今年の初夏は東北から北海道まで、約3週間にわたる釣り旅に出掛けた。キャンピングカーで各地を巡りながら、その土地ならではの釣りを楽しみ、時にはゴルフも組み合わせた。私にとって理想的な旅になったが、もちろん思い通りにいかないことも多かった。雪代による増水で入れなかった河川や、天候の変化で予定を変更した日もあった。しかし、その一つひとつの経験が、来年の遠征計画を考える上で貴重な材料になった。また、今年と来年は伊勢神宮のお木曳行事があり、その日程に合わせて遠征計画を立てなければならなかった。そのため思うような時期に出発できなかったが、この経験も今後の遠征計画を考える上で、大きな教訓になった。
■旅全体の概要(走行距離・日数・エリア)
約3,000kmを走りながら、本州の渓流から北海道の大型トラウトまでを狙う、毎年楽しみにしている長距離遠征である。初夏の釣り旅では本州の渓流釣りの楽しい期間にあたるため、信越や東北の溪流を釣り歩きながら北上する。この時期ならではの山菜も楽しみながら北上し、その先にある北の大地・北海道では、大型トラウトとの出会いを期待していた。
期間:5月17日~6月5日(フェリー移動含む)20日間 走行距離:3,004km
往路:岐阜_長野_新潟_山形_宮城_秋田_岩手_秋田_青森(八戸)
⇒ 北海道(苫小牧)

東北釣り旅の北上ルート
復路:北海道(苫小牧)⇒福井(敦賀)‗三重(自宅)
■東北では情報の少なさを実感
東北では渓流のヤマメ・イワナを中心に各地を巡ったが、河川によっては雪代の影響や大雨による増水の影響も大きかった。状況が大きく変わることを改めて実感した。遠征ではおよその日程を固定しなければならないため、その年の天候や雪解けの状況を完全に予測することは難しい。リアルタイムの河川情報をもう少し収集できれば、より効率よくポイントを選べたかもしれない。行き慣れている荘川では釣れたものの、その後は厳しい釣りになった。とくに山形に入ってからは大雨とその増水でほぼ2日間釣りにならなかった。しかし幸い増水後の笹濁りの渓流で尺イワナも釣れたので良かったと思っている。

その後も初めてとなる荒雄川・閉伊川などでも増水やポイントが分からずに厳しい釣りになってしまった。これには来年は事前の情報収集をさらに充実させ、訪問する河川の選定も含めて見直したいと思っている。

■北海道では「タイミング」の大切さを実感
北海道に渡ってからも各地を巡ったが、天候も良くなく雪代と雨の増水で思うような釣りは出来なかった。北海道のこの時期は雪代が残っており難しいと思っていたが想像以上であった。さらに雨も多く全く釣りが出来なかった日も多く、久々に大型トラウトが釣れないという釣行になってしまった。それでも然別湖のミヤベイワナや原流域の良型ニジマスも釣れたので良しとしたい、時期的には厳しいことが分かっていたものの、来年は大きく日程を見直すつもりである。

また北海道では「次のポイントまで少し走れば着くだろう」と思っても、実際には100km以上移動することも珍しくない。キャンピングカーだから移動自体は苦にならないものの、あらためて時間には余裕を持った計画が必要だと感じた。一方で、キャンピングカーだからこそ、疲れたらすぐ休憩でき、翌朝一番のポイントにも無理なく入れる。この自由さは何ものにも代えがたい魅力だった。そして来年は雪代の時期を避け、もう少し遅い時期に渡道したい。

■来年は時期を遅らせて遠征する
来年も伊勢神宮のお木曳行事が予定されている。今年はその日程に合わせて早めに出発した結果、北海道では雪代がまだ収まっていなかった。来年は行事を終えてから出発し、水況を確認しながら遠征日程を決める予定である。そのため出来るだけ今年と同じ河川を巡り比較しておきたいと思っている。ただし失効していたボートの免許も再更新したので、湖のボートフィッシングにも本格的に挑戦したいと思っている。いよいよ70歳目前になってきているので、元気なうちに新しい釣りにもチャレンジしておきたい。

■再来年以降の釣り旅
東北ではできるだけ多くの河川を見て回ることを優先した、そのおかげで新しいポイントや今後挑戦したい場所も数多く見つかった。その一方で「この川でもう一日釣ってみたい」と思う場面も少なくなかった。移動を優先すると、一つのポイントをじっくり攻める時間が限られてしまう。再来年以降は訪問する場所を少し絞り込み、一つの河川で数日間腰を据えて釣る時間も取り入れたいと考えている。限られた日程の中で多くの場所を巡るよりも、釣果が期待できるエリアを中心に計画を立てた方が、結果的に満足度は高くなるだろう。特に北海道では、大型ニジマスを狙う河川をいくつか重点的に回り、その時々の水況に応じて柔軟に移動できる余裕も持たせたい。そして「広く巡る旅」から「一つの河川を深く楽しむ旅」へ、そんなスタイルへ少しずつ変えていく時期なのかもしれない。

■まとめ
旅は帰宅して終わるのではなく次の旅の計画が始まった時から、もう新しい旅が始まっている。遠征から帰宅すると写真を整理しながら、「あのポイントは良かった」「次はあそこへ行こう」と考える時間が増える。その時間こそが、次の遠征をより充実させるための大切な準備期間なのだと思う。今年の経験で得た成功や反省を来年の計画に生かせば、さらに充実した遠征になるはずだ。
これから各河川の情報や水況を調べながら、少しずつ来年の遠征プランを組み立てていく。その計画を練る時間もまた、遠征の楽しみの一つである。来年は今年以上に充実した東北・北海道の釣り旅になることを期待している。
初夏の東北・北海道釣り旅のまとめ(リンクページ)へ 2026.07.28

