今は使っていない尺貫法ではあるものの、昔から慣れ親しんでいる呼称も多い。とくに昔に丸坊主にする必要があった中学生のころには5分刈りにする必要があり慣れ親しんでいた。ところが最近になって理髪店に行って3厘とか5厘といっても、あまりよく分からない回答が多く戸惑ってしまうことになってしまった。
■ヘアースタイルの大きな変更
中学生のころに強制的に5分刈りにされていたが、その後は刈り上げることもなく今に至っていた、ところが残念ながら最近はかなり頭部の髪の劣化が激しく長髪よりも借り上げたほうが見やすくなってきた。それは頭部の頂点より周りの髪が伸びてしまい、いかにもかっこ悪いジジイになってしまってきているのである。
■○○厘(りん)とはなんだ
理髪店に行って刈り上げてと言うと、どのくらい?って言われることになる。そこでできる限り短くしてほしいと3厘とか5厘とかいうことになる、ところが次回になって一番短い3厘というとそれは出来ないと言われてしまう。5厘ならできると・・・理髪師さんと言い合いしても仕方がないので一番短い5厘でお願いしますということになる。
そんなやり取りを何回かしているしているうちに、 厘の単位は何なんだろうと思うようになった。調べてみると分かってきたがなかなか分かりにくいのである、なので理髪師さんも人によって違うことを言うのである。
<厘(りん)とは>
厘は100分の1の数を表す単位で、いろいろな単位で使われている。例えば野球の打率で3割3分3厘(.333)などに使われている、また貨幣や重さでも使われている。
<長さの単位では>
一寸(30.3mm)、一分(3.03mm)、一厘(0.303mm)
一厘:0.303mm
三厘:0.909mm
五厘:1.515mm
ミリメートルにすると実際の長さが分かりやすいが、これを理解している人は少ないのであろう。
■バリカンの単位は
バリカンの刃の単位は厘(りん)ではなくミリメートル(mm)である、そしてバリカンによって様々な刃の長が使えるようになっているようである。しかし一般的な理髪店ではバリカンの刃は0.5mmが最小単位なのようで、一番短く刈り上げるのであれば0.5mmと指定するのが良さそうである。昔からの理髪店ならわかるかもしれないが、今の理髪師さんにとってはメートル法でお願いしないと分からないようである。
ちなみにバリカンの刃を0.5mmとすると、厘(りん)で表すと約1.65厘になる、しかしこれでは何が何だか分からくなってしまう。
■まとめ
今時、厘(りん)お願いするほうが悪いと思っているが、ついつい自身も良く分からず使ってしまいがちである。やはり時代が変わっているることを理解し、これからは0.5ミリでお願いしますと言うようにしたいと思った。