キャンピングカーの基本的な電源はサブバッテリー(鉛)で、ディープサイクルバッテリーを使っている。たくさんの電気が必要なキャンピングカーでは必需品になる、しかし使いすぎると充電も時間が掛かるので使い方には気を使うことになる。そこで大きな電力を必要とする家電はポータブル電源にまかせて、低電力で常に使う必要のあるものをサブバッテリーで賄うことにした。
キャンピングカーの家電をサブバッテリーとポータブル電源に分けて使用する 2023.7.2記事
■約2週間の釣り旅で動作したサブバッテリーの交換は先延ばし
4年が経過し性能も低下してきている サブ バッテリーはパワーソニック製の鉛 バッテリーを使っている。比較的性能が良いので4年経っても冷蔵庫程度では問題なかった、新日本海フェリーでは約21時間の間は船倉の中である。もちろん冷蔵庫以外の電源は使わないにしても長時間は充電できないので電力低下してしまうと冷蔵庫はアウトになる。しかし今回もとくに問題なく冷蔵庫は動作していた、なお再乗車の際のバッテリー残量は12.7Vなのでかなり減っている。
もちろんフェリー乗船前は夜間照明やテレビ、パソコンなどの使用はポータブル電源で使ってのことである。極力サブバッテリーに負担を掛けないようにして北海道~敦賀の間(約21時間)の冷蔵庫使用で電力不足にになったときにはサブバッテリーの交換が必要になると思っている。※今回の釣り旅が終わったらバッテリー交換を考えていたが、まだ大丈夫なようなので交換は延期することにした
サブバッテリーの交換の目安としてはフェリー下船時に12.3V以下になってしまうようになった時に交換に踏み切ろうと思っている。なにしろパワーソニック製のサブバッテリーの交換には約10万程度の費用がかってしまうのでできるだけ先に延ばしたい。
■ポータブル電源の充電方法も試した
ポータブル電源を購入してから充電方法もいろいろ検討したが、実際にはAC入力以外は充電時間が掛かりすぎでしまうことも分かった。そうなるとオートキャンプサイトやRVパークなどの電源ボックスからの充電が一番良い、しかしそうそう都合よく電源サイトに泊まることもできない。
今回の釣り旅では電源サイトのある場所は実質11日のうち3日(3箇所)で電源(充電)を使うことができた。また電源の無いサイトでは電気ケトルやレンジ、パソコンなどをポータブル電源で使っていた。翌日の朝にも同様に使用すると残量は50%以下に低下している。こうなると連続した2日間以上の使用は厳しくなる、そこで短時間でポータブル電源を充電できるAC充電を車内のサブバッテリーの1500Wインバーターで充電することにした。しかしAC充電では約700Wの電力を消費する、これで長時間の充電を行なえば走行中の充電と太陽光で充電中とはいえ間に合わず電源のシステムダウンをしてしまうことになる。
実際に天候は曇り時々晴れ、高速走行中にAC充電中にピーピーとアラームが発生して電源システムがダウンしてしまった。これは前日からの荒天でサブバッテリーも低下しているところでAC充電をしてしまったことによるものだと思っている、もしサブバッテリーにも十分な電力が回復していれば回避できていたように思っている。なお現在使っているポータブル電源は50%から100%まで回復させるのであれば約45分程度で充電できるので、サブバッテリーの回復具合を考えてAC充電を充電させればよいであろう。(雨天が続くと電源サイトが無いと厳しいかもしれない)
■今回の結果
ゴミ処理を兼ねた電源サイトを数日(2~3日)に1回泊まるように計画すれば問題なくポータブル電源と現在のサブバッテリーで十分電力は賄えそうである。それにしてもいずれはサブバッテリーの劣化により交換が必要になると思っているができるだけ長持ちさせたいものである。またテーブル付近に小型のポータブル電源を置いてスマホ(2人分)やWi-Fiルータなども簡単に充電できるようにするつもりである。