伊勢神宮の正式参拝には年2回、ボランティアの成功を祈祷することから神楽殿(内宮)において御饌・御神楽を行います。そして普段では入ることのできない聖域(御垣内)で参拝させていただきます。ただし聖域なので服装にも気を使う必要がありますがちゃんと手続きを行えば個人でも参拝可能です。
目次
御饌(みけ)とは
御神楽(おかぐら)とは
御垣内参拝(みかきうちさんぱい)とは
御垣御垣内参拝の注意事項
正式参拝をするためには伊勢神宮崇敬会の会員になる方法もありますが、神楽殿横にあるご祈祷受付所で初穂料を納めることで参拝が出来ます、また神楽殿で御饌・御神楽で祈祷していただくほうが良いかと思います、伊勢神宮神楽殿において御饌・御神楽することでさらに神宮の奥深さを知ることが出来ます。※神宮の内部は撮影禁止がほとんどなので写真はありません
御饌(みけ)とは
お祓い後、御神前に神饌(しんせん)をお供えし、祝詞のりとの奏上をもって皆様の真心とお願いごとを大御神にお届けていただきます、また御神楽終了後には神饌のおさがり(お神札・お酒・鰹節・昆布等)をいただけます。
御神楽(おかぐら)とは
御饌にくわえて、雅楽にの調べと共に雅な舞を奉納するご祈祷が「御神楽」です、巫女が舞う倭舞、人長舞、舞楽などがあり初穂料によって倭舞、倭舞+人長舞、舞楽+人長舞+舞楽に変わります。
御垣内参拝ですが御神楽が先か、順番は御神楽の待ち時間が長い場合は御垣内参拝が先になる場合があります、その際はご祈祷受付所で指示されますので従うことになります。また御神楽が先の場合は待合所で待つことになります。
御垣内参拝(みかきうちさんぱい)とは
一般参拝ですと正宮の正面で外側から参拝するのですが、宿衛屋で神職の方が待機しているので受付すませます。受付とは御垣内へ入室する許可を得るための受付です。宿衛屋で名簿に名前・住所などの記帳を済ませると宿衛屋の横で神職による清めの塩でのお祓いがあり、その後に神職の方の案内で御垣の中へ入ります、そして代表者を中心に「二拝二拍手一拝」の作法で日々の感謝の気持ちでお参りします。
御垣内参拝の注意事項
・宿衛屋の受付けは毛筆の場合もあり
今回はサインペンで助かったが、筆ペンや毛筆のときもあるのでどちらか分からない、毛筆の場合は普段使わないので書きにくい。団体の名前に代表者の肩書と名前も書くことになるのでちょっと大変です。※個人的はこれが「一番大変」です
・宿衛屋の神職の方の服装チェック
服装は聖域に入るので「正装」が基本ですが、一般的には黒系のスーツでネクタイを着用していれば大丈夫です、もちろん革靴です。女性は分かりにくいですが「正装」であれば大丈夫です。実は同伴者も多いので神職さんのチェックでNGを何回かいただいています。今は同伴者の服装にも気を使っています、私もNGではなかったですが指摘されたこともありました、指摘事項はOKではありませんダメなので気を付けましょう。
NGその①:ジャケットを着ていない
NGその➁:ネクタイをしていない
NGその③:ジーパンや短パン
NGその④:スニーカー ※ウォーキングシューズも危ない
指摘その①:革のウォーキングシューズで指摘されました
指摘その➁:今風の線の入っていないパンツ(ラフなズボン)
チェックは一様に厳しく神職さんによって多少の差異はありますが聖域に入るので気を付けましょう。
最近ではウェブサイトで紹介されていますが、公式には御垣内参拝の詳細はあまり紹介されていません。しかし、元来一般の方々が参入することが禁じられてきた場所であり、御垣内参拝は神宮の特別のご配慮により本来は入れない場所での特別参拝であるということを心得て参拝したいと思います。