知床半島のカラフトマス釣り|今年も接岸が少なく厳しい状況だった

 AM4:00過ぎ、船に乗り相泊港を出発してモイレウシ湾へ向かう。いよいよ今回の北海道釣り旅で、最も楽しみにしていたカラフトマス釣りである。まだ夜が明けきらない早朝の知床半島。船に乗り込み、カラフトマスが待つモイレウシ湾を目指す。果たして今年はどのくらいのカラフトマスが接岸しているのか、期待と少しの不安を抱えながら出船した。

■モイレウシ湾へ

相泊港を出て知床半島の海岸線を進んでいく。風が強く、海には少しうねりも入っている。周囲には知床の険しい山々が広がっている。普段の釣り場とはまったく違う景色の中で釣りができるのも、知床遠征の大きな魅力である。そして、しばらくするとモイレウシ湾が見えてきた。風が強く、うねりのある海を進むこと約25分。目的のモイレウシ湾に到着した。ここから、いよいよカラフトマスを狙った釣りが始まる。

風が強く、うねりのある海を約25分かけて進み、目的のモイレウシ湾に到着する

 今年も事前の情報から、カラフトマスの接岸状況がかなり厳しいことは分かっていた。それでも実際に現地に立ってみると、「何とか魚がいてほしい」という期待が膨らむ。

■厳しい状態のカラフトマス

しかし、実際に釣りを始めてみると、やはり状況は厳しかった。魚影はなく、カラフトマスの姿を確認できる場面もほとんどない。これまでの知床でのカラフトマス釣りでは、魚が接岸していれば、海岸近くで魚の姿を見ることができたり、周囲で次々とヒットすることもある。ところが今回は、そうした雰囲気がまったく感じられない。「今年も厳しい」と聞いてはいたものの、実際に現地で釣りをしてみると、その厳しさを改めて実感する。

知床・モイレウシ湾の海岸からでは、カラフトマスの魚影は確認できない

それでも、せっかくここまで来たのだから、魚が回ってくる可能性を信じてキャストを続ける。ルアーだけでなく、エサを付けた仕掛けも試してみる。妻はウキルアーで攻めるが、結果として期待していたようなカラフトマスの釣果には恵まれなかった。自然相手の釣りなので、毎回良い釣果になるわけではない。今回は残念な結果になったが、これもまた北海道の釣り旅の一つである。

■知床の自然は素晴らしい

釣りの結果は厳しかったが、知床の自然はやはり素晴らしい。海から眺める知床半島は、陸から見る景色とはまた違った迫力がある。険しい山々が海岸近くまで迫り、手つかずの自然が広がっている。釣りをしながら周囲の景色を眺めていると、「ここまで来て良かった」と思える。また、知床の海岸線ではヒグマを見ることも多い。以前はカラフトマスを求めて海岸に降りてくるヒグマを見かけることも多かった。しかし、カラフトマスの接岸が減るとともに、ヒグマの出現も少なくなってしまった。

カラフトマスが接岸すると、ヒグマも狙って姿を現す(モイレウシ湾・2023年)

カラフトマスを釣ることが今回の大きな目的ではあったが、知床という場所そのものを楽しめるのも、この遠征の魅力だと思う。今回は思うような釣果を得ることはできなかったが、知床の景色を目に焼き付けて、次の目的地へ向かうことにした。

■知床峠を越えて道北に向かう

モイレウシ湾での釣りを終え、相泊へ戻る。ここからはキャンピングカーに乗り換え、知床半島を横断して道北方面へ向かう。今回の北海道釣り旅は、知床が最終目的地ではなく、ここからがまだ旅の続きである。さらに北へ移動し、次の釣り場を目指す予定だ。

モイレウシ湾から知床連山を望む

知床峠を越えていくと、目の前に広がる景色も少しずつ変わっていく。釣りだけでなく、北海道をキャンピングカーで巡りながら、その土地の自然や景色を楽しむのも今回の旅の目的の一つだ。 次は道北で、どんな釣りが待っているのか。

■まとめ

今回の知床でのカラフトマス釣りは、予想していた通り、接岸する魚が少なく厳しい状況だった。釣果という点では残念だったが、実際に現地まで足を運び、自分の目で今年の状況を確認できたことには意味があったと思う。そして何より、知床半島の素晴らしい自然の中で釣りができたことは、今回の遠征の大きな思い出になった。

カラフトマスは自然の魚なので、毎年同じように釣れるわけではない。今回は厳しい釣りになったが、今後は条件の良い年に知床を訪れ、またカラフトマスの群れが接岸する光景を見てみたい。知床を後にして、次はいよいよ道北方面へ向かう。

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