令和時代の始まり、伊勢神宮の祭りと行事

まもなく平成が終わり令和時代が始まることになる、5月1日には皇位継承される。先日は両陛下による「親謁(しんえつ)の儀」で伊勢神宮に奉告された。大嘗祭のあと年末ころに新天皇陛下が伊勢神宮を参拝する「親謁の儀」がある。

伊勢神宮では年間1500の祭りがとり行わているが、外宮では「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が毎日朝夕の2度行われる、一般の参拝の時に敷地内や参道で垣間見ることが出来るかもしれない。また、神宮には別宮(14)摂社・末社・所管社(109)の125社がありそれぞれでも祭りが行われるので1500回にも及ぶのである。※お伊勢さんの125社については順次ブログアップしていきたい。

神宮の祭りは、恒例祭・遷宮祭・臨時祭に分かれており、年間を通して通常に行われているのが恒例祭、20年ごとの式年遷宮に伴って行われるのが遷宮祭、そして皇室や国家の重大ごとに際して行われる臨時祭となる。

今回行われる大嘗祭は天皇即位後初めての新嘗祭(になめさい)である、新嘗祭は天皇陛下が宮中で神様と新穀を召し上がる。また、伊勢神宮で行われる神嘗祭(かんなめさい)では、その年の新穀を天照大神にお供えし豊穣に感謝する祭りです。

遷宮とは20年に一度、神殿・新宝・装束のすべてを新調され、神様に遷りしていただく祭りです。これは神殿に使われる檜の伐り出ししから始まり約8年をかけて行われる行事になります。平成25年に第62回式年遷宮がありましたので、次の遷宮は令和15年に行われます。これは伊勢神宮の常若(とこわか)の思想で常に新しい状態で神様を祀ることができることになります。

さて、令和を迎えるにあたってテレビでは平成最後で一色になっている。30年続いた平成の終わりであるので仕方がない。10連休でボランティア(少年野球)の仕事が多くなりブログアップもままならない、絶え間なく続く時間はあるが、われわれ人間は限られている。人は常若ではないのでこれからも時を大切にしていきたい。