北海道の冒険①羆と温泉 忠類川サーモンフィッシング編

忠類川のサーモン

釣り旅北海道は1997年から始まった、当初はレンタカーで忠類川に向かい宿泊はキャンプで過ごしていた。宿泊地は秘境、川北温泉の駐車場で、キャンプをして忠類川のサーモンフィッシングを楽しんだ!!当時から熊スプレーなども準備していたが正直、怖いもの知らずの冒険であった。

■忠類川サーモンフィッシング

1997年から始まった釣り旅北海道は忠類川サーモンフィッシングでスタートさせた。当初は釣り方も分からず手こずったが魚影も多くそこそこ釣れた。忠類川サーモンフィッシングは冒険ではないが、当時は日本でサーモンが釣ることのできる唯一の川であった、その川にトライすることが出来たのは釣り友の協力が大きく、1人であれば諦めていたかもしれない。北海道の知らない川に挑戦することはそれだけで冒険であった。また、忠類川ではアイヌ?のお婆さんが木の枝に落ちていたルアーを付けて釣っている姿を見て時代の錯誤を感じることもあった。

今では忠類川サーモンフィッシングのルールも変更になり釣りやすくなったが、これからもサーモンフィッシングが続けられることを心から願いたい。

羆の足跡はよく見るが忠類川での遭遇は無い

足跡

■川北温泉

川北温泉は忠類川支流イケショマナイ川の上流、合流点から約5kmのところにある秘湯である。昔「竹沢の湯」という宿泊施設があり、その湯舟だけが残っている温泉である。この場所を知ったのは古い「北海道の釣り」書にオショロコマ釣りの拠点に最適?の記事を読んでのこと。半信半疑で向かってキャンプした時の星空は忘れることが出来ない。また夕食時、横にナキウサギが走っているような場所であった。さらにここのお湯は素晴らしく体の芯から温まることが出来た。そんな素晴らしい場所だったが、ここは羆のエリアでもある。

川北温泉
露天風呂に入る

案の定、早朝に羆が出現した💦朝起きると周りの空気がおかしい・・・テント前に置いておいた靴が無く散らばっている!!しかも羆の足跡が林に向かっている。慌てても仕方がないが、すぐさま撤収してその後キャンプはせず、旅館に宿泊することになった。

その後、2016年の18号台風で通行止めになり閉鎖されていたが、今年は入浴が可能になっていたようだ。ただし令和2年10月25日で今年の開設期間は終了した、災害等がなければ来年6月以降にはまた開設されるであろうと思われる。

■カムイワッカの湯

北海道サーモンフィッシングでも荒天で増水の際には中止になる、他の釣りに変えればいいが全体的に釣りが出来ない場合は代替えの行動が必要になる。そこで観光をすることになるのだが、北海道と言えば温泉を楽しむことになる、道東には沢山の温泉があり秘湯も多い。その中でも川全体が温泉になっているカムイワッカの湯は最後の秘湯であろう。ただ現在、入れるのは「一の滝」まで、その上は立ち入り禁止になっている。私が行った2004年は最上部の滝つぼまで行くことが出来た、最上部はかなり危険な場所を登るので仕方がないであろう。

この辺はあまり滑らず登りやすい

昔はドンドン登れた
最上部の滝つぼ(2004年)

最上部は源泉に近いせいかかなり熱かった記憶がある、また強酸性のお湯なので顔に掛けると目が痛くなる、また体もヒリヒリする。

今はキャンピングカーなので荒天になっても広い北海道、移動してしまえば釣りも可能になる、これからはなかなか行くことは無いだろう。しかし、また上部にも登れるようになれば行ってみたいところである。

■まとめ

忠類川サーモンフィッシングには一時、北海道のビッグトラウト狙いにハマって行ってない時期があった。しかし知床半島のサーモンフィッシングや忠類川サーモンフィッシングの魅力はその自然の美しさや奥深さにあり、ここ数年は必ず釣り旅に組み入れていた。今年は新型コロナ感染症で行くことが叶わなかったが来年はまた訪れたいと思っている。

釣り旅北海道

キャンピングカー「コルドバクルーズ」