【釣り旅北海道2023②】知床半島のカラフトマス釣りは空振りで羆ウォッチングになってしまった

 今回の釣り旅北海道のお楽しみは知床半島の瀬渡しによるカラフトマスフィッシングになる、早朝から船で知床半島の先端付近まで乗って上陸してカラフトマスを釣ることである。しかし今年は高温が続きカラフトマスの接岸は非常に少なく釣れるかどうか行ってみないと分からない状態である。そしてその心配は的中し、全く釣れない状態になっていた。しかも知床半島で生息する羆も海岸線に出てきてはカラフトマスを探している状態であった。

■知床半島のカラフトマス釣り

 カラフトマスは7月~9月になると産卵のために北海道の各河川に遡上する、しかしサケのように稚魚放流して回帰することはない。すべてが自然繁殖して回帰するものの生まれた川に必ず戻るわけでもない、母川回帰性は弱く迷って違う川に遡上する事も多い。ただ海水温が高すぎることによって、もっと低温域に移ってしまうこともあるかもしれないが私には分からない。

セッパリカラフトマス(オス)

 北海道ではオホーツク海や太平洋側の各河川に多くのカラフトが接岸するので、河口規制の無い場所では多くの釣り人がカラフトマスを狙う。しかしもっとも釣れるのは、瀬渡しで行くカラフトマス釣りであろう。それでも自然が相手なのでカラフトマスが接岸しないと釣れることはない。今回は9月下旬の釣行でまったくカラフトの姿が見れなかったので遡上が終わってしまったように思われる。カラフトマスは2年周期で回帰するので来年に期待しよう。

無心に投げるが・・・

■知床半島の羆

 そして毎回のように出現する羆、釣り人と同じようにカラフトマスを狙っているので仕方がない。羆も越冬に備えての食料探しなので必死であろう、うまく食べることが出来ない羆は瘦せている。

 今回は山か下りてくるのが見えたので余裕があった、私たちからは離れた場所のカラフトマスを探し始めた。それでも獲物が無いのかこちらに近づいてきた、瀬渡しの船長さんが私たちをピックアップするのだが羆は案外速足で近づいてきた。船に乗り込んだ際はすぐそこまで近づいていた。まあ河口のカラフトマスが目当てなので危害は無いと思うが接触は許されない・・・

すぐ傍まで寄ってきた(船上から)

■カラフトマスは来年に持ち越した

 カラフトマスが全く釣れなかったの今年が初めてである、少なくとも1~2匹は釣っていたし、多いときには銀ピカ10匹確保しながら大量にリリースして釣ったこともある。北海道でブリが獲れたり、知床の漁港でサバが釣れたりするのは少し前では考えられない・・・アメマスもそうだが低温を好む魚はもっと北のほうに行ってしまうのかもしれない。それでも来年に期待して釣り旅北海道を楽しむつもりである。

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