我が家は固定価格買い取り制度(FIT)を利用して太陽光パネルの売電を2011年11月に始めた。
現在は太陽光発電の余剰電力の固定買い取り価格 = 42円/1kw
固定買い取り価格は年を追って安くなってきたが、売電価格も下がっている代わりに太陽光発電設置のコストが大幅に下がってきている。※固定価格買取制度は太陽光発電の設備の設置コストを回収するためのシステムなので売電価格も下がる。
太陽光発電10kw未満の固定買い取り価格の推移(抜粋)
売電開始 | 買取価格 | 買取終了 |
2009年 | 48円 | 2019年 |
2011年 | 42円 | 2021年 |
2013年 | 38円 | 2023年 |
↓ | ↓ | ↓ |
2018年 | 28円 | 2028年 |
2019年 | 24円 | 2029年 |
固定価格での買取期間が終わったあとの、余剰電力の買取価格が中部電力より4月24日発表されました。
FIT終了後の太陽光発電の余剰電力の固定買い取り価格 = 8円/1kw ※中部電力より電気を購入の場合
※各電力会社についても順次発表されていますが、同程度の買取価格になっています。
太陽光発電の設備の設置コストを回収していることが前提なので仕方がないことなのだけど、今までは太陽光発電で売電している間は、昼間に電気を節電して売電量を増やして、太陽光発電の電気を自家消費しないほうが得だと思い実践してきた。しかしこれからは、昼間に太陽光発電の電気を使いきって、夜の電気はなるべく使わないようにするほうが得になるかも知れない。 幸いまだ2年間は42円で買い取ってもらえるので今後の太陽光発電の有効利用については検討していきたい。
ビジネスチャンスなのか?
2009年の余剰電力買取制度スタート時点から太陽光発電の電力を売電が2019年度末で終了した電力を買い取ろうとする動きがある、例えば中部地方の太陽光発電の余剰電力を中部電力に提供すると、提供された電力量に応じてイオングループの電子マネー「WAON」ポイントが提供されます。イオングループは再生エネルギーを活用することで脱炭素の目標達成に貢献することになる。
買い取り価格:実質9円/1kw ※7円は翌月の電気代から割引、2円分が「WAON」ポイントで還元する。
まとめ
固定買い取り制度が終了した家庭が増えれば電力業界に新しい市場が誕生するかもしれない、しかし自家消費を進めるための蓄電池など新たな需要をビジネスチャンスととらえ電話や訪問販売などで高額な蓄電システムを売り込もうとする販売会社のターゲットになりそうなので気を付けないといけないと思う。蓄電システムについては、少しだけどキャンピングカーで培ったノウハウもあるので慎重に進めたいが、買い取り制度を利用しつ電気の使い方を考えるほうが無駄なコストをかけないと思っている。