キャンピングカーでのテレビ視聴にはさまざまな問題がある、自宅の様にアンテナが固定されていないので上手く映らないことが多い。今までもいろいろ改善策を試してみたが、満足できるレベルに達していない。それでも少しでも良くなるようにと思い対策をしているうちに面白そうなアプリを見つけたので使ってみることにした。
■キャンピングカーのテレビ問題と改善
当初は家庭用の19型液晶テレビを設置して、カーナビからAVケーブルでテレビ画面を送って視聴していた。カーナビのテレビは受信感度も高く難視聴エリア以外では綺麗に映っている。また電源もサブバッテリーに切り替えられるようスイッチも取り付けてある。しかし、カーナビの画面サイズは小さくワンセグでも綺麗だが、19インチテレビに転送すると非常に粗くなる。またテレビ視聴中はカーナビを立ち上げておく必要がある。そこでチューナーを内蔵しているポータブルテレビに変更したものの問題が多かった。
問題①家庭用テレビだと電気を消費する、またワンセグ受信できない
⇒ポータブルTV(地デジ・ワンセグ対応)に変更する
問題②キャンプングカーで移動するとチャンネルサーチが必要
⇒ポータブルTVにすることで簡単にチャンネル設定が可能になる
問題③TV画面サイズを大きくすると、ワンセグの場合画像が粗い
⇒ポータブルTVでもワンセグ受信になると画像が粗い、地デジの受信が必要
問題④室内型アンテナだと電波が弱く映らないことが多い
⇒車外に八木アンテナを設置して改善したが、設置が面倒である
問題⑤そもそも難視聴エリアでテレビ視聴が出来ない
⇒BSアンテナ(自動追尾式)を車外に取り付ければよいが、さすがに取り付けていない。
■それでも難しい場合
いろいろ改善策を考えてきたがなかなか解決しない、そもそも難視聴エリアではBSアンテナが必要になり現実的ではなく潔く諦めたほうが良いと思っている※大型キャンピングカーでは時々車外に地デジ用アンテナと、BSアンテナを備えているキャンピングカーも見ることができる
そこまではする必要は無いと考えるが、テレビ世代の我が家では難視聴エリア以外ではテレビはみたい。みることのできない場所ではBDプレーヤーで録画した番組や映画は見れるようにしてある、また難視聴エリアでもネットが繋がればネットテレビなどは見ることができる。
■スマホのアプリで改善する
問題④で簡易的な八木アンテナを設置してみたところ、やはり放送局に合わせるとちゃんと映る。その際に指向性確保のためアンテナ方向を確認するアプリ(無料)をスマホに入れて調整して指向性を確保した。
現在のキャンピングカーの車内用アンテナは安価な室内アンテナで無指向性ではない、またUSB電源のブースターが付いている。アンテナは車のダッシュボードに置いてあるので放送局(中継局)の方向が分かれば合わせることが可能になる。アプリでは近くの放送局の方向(→)と距離が画面にでるので合わせればよい。距離が遠い場合は諦める、本来は障害物などもあるので距離ではなく電界強度(㏈)なのだがあくまで目安で映れば良い。
駐車する際には見通しの良い場所でアプリを立ち上げ駐車の方向(前後)を決める、そしてさらにダッシュボードのアンテナを放送局にあわせる。するとワンセグから地デジに切り替わり綺麗に映る方向がある、アンテナの方向を固定すればその後は綺麗な地デジが見ることができるようになる。ただあくまでも映る場所であることが前提である、このアプリを使うことで今回の釣り旅に持って行った八木アンテナは使わずにすんだ。
■まとめ
長期間の旅の車中泊ではテレビがないと寂しい夜になる、数泊のキャンプでは無くても良いがやはりあったにこしたことはない。キャンピングカーのダイニングは自宅と同じと考えても良いほどである、また情報も欲しいし災害時のこと考えてもできる限り映るようにしておきたい。