ハイエースキャンピングカートイファクトリー「コルドバクルーズ」で国道311号線の尾鷲〜熊野間を走った、この国道は狭路が多くスーパーロングワイドボディの車体では通ることは可能だが、対向が出来ない場所が多くお勧めできない。そんな国道311号線の詳細をドライブレコーダーの映像で再現してみた。
「コルドバクルーズ」(ハイエーススパーロングワイドボディキャンパー特装車)全長:5.38m 全幅:1.92m 全高:2.29m
■国道311号線について
起点は尾鷲の新矢ノ川橋から42号線や169号線などに接続して和歌山県の上富田町まで伸びる国道である。しかし2001年に新道が開通するまで通行止めになっていて通り抜けすることが出来なかった。今回は狭路であることは分かっていたが・・・安易に入り込んでしまった。
目次(ルート)
・まとめ
■尾鷲市街〜三木里
尾鷲の市街地を抜けて新矢ノ川橋西交差点を左に入ると国道311号線の起点になる、朝が早いので暗い写真になってしまっている。
そのまま走ると八鬼山トンネルに入る、今度は熊野古道センターから八鬼山峠越えの熊野古道を歩いてみたいと思っている。しかし今回は車で通り抜ける。
八鬼山トンネルを抜けると九鬼港にむけては下りが続く、車ではあまりにあっけなく八鬼山峠越えが終わってしまう。その距離は約7kmなので10分も掛からない。
九鬼町を抜けると道が少し狭くなるが2車線道路が続くので安心して走れる、そのまま約6km10分程度走ると三木浦漁港が見えてくる。三木浦港には三木浦マリンパークがあり駐車場もある、マリンパーク内は釣り禁止だが付近の突堤では釣りも可能である。
三木浦を通り抜けると約3kmで三木里に入る、どこかに駐車しようと場所を探すものの海水浴用駐車場にはロープが張られており駐車場所が見当たらないまま三木里を抜けてしまった。
ここまでは海沿いの道が中心で快適にドライブできる道路であった、また近くに熊野尾鷲道路があるので何かあってもすぐ高速道路に迂回することが出来る。自動車道路から三木里町に来るのであればすぐに到着することが出来る。
国道311号線には熊野古道への入口道標が多くみられます、三木里町を抜けると三木峠への道標がある。ただ駐車できるような場所は無いことが多い。
■三木里~賀田
快適な2車線道路が続くので多少カーブやアップダウンがあってもドライブはストレスを感じない。途中、道沿いに古江港に立ち寄ったが釣り禁止(期間・時間指定あり)の看板もあり釣り人もいなかったたので通り抜けた。
その後もセンターラインのある道路が海岸沿いに続いていたが・・・賀田港に近づくとセンターラインが無くなり車幅も狭くなってきた。そして賀田港に入るころには対向が厳しい道路になってきた。
ここから熊野尾鷲道路の賀田ICまでは2~3分で行くことが出来る。
■賀田~二木島
分岐点を二木島方面に左折するとまたセンターラインのない道路になる、道路案内に「この先、全長8m以上の車両通行不能」の看板があるのだが意味が分からなかった・・・しかし、この先で理解することになった💦
この先は新鹿まで熊野尾鷲道路に抜けられない、狭路も多いので運転も注意が必要だ。しかしこの先もトンネルでバイパスができていて案外走りやすい。
曽根トンネルは梶賀港への旧道をバイパスしている、曽根トンネル抜けるとすぐ梶賀トンネル、須野トンネルに続く、3つのトンネルを抜けて1分ほど走ると車幅が狭まりセンターラインも無くなってしまう、対向できる場所も限られている。
しばらく狭路を走るが何台か対向車とすれ違った、その都度路肩に寄せて停車してやり過ごす。その後、案内板があり一時的に2車線になるが難関の甫母地区に入っていく。
「この先2km 甫母地内 全長8m以上の車両は通行不能」の看板が出てきた!!
そして楯ケ崎のパーキングを過ぎると急減に狭路になってくる
ここから先の対向は無理であろう、集落の路地や駐車場で対向するしかない・・・運を天に任せて突き進む。
町内に入ると、ところどこに対向できる場所はあるが、どちらかがバックする必要がある。この場所でハイエーススーパーロングのバックは殺人的である。
やっと抜けたと思ったが・・・狭路は続くよどこまでも💦
対向車が来ないことを祈りつつ前に進んで行く、その間は約1.5kmほどの距離であった。残念ながら対向車は1台も無かったのですんなり通り抜けることが出来た。しかしこれからハイエースで通ることは無いだろう💦
二木島付近は快適な2車線道路、各漁港のバイパス道路は走りやすい。二木島港に入る交差点で鹿がこちらを見ていた、小さくて見にくいが窓をあけると逃げて行った。
■二木島〜大泊(熊野)
しかし遊木トンネルを越えると再び狭路になる、対向車が来ないか様子を見ながらの運転だ、タイミングよく対向場所で出会ったトラックとすれ違う、対向トラックが少し下がって対向出来た。ありがとうございます!!
この狭路を過ぎると新鹿海岸が見えてくる、天気が良いので景観が素晴らしい!!
ここまで来ればもう狭路は無い。新鹿からは熊野尾鷲道路に接続できる。
新鹿を過ぎると大泊まで山間を走るので海は見れないが、快適なドライブが出来る。やがて海が見えてくると大泊海岸である。そのまま走ると国道42号線に合流する。
合流してすぐの鬼ケ城トンネルを抜けると七里御浜(熊野市街地)である。
国道311号線からここまで途中寄り道をしながら1時間45分掛かった、休みなしで走っても1時間30分程度掛かると思う。
■まとめ
賀田から先の大泊までの国道311号線ルートは始めて通った、初めての道や町を通るとワクワクする。しかし今回のルートはハイエースではやっぱり厳しかった、運よく対向車が来なかったり、たまたま対向場所ですれ違ったので良かった。甫母地区の狭路で対向していたら恐ろしい思いをしたかもしれない・・・今後、こちらに来るときはもう1台の愛車「ジムニー」で来ることになるだろう。