定年退職後の無理なボランティアはコリゴリである

 定年退職後に社会との接点がなくなったことで「自分の役割がなくなってしまった」と孤独感や喪失感を感じてしまう方もいるかもしれない。そしてボランティア活動に参加することで社会との接点が生まれ誰かの役に立つことができ、人から喜ばれたり感謝されたりすることでボランティア活動に新たな生きがいを感じられる。しかし度が過ぎで会社の様な上下関係が生まれ、時間も制約されてしまいストレスを感じてしまうようなことも起きてしまうので注意しておきたい。

■自分のケース

 比較的若いころからボランティア(無償)を続けてきた、そのうちボランティアでの役職も高くなり様々な仕事が増えてしまい会社との両立も難しくなってきていた。そのため定年を機に会社を定年退職することを決断した、しかし時間にも余裕が出来てさらにボランティアの仕事が増えてしまった。そしていつの間にか責任も増してしまいエリア長になってしまっていた。本来は会社での上下関係も嫌いな方なのにやっかいな仕事を始めてしまったが後の祭りであった。 それでもボランティアの理事でも定年があり任期(2年)は残っているが、何とか理由を付けて退任することになった。

退任の花束をいたただいた

■ボランティアはコリゴリ

 健康寿命を少しでも伸ばして釣り旅を楽しむためには定年後も上下関係やストレスの多いボランティアは止めておいたほうが良い、せっかくの人生の黄金期を楽しめなくなってしまう。釣り旅の最中でも昼夜の関係なくメールやLINEなどに連絡が入り対応する必要があった、釣り旅のキャンピングカーの車内でボランティア(無償)の仕事をしていると無性にむなしくなる。また出張も多く土日は遠くに出掛ける仕事(ボランティア)に明け暮れていた。

全国会議の帰り

 本来のボランティアでは社会に貢献することで無償でもやりがいがあるものだと思っている、そしてボランティア(無償)であるからこそ真摯に取り組むことが必要であると思っている。しかしなかには社会的貢献を自分の名誉として位置付けて行っている場合や、個人の利益に繋がることで行っている場合も多いと感じていた。ボランティア団体も組織が大きくなると利害関係も大きくなる、それはもはやボランティアだとは思えない。すべてがそうだとは思わないが少なからずあると思っている、そしてそんなボランティアには係わりたくはないと思ってやめることにした。

■まとめ

 ボランティアを否定するものではない、本来は無償で行うもので時間も余裕がある定年後は積極的に社会貢献をするべきだと思っている。それでも無理なボランティアは行わない方が良い、そうであれば別な方法でも社会貢献は出来ると思っている。人生の黄金期の大切な時間を無理なボランティアに費やすことはないとも思っている。

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