2022年の荒川サーモンフィッシングは厳しい状況でも楽しめた

 昨年は荒天で調査中止になってしまった荒川サーモンフィッシング、今年も深夜からの雨で増水気味になっている。荒川ではコロナ禍でも中止になることはなかったが大雨増水の日は中止になってしまうことがある。早朝、雨の中受付に向かうとかなりの車両が止まっている、また監視員が注意事項の説明して回っている。そして本日は増水のため渡渉して中州で釣ることが禁止されるとのこと、安全のため仕方がないが多くのポイントに行けなくなるので厳しい状況になる。

荒川サーモンフィッシング(鮭有効利用調査)概要

 インターネット受付で先着順になり休日の希望日はネットが輻輳してなかなか取りにくい。今回は2次募集をメールで申し込み当選、三面川とあわせての釣行になった。荒川は釣り場が広いので釣りやすい、しかし遡上するサケが少ないと釣れるポイントは絞られ厳しい釣りが強いられる。

調査区間は花立頭首工下禁漁区域より高速道路橋まで約6.8km。
調査期間:令和4年10月21日(金)〜令和4年12月11日(日)
調査時間 午前7:00〜午後3:30
調査参加料:6,000円/日
釣獲尾数:1名につきオス5 尾/日まで(メス鮭は持ち帰り禁止で回収される)

■受付から釣り開始まで※令和4年度釣行当日(11/4)の場合

<受付から釣り開始までの流れ>

 受付6:30分頃~ 受付は到着順(駐車)車を進めて順番に受付で、誓約書等を提出して各種書類を受け取りその後に釣り場に移動して準備してポイントに移動する。

釣りポイント

<釣り開始>

 花立頭首工下禁漁区域下流より高速道路橋まで約6.8kmもある、ポイントには番号があり①~⑱番まである。今後下流区間が延長になるかもしれないが、今回は前と同じ区間が調査区間になる。いつも比較的釣り人が少ない⑦に入ることが多いものの中州なので禁止になった。なので広くて釣りやすそうな⑩に向かうことにした。サケがどこに定位しているかわからないので賭けみたいなものだ・・・また8月の大雨で川の流れも大きく変わってしまっているのでなおさらである。

 増水して多少濁りのある瀬の流れ込みから開きにかけてよさそうなところに入る、サケが多いときは産卵床になるかもしれない場所である。しかし見るところサケのハネも姿も見ることができない、私たちのほか数名が釣っているものの皆釣れていない。三面川に続き非常に厳しい状況である、新しい遡上は始まっていないのかもしれない。

 しかしその時は突然やってきた、当たりがありすかさず合わせるとサケの重い引きが始まった。竿はサーモンスペシャルZPで道糸5号をセットしている、周りに迷惑をかけないよう強引に引き上げるつもりである。数回ネットに入れようとしたがネットを見るとサケも逃げるので、河原の浅いところにに引き上げネットに入れる。73cmの雄のサーモンであった、あとはストリンガーに繋いで活かしておく。

サーモン73cmオス(運んでいる最中に死んで色が変わってしまった)

 その後も厳しい状況が続いて妻をはじめ周りの釣り人にも掛からない、そのうち少しづつ川が濁りだした。水量もどんどん増えてきたので放水しているのかもしれない。流木に繋いであった釣ったサケが増水で流れ出しそうになったので焦った・・・ストリンガーと流木を付けたまま流れていくことを想像するといたたまれない。また監視員がメス鮭を回収に来た時に今日は①番からここまで、初めて見たサケだと言っていたので全体的にも厳しい状況なのであろう。

 そして私にはカニばかりが掛かっていたころに、妻の竿にサケが掛かった。久しぶりに釣る妻はサケに翻弄される、それでも何とか浅瀬に持ってきてネットインさせることが出来た。これで妻もヘソを曲げることなく帰宅できることになった💦

サーモン74cm雄

 その後は少しづつ減水してきたが、今日は移動して富山に宿泊するので午前中に退散することにした。まあ厳しい状況の中お互い1尾は釣れているので満足である。サケ釣りは”0”か”1”で大違いである、沢山釣れることに越したことはないが、大型魚を釣る楽しみは1尾でも十分満足できる釣りなのである。

2尾のサーモン(雄)

■まとめ

 釣れなくとも満足できる釣り旅なのだが釣れたので大満足である、大量のサケを持ち帰っても大変なだけである。メスがお持ち帰りできないので醤油イクラを作って食べる楽しみも無い、2尾のサケでも当面の食事はサケの切り身料理が続くことになる。サーモンフィッシングは秋の楽しみになっている、これから庄川・手取川にもチャレンジする予定なので楽しみである。

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cordba cruise


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