釣りビジョンなどのメディアではライフジャケット着用は必須になっている、しかし一般の釣り人を見るとあまり着用しいるように見えないのが現状である。サーフのショアジギングなどではフィッシングベストにフローターが付いているものが多いので着用率は高くなっているものの全体的には少ないと持っている。しかし海にしても渓流にしても加齢による体力低下は著しく、昔はカッパと言われた?私でも落水したときに生還できる自信が無くなってきている。
■海や渓流での危険性
海の場合、船での着用はもちろん磯場やサーフでも波にさらわれる危険性がある、また堤防においては落下の危険もある。特にテトラポットから釣る場合は落下のリスクが高いし、海では夜間に釣る場合もあるのでなお更である。
川の場合はライフジャケットを着用している釣り人は非常に少ない、一部のサーモンフィッシングでは着用が義務付けられているが渓流や本流で付けている人はあまり見かけない。しかし、渓流では岩場からの落下や足を滑らせて深みにハマることも考えられる、また本流でもウェーディングしているときに急流に流されることも想定される。
海や川に関わらず流されても泳げるだろうと思っていた、実際に海や川で遊ぶことが人より数多く子供のころから川や海に釣りに行っては泳いでもいた。大人になってからもディンギー(ヨット)、ファンボード(ウィンドサーフィン)で沈を繰り返し波にもまれてたっぷり海水を飲み込んでいた。しかし還暦を越えてそんなことは自信もないしできやしない。
そんな水場での危険を意識しだしたのは、4年前の釣り旅北海道で堰堤の欠けている場所が草で隠れていて踏み抜き転落してからである。たまたま落下した場所が土であったから足の骨折で済んだものの、落ち場所が悪ければどうなっていたかわからない・・・それからはサーフで使うフローティングジャケットを着て釣ることが多くなった。
■使われるライフジャケットの種類
船に乗る場合は桜マーク付き(船検対応)のライフジャケットが必要になる、メーカー品の桜マーク付きが推奨であるが、船に乗らなければこだわらなくても個人的には良いと思っている。
<種類>
固型式:浮力体は発砲プラスチック等で固型物を使用したシンプルな構造のもの、着用していれば何もしなくても体は浮くので安心である。しかし移動したり動きの多くなる釣りでは嵩張って動き辛い。
膨脹式:炭酸ガス等を膨脹させて浮力にする、水に浸かると自動的に膨脹するものと膨脹用の紐を引くことで膨脹する2種類がある。また、形状は首掛け式、ポーチ式、ベルト式等がある。通常時には非常にコンパクトで動きの邪魔をすることが無い、ちゃんと膨張するかあるいは紐を引けるか不安である。
先日の京都の観光船事故でも手動式はちゃんと膨張させれなかった人もいた、例えば急流で紐がどこだかわからなかったり意識が無くなれば膨らまないので無いのと同じになる。なので最近は固型式のフィッシング用のライフジャケットを着用している。
■使っているライフジャケット
膨脹式のライフジャケットは持っているもののライフジャケットの着用義務がある一部の釣り場に使用していた。しかし最近は常にライフジャケットの装着が必要だと思っている、そのために釣り用のベスト+ライフジャケット兼用のものが良い。釣り道具もセットして釣るので外してしまうことなく使用できるからである。
<海用>
MZX コアライフジャケット
タックルボックス(ルアー)を入れるポケットが付いている、またプライヤーフォルダーもあり小物をたくさんセットすることが出来る。そして胸にはポーチを付けることが出来る、軽量だがルアーボックスを両方に入れるとかなりの重さになる。
<河川用>
昨年は海用のMZX コアライフジャケットを着用して釣り旅北海f道や渓流釣りに行っていた、しかし全体に重いのと思ったより嵩張るのでもっと軽量のライフジャケットを探した。そして軽くて値段も手ごろなウォーターロックスの ゲームフィッシングライフベストを見つけ河川用に使うことになった、なお胸のポーチは別買いで取り付けた。
また使用しているフローティングジャケットは防弾チョッキに似ているので多少の衝撃なら吸収してくれるので落水だけでなく転落時も体を守ってくれると思っている。
■まとめ
今のライフジャケットが一番良いとは思っていないが、着用することでかなり安全性は高まっていると思っている。夏場は暑苦しいがあまり行かないのでこれで良い、これからだんだん体が動かなくなってくると思うのでさらに気を付けた釣行にしていきたい。