定年退職後の生活をどうするか、本ブログのテーマである黄金期の暮らし方である。情報番組やコラムなどで定年退職後の暮らしについて多く語られている。とくに厚生労働省の「財政検証」により今後の年金についてのニュースが多く流れている、内容について書くつもりはないがまあこんなものかというものであった。ただこれからは少なくとも65歳まで働かなければならない時代が来るということだと思う。
■人生の黄金期について
人生の黄金期は健康年齢75歳程度までの期間になる、今後はさらに伸びるかもしれない。今の60歳は若いと思う、私が就職したころの定年退職は55~58歳で60歳まで働くのは珍しかったくらいであった。その後は60歳定年が定着しているものの、年金支給開始が65歳になり定年退職年齢は65歳になる。
今後は人生の黄金期も60歳からではなく、65歳から80歳の15年間になっていくのかと思っている。しかし男性の場合の平均年齢は81歳程度なので、しばらくは黄金期が短くなってしまうのだろう。
■短くなる黄金期と働き方
60歳以降の公的年金がなく個人年金だけの場合、65歳までの間は働き続けることが必要になってくる。働いていることが「生きがい」となる場合は良い、しかし自由時間を自分の時間として楽しみたい人には辛い期間になる。会社では大抵の場合は役職定年があり、それ以降は働き方も変わってしまう場合が多い。自分の黄金期に向けて頑張ってきたご褒美が先延ばしになってしまうことになる。
確かに年金を支えるためには働けるうちは働いたほうが良いし、働き手不足の解消にもなる。もっともだと思うがちゃんと計画して頑張った後は自由時間を楽しむのも悪くない。
■健康の不安について
日本は国民皆保険制度であり国民健康保険か会社の健康組合などに加入する必要がある、年金生活者にとっても保険料の支払は必須であり生活を圧迫されている。しかしいったん病気をしてしまうと健康保険のありがたみが良く分かる、人間60歳を超えてくるとなんらかの病気も発生するものである。
実際に我が家でも大きな手術も続いたが3割負担で済むことになった、個人の医療保険にも加入していて実質的な負担は発生しなかった。それでも先進医療などや介護も必要になるリスクも高まってくるので気を付けたい。
■黄金期を楽しもう
いろいろ心配していても仕方がない、人生は人それぞれであり生き方は自分次第である。「仕事をする」「ゆっくり休む」「時間を楽しむ」なんでも良いと思っている、与えられた時間と環境により生き方は変わると思っている、我が家の場合はいままで仕事とボランティアに時間を費やしてきたのでこれからは自由な時間(黄金期)を楽しみたい。