自宅の家庭用太陽光パネルの余剰電力買取制度が満了したので考える

「中部電力ミライズ(株)から買取期間満了のお知らせおよび満了後の買取契約のお手続きほうほうについて」の案内が郵送されてきた。家庭用の太陽光パネルを設置してから約10年が経過、固定価格買取制度(FIT)が満了することになる。実際には来年1月に満了するので、それまでに今後どうするかを検討して手続きを完了させる必要がある。

■余剰電力の買取制度

どうする?ソーラー 資源エネルギー庁(経済産業省)

固定価格買取制度とは

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーの普及拡大のための国の制度。発電して余った電気を電力会社が高水準の固定価格で10年間買い取ることにより、太陽光発電等の設置費用を期間内に回収しやすくなるよう配慮した制度である。買取にかかる費用は、再生可能エネルギー発電促進賦課金という形で電気の利用者から毎月の電気料金とあわせて負担することで、高水準の買取価格になっていた。

我が家では固定買取価格は10年間の間、42円/1kwhであったが、そのまま自動継続だと ⇒ 7円/1kwhになってしまうことになる

■今後考えられる方法は3つ

①そのまま中部電力ミライズで売電を継続して売電する

➁買取事業者(中部電力以外)と契約して売電する ⇒ 余った電気を小売事業者を自由に選んで売電する

③余剰電力を蓄電池に蓄えて活用する ⇒ 余った電気を自宅で蓄電池や電気自動車に充電して使う

■内容の検討

①では何もせずに継続することが可能だが、7円/1kwhになってしまう。ただし、申込さえすれば中部電力ミライズにおいても様々なプランが提供されている。例:プレミアムプランは8円/1kwhになる

➁小売電気事業者ごとに買取額を設定していて比較的高価格で買取している。例:ENEOS 10円/1kwh(2022年3月まで)

③の場合には蓄電池を購入する必要がある、また工事も必要になる。少し調べると80〜200万円程度掛かるらしい、ただ災害時の非常電力にも使えるので使い方によっては良いかもしれない。またEV車輛の充電として使うのも良いと思うが、初期投資に100万円程度必要である。補助金などもあるので調べてみるのも良いだろう、ただしEV車に乗っていることが前提になる。

■まとめ

 少しだけ調べてみたが、固定買取制度が無くなると大幅に買取額が低下してしまう。初めから分かっていたことであるが、毎月の収入が減るので少し気分が悪い。また蓄電池を新たに購入しても太陽光パネルの耐用年数も少なくなってきているので無駄に投資してしまうことになりかねない。またキャンピングカーもあるので災害時で困ることは少ない、なので安くなっても買い取ってもらうのが無難のような気がする。契約満了までまだ少し時間がるので検討していきたい。

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