暑い真夏のゴルフは日の出からプレーを始めるアーリーバードが良い、気温も比較的低いし日が上がっても陽が低いのですぐには暑くならない。しかも3名以下のプレーで組数も少ないことで非常にスムーズにラウンドすることができる、しかし実際にプレーすると思わぬデメリットもある。それでも炎天下で熱中症になりかけながらゴルフをプレーすることを考えれば快適にプレーができる、本当は熱中症警戒アラートが出ているような日にゴルフをしないのが一番良い選択だとは思っている、しかし暑い日が続く中ゴルフがしたくて実際にアーリーバードをプレーしたメリットとデメリットを考えてみた。
■アーリーバードプレー
日中は蒸し暑くてプレーも大変なので早朝の特別スタート枠を設定しているゴルフ場がある、この早朝プレーのことが「アーリーバード(early bird)」である。スタート時間は午前5時前後でハーフで休憩を挟まない、スループレーで朝のうちにホールアウトできるので時間の有効活用もできる。
そして自宅から1時間以内で行くことが可能なゴルフ場でアーリーバードプレーを行っているゴルフ場(NEMU GOLF CLUB)があったので実際に2回プレーした。もちろんこの時期のゴルフプレーは非常に厳しく早朝でも暑く汗もかく、一度アーリーバードでプレーしてしまうとこの時期の通常プレーには戻れない。

■メリット
アーリーバードのプレーはメリットの方が多いが何と言っても熱中症になりにくいのが一番である、またアーリーバードゴルフには他にもメリットが多い。
・涼しい時間帯にプレーできる
あたりまえだが夜明け前にスタートするので涼しい中でゴルフプレーができる、また早朝は風も少ないのでプレーしやすいのも利点である。それでも日が昇ると徐々に暑くなってくるので熱中症対策を怠ることはできない。
・スムーズなプレー
プレー時間が限られているので組数は少ない、また3名プレーが上限なのでプレーも早くなる。実際に2ラウンド共にゆっくり回っても3時間30分も掛かっていない、2名なので慌てる必要も無くラウンドできた。
・時間に余裕ができる
プレーが終わるのがAM8時30分前後でシャワーを浴びて帰っても自宅にはAM10時頃には帰着できた、そしてその後の1日はたっぷり時間がある。
・料金が安い
食事なしのスループレーなので料金も比較的安い、ゴルフ場にもよるが休日でも1万円を切るので安くプレーすることができて嬉しい。
・渋滞が無い
早朝なので車はほとんど走っていない、帰りも渋滞の時間帯は過ぎているので心配する必要はない。

■デメリット
涼しくて気持ちの良いアーリーバードゴルフだが良い事ばかりでも無かった、高齢になってきているので早起きは大丈夫だが疲れるのも早いので気を付けたい。

・超早起きが必要
AM5時前後からプレーすることを考えると、AM3:00すぎには起きて準備する必要がある。AM3:45に出発してもぎりぎりの時間になる。前日に相当早く就寝しても寝不足になりそうである、そうなると帰ってきてからプレーの疲れから眠たくなってしまい余裕の時間が昼寝の時間になってしまうことになる。
・朝露が多くグリーンも重く、早さの変化が大きい
グリーンはもとよりフェアウェイやラフなどは朝露でベタベタになっている、グリーンは人の打ったラインが見えるので嬉しいがとんでもなく重くなっていてショートしやすい。しかも徐々に乾いて早くなってくるので距離があわせ辛い、またラフも濡れているので距離感に気を付けたい。

・ボールが無くなる
一時的なものだが太陽が昇り始めるとホールによっては、打ったボールが眩しくて全く見えなくなってしまうホールがある。サングラスを付けても太陽と被ると見難いのでラフに打ち込んでいた場合はボールを探すのが難しくなる。時間的に余裕があってもそうそう長く探していられないので、OBでなくてもボールをロストしてしまうことになる。
・スループレーのため休憩が出来ない
早朝からとは言えしだいに暑くなってくる、いつもの日本のプレースタイルではハーフの後は休憩と食事になる。体力はあるほうだと思っていたが徐々に老化も進んでいる、ホールが進むにつれて疲れてくるのは仕方がない。トイレ休憩程度しか休みが無いので暑さとともに疲れてくる、給水も含めて体調に気を付けながらプレーする必要がある。
・オールセルフになる
クラブの積み込みなどすべて自分で行う必要がある、またロッカーも使えないのでプレースタイルで入場することになる。それでもプレー終了後にはシャワーは使えるので気持ちよく帰宅することはできる。

■まとめ
気温が40℃近くになる夏場のゴルフプレーは大変である、しかしそれでも定期的にゴルフがしたくなる。この時期は熱中症になる危険性が高いので気を付ける必要がある、そんなときアーリーバードプレーができるゴルフ場が近くにあったのでラッキーであった。いくつかのデメリットもあるもののそんなに大きな問題ではない、一日中エアコンの効いた部屋でくすぶっているいることを思えば体にも良いと思っている。
