばらくは登りもあり少し大変である、しかし時折大泊側の海岸線が綺麗に見えるので癒される。


■鬼ヶ城跡
鬼ヶ城跡から先に進んで「鬼の見晴台」に向かう、ここからは熊野灘が一望できる展望台があるものの朽ちていて立ち入り禁止になっていた。それでもその展望は素晴らしく、天気が良ければ最高である。(10:40)

■さくら道と寒緋桜
帰りは遊歩道の「さくらの道」を下っていく、かなりの急斜面を降りるので気を付けたい。このあたりの桜はソメイヨシノなのか開花はまだまだ先になりそうである。


かなり下ってくると早咲きの寒緋桜(かんひざくら)が見えてくる、どうやら満開のようである。たくさんのメジロが飛び回っていて可愛らしい、桜を過ぎればすぐに鬼ヶ城センターの駐車場に下りてくる。(11:00)

本来ならここから世界遺産の鬼ヶ城にも行きたいが次の熊野古道の続きを歩きたい、ここは松本峠の駐車場に戻ることにする。

そして松本峠の駐車場には11:20に到着した、松本峠と鬼ヶ城遊歩道と歩いて約1時間30分の歩きであった。
■花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)を参拝
この後には横垣・風伝峠を歩く予定である、しかし夜の買い出しもしたいので道の駅「花の窟」へ立ち寄る。そして花の窟神社にも参拝しておきたい、日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれており古来からの聖地として信仰はあつい。パワースポットでご利益も多いといわれているが、ここでは感謝の気持ちで参拝することにした。


■まとめ
美しい石畳が続く松本峠は短い、せっかくなので鬼ヶ城跡から寒緋桜を見ながら戻ることにした。ここから先の浜街道では熊野速玉大社までは峠は無いものの、本宮道に入り横垣・風伝・通り峠を越えて熊野古道の峠越えを完歩したい。
今回の行程(タイム)
松本峠駐車場(9:45)⇒松本峠登り口(9;50)⇒松本峠(10:10)⇒鬼ヶ城跡(10:40)⇒鬼ヶ城センター駐車場(11:00)⇒松本峠駐車場(11:20) 合計1時間35分
