キャンピングカーの暖房はFFヒーターを使って車内を暖める、しかし暖房すると空気が乾燥して喉を痛めることも多い。喉を痛めると風邪や新型コロナ感染症などの免疫力も低下する。愛車キャンピングカー「コルドバクルーズ」のリアベッドもFFヒータをつけると乾燥するので安価なダイソーの加湿器を購入して検証を行った。
■ダイソー MINI HUMIDIFIER ミニ加湿器(車用)500円 |
ダイソーには様々なUSB電源の加湿器(300円~500円)が販売されている、しかし狭いキャンピングカーのリアベッドでは倒れずに設置できる場所は限られている。なのでコーヒーカップ程度の大きさのミニ加湿器をチョイスした。
主な仕様
電圧:DC5V 電流:400mA 消費電力:2W
タンク容量:約260m㍑ 連続使用時間:約4時間(水が無くなり次第、自動停止)
製造:MADE IN CHINA
主な機能
水の残量を検知して自動停止機能付き
ライト付き
給水芯フィルタ付き
USBケーブル付属(80cm)
■キャンピングカーのFFヒーターとは |
Forced Flue systems:強制吸排気
キャンピングカーの車中泊ではエンジンを使いながらヒーターを使って車内を暖めることはマナー違反になる、また長時間になると燃費も気になってしまう。そこでエンジンを掛けなくても少しの燃料を使って強制的に燃焼させて暖気を送り出す装置がFFヒーターである。一晩使っても1~2㍑程度しか消費しない、また排気も車外に出してしまうので安全である。もちろん積雪の場合は排気口には注意する必要がある。
FFヒーター設定温度の検証したページ
キャンピングカー「コルドバクルーズ」FFヒーター温度の設定を検証する 2020/12/19
■加湿器の検証 |
2021年1月12日(火)場所:リアベッド(カーテン閉)
測定開始前(17:00)
FFヒーターをONして1時間後(18:00)
加湿測定20:00
開始前 | FFヒーターON | 加湿測定 | |
温度 | 9.3℃ | 19.7℃ | 21.5℃ |
湿度 | 39% | 32% | 32% |
1~2時間で測定した、測定時間は短いが検証は大丈夫であろう。ただあまり湿度が上がってこない。これはFFヒーターによる乾燥のほうが加湿より強いためであろう。しかしこれは仕方がない、ミニ加湿器では追い付かないのでである。更なる乾燥を押さえる程度が限界なのかも知れない。
また、温湿度計にはインフルエンザ対策として3段階湿度レベル表示が付いているので参考にしたい、湿度50~60%で「快適」でそれより高いと「高」低いと「低」と表示される、しかし快適まではほど遠い・・・
■加湿器の設置場所 |
加湿器には水を入れる、なので蹴飛ばしたりしても倒れないようにしなければならない。幸いリアベッドルームのトイレ側の壁に突っ張りキッチンラック、100均のボックスを取り付けてある。ボックスにはめればちょうどテンションが掛かり倒れないようになる。電源は大容量のモバイルバッテリーがあるので十分である、約4時間で加湿器が自動停止するが十分加湿されていれば大丈夫であろうと思う。
■まとめ |
やはりFFヒーターで暖房しながらでは、ちょっと厳しい結果になった。しかし狭いキャンピングカーの中で、大きな加湿器は設置することが難しい。ミニ加湿器の限界は感じたがないよりは良いだろうという結果になった。