3月に電動キックボードを購入した、法改正が予定されているのは分かっていたが早く手に入れたかった。現行の電動キックボードで公道を走るためには原動機付自転車と同様で免許はもちろん、ナンバー登録や自賠責保険が必要である。購入した電動キックボードに乗ってみた感想と今後の電動キックボードの安全性について考えてみたい。
■現行の電動キックボードで公道を走るために必要なこと
現行では原動機付自転車と同じ扱いになっているので下記の①〜④が必要、また保安部品の装着も必要である。しかしナンバープレート取得も自賠責保険の加入もお金は掛かるが簡単であった。
①第一種原動機付自転車を運転することができる免許の携帯
➁車体登録・ナンバープレートの取得
③自賠責保険への加入と携帯
④ヘルメットの着用が必要
<必要な保安部品>
・バックミラー(後写鏡)
・前照灯
・制御装置(ブレーキ)
・方向指示器(前・後)
・速度計
・尾灯、制御等
・側部反射器
・番号灯(ナンバーライト)
釣り旅に使う電動キックボートで公道を走るためのナンバー登録と自賠責加入は簡単にできる 2022/3/4アップ
■道路法改正(案)の可決によって変わると思われること
4月19日に電動キックボード等の車両区分を新しく定める道路交通法の改正案が衆議院で可決された。これにより2年以内の施行を予定される、考えてみると施行されるまでまだまだ先になる。いろいろと問題視されてもいるので今後さらに部分的に変更になるかもしれない。基本的に改正後は、一定要件を満たす電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」という新たな車両区分に位置付けられて16歳以上であれば免許不要で、ヘルメットも任意となる。
<改正案施行後の電動キックボードの扱いは主に以下の通りになる>
★最高速度が20km/h以下等、一定要件を満たす電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」という新しい車両区分になる。
★16歳以上であれば、免許不要で乗車が可能となる
★ヘルメットの着用は任意(努力義務)となる
★車道に加え、普通自転車専用通行帯、自転車道の走行が可能となる
★6km以下に制御されれば歩道の走行も可能になる
■電動キックボード改正案で思うこと
実際に電動キックボードに乗ってみて考える安全性について、若い世代とは少し考え方が違うのはご了承していただきたい。60才を超えると飛んだり跳ねたりすることはもちろん機敏な動きも無理になっている。
★最高速度が20km/h以下 ⇒ 実際に電動キックボードで20km/h以上で走ると気持ちは良いがコケたら怪我します、ヘルメットは必須です。タイヤも小さいのでちょっとした障害物で転倒するでしょう、20km/h以下でもヘルメットは必要だと思っている。
★16歳以上であれば、免許不要で乗車が可能となる ⇒ 交通ルールさえ理解していれば年齢は関係ないようにも思いますが・・・?
★ヘルメットの着用は任意(努力義務)となる ⇒ 低速で走っても不安定になりやすいので転倒もある、やっぱりヘルメットは必須だと思う。車道を走っていて転倒したときのことを考えると恐ろしい。
★車道に加え、普通自転車専用通行帯、自転車道の走行が可能となる ⇒ 現行ルールでもトラックも走る車道を走るほうが恐怖を感じる、車道をヘルメット無しで走行するのはかなり危険である。
★6km以下に制御されれば歩道の走行も可能になる ⇒ 自身の安全を考えると歩道を走りたいが、6km/h以下のスピードでは不安定だし遅すぎで電動キックボードが楽しくないのでは・・・確かにこのスピードなら大きな事故は起きにくい。
■まとめ
ルールを無視して走り周るのは論外であるが、一般的に電動キックボードを購入して走るのであれば今のままでも良いのでないかと思う。ヘルメットや免許はあったほうが良いし自賠責保険も入る必要がある、歩行者がいない場合でも6km/h以下でしか歩道を走ることが出来ないルールであれば自転車のほうが良い。私の場合はキャンピングカーに折りたたんで積み込み釣り場のポイントを電動キックボードで移動することが目的なのでどちらでも良いように思う。ただし法改正が施行されても、もしもの事故のために保険には加入しておいた方が安心である。