熊野古道伊勢路の一石峠を歩き「渡利牡蠣のパスタ」を食べる

   昨年歩いた熊野古道伊勢路で食べた「渡利牡蠣のパスタ」、もう一度食べたくて紀北町に向かった。昨年に時間の都合で越えることが出来なかった一石峠、距離も短く見どころも少ないがせっかくなので歩いておくことにした。そして紀北町の白石湖でしかとれない「渡利牡蠣」、生産量が限られるのであまり食べることのできない渡利牡蠣をパスタで食べることができるお店(かっぱ倶楽部)へ向かうことにした。

■熊野古道「一石峠(いっこくとうげ)・平方峠」

 前後のツヅラト峠と三浦峠は走破済みなので登り口まで車で行くことに、北側でも南側にも数台は止めるスペースはありそうである。そして今回は南側(平方峠)の登り口に駐車して、一般道を進んで北側の登り口に向かうことにした。

一石峠(南側)登り口が平方峠になる、ここから一般道を通り北側の登り口に回り込んで戻ってくる。

 距離にして約1kmを歩くことになるものの途中には、登録有形文化財になっている煉瓦造トンネル「江の浦トンネル(旧長島隧道)」もあり楽しく歩くことができる。

途中の江の浦トンネル(旧長島隧道)は煉瓦造トンネルだが、中は鉄板で補強されている。
一石峠の北側登り口、手前に数台止めれそうな場所が有りましたがそこまでの道が狭いので注意。

 北側の登り口は手前に丸い頭のかわいいお地蔵様(無縁地蔵)と熊野古道の幟があるので分かりやすい、そのまま山道を進むと一石峠の案内板がある、ここは十字路になっていてどちらに行けばよいのか少し分り難いが真っ直ぐ進む。

案内板があるのでその左側の細い山道を進んで行く、石畳みなどは無く普通の山道である。

 案内板の左側の山道を進んで行くと2箇所に道案内の立て札があり安心である、また峠までの距離は短くすぐに切り通しの先に一石峠の案内板が見えてくる。

切り通しを抜けると一石峠である、視界は広がり遠いものの熊野灘が見える。
遠くに見える熊野灘、港は海野漁港か?

 峠では遠くに熊野灘が見ることができる、そしてそのまま道を進めばすぐに南側の登り口に到着する、入り口には鉄柵があるが脇を通り抜けることができる。所要時間:ゆっくり約40分(約2km)

南側登り口の鉄柵に到着、右脇を通り抜けることができる。
舗装路に出ると道路上にも熊野古道の案内があった。

■かっぱ倶楽部(LAKESIDE RESTAURANT KAPPA CLUB)

 少し歩き足りないもののお昼の時間も近づいてきたので、目的の渡利牡蠣を食べることができる「かっぱ倶楽部」に向かう。登り口から紀伊長島町向けて約10分程度戻って、道の駅「紀伊長島マンボウ」近接の片上池の反対側にある。ここは地元の人にも愛されているようで、たくさんの方が歓談する場所にもなっているようである。

かっぱ倶楽部の入り口、食事は11:30から、それまではモーニングタイムになっている。

 ここでは季節限定で渡利牡蠣が食べられるので嬉しい、昨年にツヅラト峠を越えて紀伊長島駅まで歩いている途中に立ち寄った場所でどうしてももう一度「渡利牡蠣のパスタ」を食べたくて再訪することにした。そしてトマトソースにプリッとした渡利牡蠣がよく合う美味しいパスタを食べる、また今度は牡蠣フライも食べてみたいと思っている。

幻の牡蠣を使ったパスタ、牡蠣もたっぷり使っていて美味しい。
渡利牡蠣は汽水域の白石湖でのみ獲れる、生産量が少ないので”幻の牡蠣”とも言われている。

 食後には目の前の片上池には冬の使者の渡り鳥のヒドリガモなどが飛来していて楽しませてくれる、ヒドリガモはシベリア付近で繁殖し越冬する渡り鳥で紀北町東長島の片上池には毎年やって来るようだ。池に近づくとピイピイと鳴きながら一斉にエサを求めて近づいてくる、見ていると気水域の池には大きなクロダイも見えるが釣りは禁止である。

遊歩道のベンチ前に来ると渡り鳥がたくさん寄ってくる

■おわりに

 夫婦で一緒に歩き途中の景色を楽しみ、最後に美味しいものを食べる。熊野古道伊勢路はそんな“無理をしない夫婦ウォーキング”にちょうどいい場所になった。歴史と自然を感じながら体を動かし地元の味で締めくくる、帰りには美味しい海産物を安く購入する、定年後の暮らしにはこんな1日があるだけで日常が少し豊かになる、少し遠いので頻繁にはいけないが冬場の楽しみとしてこれからも歩きたいと思っている。

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