公的年金だけでは定年退職後の黄金期は厳しい生活になるので対策する

 「厚生労働省の財政検証」によると年金が会社員の夫と専業主婦世帯モデルでは月額22万6,000円となっている。この金額では貯蓄がないと生活は厳しく、黄金期を楽しむことも難しいかもしれない。しかし実態ではこのモデルでも年金は3階建てで企業年金などの上積みも多少はあるであろう。情報番組などで厳しい年金生活者のレポートもあるが、ちゃんと対策していれば何とかなるのではと思っている。

■「モデル年金」から少し離れてみると

 世帯の年金は標準だけでなく多様である、単純に共働きではどうだろう。夫婦二人が厚生年金を受給すれば、厚生年金+企業年金等は2人分受給する。男女別の平均値で合算しても厚生年金だけで約30万年になる、贅沢は出来無いかもしれないが何とかなりそうだ。

 定年後の生活を考えると妻も仕事して社会保険に加入し、夫婦2人で厚生年金を受給できるようにしたほうが老後の生活は楽なると思っている。ただ、自宅のローンが残っていたり借家だとなかなか楽にはならない、さらに病気や介護などのリスクもあるのである程度の蓄えは必要だと思っている。夫婦のどちらかがいなくなった場合の年金も1人分になるので、備えておかなければならない。

恐山 宇曽利湖(極楽浜)を歩く

■60~65歳の退職は厳しくなる

  老齢基礎年金支給の開始が65歳になるにしたがって、段階的に支給されてきた特別支給の厚生年金も無くなり厚生年金の支給も65歳からになる。特別支給の厚生年金をあてにして早期退職することも叶わなくなってしまうわけである。

 しかし最近の60歳は若い、まだまだ退職して引退するのも早い。仕事を続けて年金も増やし65歳からでも黄金期を楽しんでも遅くない、老後も年々長くなる一方なのでしっかり老後対策したほうが良い。

夕暮れのなか帰宅する

■黄金期の暮らし方

 黄金期を楽しむためには生活基盤も安定させる必要がある、しかし楽しみ方にもはいろいろあると思っている。働きながら楽しむこともできるし、文化・芸術や家庭菜園でも時間があるから何でもできる。我が家ではお金を増やすことより自由な時間のほうを選んだ、そして元気なうちに冒険と釣り旅を楽しみたいと思っている。そのためには節約もするし、しっかりと黄金期後の老後対策も行う必要があると思っている。

荒川サーモンフィッシング(新潟県)

出典:将来の公的年金の財政見通し(財政検証)

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