伊勢神宮 内宮めぐり 参拝のおすすめコース

内宮宇治橋前

お伊勢さん検定上級編を持つ「さるもん」からわかりやすい伊勢神宮、内宮の参拝コースを個人的に紹介したいと思います。子供の頃から慣れ親しんだ伊勢神宮、内宮のちょっとディープなところをお楽しみにしてください。

目次

宇治橋(うじばし)
手水舎(てみずしゃ)
御手洗場(みたらし:五十鈴川)
瀧祭神(たきまつりのかみ)
風日祈宮(かざひのみのみや)
皇大神宮(こうたいじんぐう)
荒祭宮(あらまつりのみや)
四至神(みやのめぐりのかみ)
参集殿(さんしゅうでん)
大山祇神社・子安神社(おおやまつみのかみ)

内宮は平日でもたくさんの参拝者で賑わっています、団体ではなく個人で参拝される場合は早朝の参拝がお勧めです。清らかな空気の中、厳かな神宮の雰囲気を体全体で受けとめることが出来ます。神宮は通年AM5:00~参拝ができます。早朝は駐車場も宇治橋の袂にある場所に止めることが出来ます。絶対おすすめですが、お楽しみの「おはらい町・おかげ横丁」はAM9:00からなのでご注意を・・・

内宮説明版

さて宇治橋からスタートです、宇治橋前にはWi-Fiスポットがあり登録すれば利用できます。

宇治橋前

大鳥居前をくぐり、清流五十鈴川に掛かる宇治橋を渡る、宇治橋は101.8mの純日本風反り橋で20年に一度の遷宮に合わせ架け替えされます。今の宇治橋は平成21年に建て替えらています、渡り終えて神苑へ玉砂利の参道をすすみます。

内宮域内案内図(火除橋前)

内宮案内図

火除橋を渡ると内宮の神域に入ります、渡り終えると右手に「手水舎」(てみずしゃ)がありますので手と口を清めましょう。

お手水の作法

①初めに右手で柄杓を持って左手にすすぎ清め➁柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます③さらに柄杓を持ち替えて左の手のひらに水をそそぎ口を清めます④左手を清め、残った水を柄杓を上に傾柄をすすぎます。

手水舎

御手洗場(みたらし)

五十鈴川

手水舎から一ノ鳥居をくぐると右手に五十鈴川があり、御手洗場では参拝前心身を清めるところになります。今回は参道に戻る前の右手に入る細い道にすすみ、五十鈴川の水の神をまつる社にお参りしましょう。

瀧祭神(たきまつりのかみ)所管社 

瀧祭神

祭神は瀧祭大神(たきまつりのおおかみ)五十鈴川の水源の瀧の神、島路川との合流点にあり治水を願ってまつられています。社殿は無く石畳みの中央の石がご神体です。正宮にお参りする前にここを詣でると、頼みごとを大御神に取り次いでくれるそうです。

風日祈宮(かざひのみのみや)別宮

参道に戻らず来た細い道をそのまま進むと、右手に島崎川に架かる風日祈宮橋があり渡ると風雨をつかさどる神をまつる別宮「風日祈宮」があります、祭神は国生みの神・伊弉諾尊の御子神。風雨の害なく五穀が豊穣となるよう風日祈祭が行われています。

風日祈宮

風日祈宮橋を戻り、正面には授与所(お神札・お守り・御朱印)があり神楽殿と続きますが正宮へ進みましょう。正宮に近ずくにつれて大木が多くなってきます。

39段の石段を上がると御正宮ですが、ここからは撮影禁止です。

皇大神宮(こうたいじんぐう)御正宮 祭神 天照大神(あまてらすおおみかみ)

正宮前

皇祖神で神々の総氏神さまで三種の神器「八咫鏡」(やたのかがみ)がご神体です。ここではお願い事するわけではなく感謝をするところです。またお賽銭をする方が多いですが「賽銭もする必要ありません」、なので賽銭箱はありません。それでも賽銭する人が多いので神域が穢れないように白布が敷られています。正式に参拝するのであれば神楽殿(かぐらでん)で祈祷して御饌(みけ)と御神楽(おかぐら)の奉納して、垣内参拝をするのが良いでしょう、なお御祈祷には初穂料が必要です。

拝礼の作法(二拝二拍手一拝)

①姿勢を正して深く二拝します ➁ニ拍手して、感謝を祈ります ③再度、深く一拝します

伊勢神宮(内宮)正宮の参拝はおわりましたがしましたが、これから皇大神宮内周辺の別宮・摂社・末社などたくさんの社殿がありますのでお参りしましょう。まずは内宮第一の別宮「荒祭宮」(あらまつりのみや)に向かいましょう。

参拝が終わったら順路に従いもとの参道に戻り少し進むと右に「荒祭宮」に向かう参道があります、すすむと途中に「御稲御倉」(みしねのみくら)・「外幣殿」(げへいでん)があり唯一神明造りをまじかに見ることが出来ます。

外幣殿

「荒祭宮」の案内にそってそのまま進んで行くに左に下りの石段があり、先に「荒祭宮」があります、石段を降りていくと途中に割れた石があります。あまり知られていませんが「踏まぬ石」(ふまぬいし)といわれ、この石は踏まずに避けて通ります。天から降りてきた石とされています、触らぬ神に祟りなしです。

踏まぬ石

踏まぬ石

下り降りると正面に「荒祭宮」(あらまつりのみや)がありますので進みましょう。

皇大神宮の第一位の別宮荒祭宮です。天照大御神の荒御魂をおまつされ、何か新しいことを始めるとき、困ったときに力づけてくださると参拝者が多く訪れいつも列が出来ています、ここには賽銭箱もあります。

「荒祭宮」(あらまつりのみや)祭神 天照大御神荒魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)

荒祭宮

さてこれでもとの参道に向かいます、参道との合流の手前左にこじんまりと「四至神」(みやのめぐりのかみ)所管社があります。2段の石畳みに石神がまつられいます。「四至神」は内宮域の境界を守る神です、パワースポットのように手をかざす方がみえますが神様なので止めましょう。

四至神

参道に戻りすすむと右に神楽殿と授与所がありますので必要であれば立ち寄ってください、御朱印もここでいただくことが出来ます。ここからは来た参道を戻らずに右手の裏参道でもどります、火除橋を渡ると御厩(みうまや)が正面にあり神馬がみられるかもしれません。

御厩

御厩から左手方向の先に参集殿でがあり、無料でお茶を飲むことが出来ますので疲れたら休みましょう、おはらい町・おかげ横丁まではまだ少しありますのでここでお手洗い休憩をすると良いでしょう。宇治橋前・授与所にもWi-Fiスポットありますが、参集殿は座ることができるのでゆっくり出来るでしょう。

参集殿

この先は表参道と合流し宇治橋に戻ります、宇治橋の反対側に衛士見張所がありますがその奥にも小さな社が2つあります。

「大山祇神社」(おおやまつみのかみ)「子安神社」(こやす)

奥が「大山祇神社」所管社で山の守り神で、その御子神である木華開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)で地元では子授け・安産の神として信仰されています。

令和元年8月の時点では改修中であった、参拝は出来るようになっている。

大山祇神・子安神社

ここからは来た道を戻って宇治橋を渡って帰ります、あとはおはらい町・おかげ横丁に行って楽しみましょう