定年地職からの黄金期 健康問題 便潜血と内視鏡検査(大腸ポリープ)について

内視鏡検査の体験記

2年程前のこと、定年退職間際の健康診断で便潜血があり精密検査を受けることになった。そこで胃腸科で内視鏡を入れることになった。内視鏡は肛門から入れるので痛みは無いし、また大腸自体も痛みを感じないので大丈夫と言われた。また、この診療から気にしていた高血圧の治療も行うことになった。忘れそうなのでブログに書き留めておくにした。

大腸の内視鏡検査までの過程

健康診断の便潜血検査は少量の便を2回取って検査を行う、胃腸科で再度検査をしたが全て検査で便潜血が陽性であった。あまりやる気のなさそうな胃腸科病院だったので、知り合いを通じて家に近い胃腸科病院で内視鏡検査をすることにした。文章にするとなんとも淡々となってしまうが、親父は肺がんと膀胱がんを患い亡くなっているので心中はまったく穏やかではなかった。

さっそく胃腸科病院に向かい内視鏡検査の予約をすることになったが、2ヶ月待ち・・・これは仕方がない新しい病院なので設備も新しいから待ってから検査をしてもらうことにした。そして渡されたのが大腸の洗浄用の検査用食(3食分)、そして下剤と腸管洗浄液2Lである。

大腸の内視鏡検査の前日と当日

前日から検査食(レトルト)を食べる、薄味だけど結構食べられるそして夜に下剤を飲む。翌日は朝から2Lの洗浄剤を飲みながらトイレに駆け込む。便の色が透明近くになったら完了になる。病院から近いのでここまでは自宅で行える。

胃腸科病院では

準備がチャンとできていれば早速開始になる、たいていの胃腸科は午後の診察開始が遅い。私は知らなかったが午前と午後の診療の間に内視鏡検査を行っている。鎮静剤の注射と点滴をされ内視鏡の挿入を行う、最初は気持ちは悪が特に痛みもないので淡々と行われる。ただ、盲腸近くまですべてを確認するには結構時間が掛かり大変である。特に大腸は曲がりくねっているので内視鏡の通過時に圧迫感があり苦しく思うことがある。

個人病院での内視鏡検査(大腸ポリープ切除)

結局ポリープは7〜8個もあった、発見されたポリープはその場で切除してしまう、痛みもなにも感じないのでどんどん進めていく、切除されたポリープは良性か悪性かの検査も行われる。なんとか取れるものは撮ったが大きなポリープがあり3~4個は切除できなかった。もちろん写真(ポリープ)も見せられた

個人病院での大腸ポリープの切除には限界があり、何かがあった時のリスク軽減のために総合病院で準備を整えてから切除をする必要があるらしい。後日の診断で今回の切除したポリープはすべて良性でホッとしたが、もう一度総合病院で一からやり直しになる内視鏡検査を行うことになってしまった。また大きなポリープも悪性である可能性も残っている。当日は自動車には乗れないので徒歩で帰った。

総合病院での内視鏡再検査(ポリープ切除)

私の場合は内視鏡検査に時間が掛かるので一度で済ませてほしかったのだが、医療制度なので仕方がない個人病院で検査して総合病院で治療が必要な場合は個人病院の紹介状を持って総合病院に行くことになる。

総合病院での内視鏡検査も個人病院と基本的には変わらない、何かトラブルがあっても設備が整っているので対処が出来るということだ。ただ、大きな病院では設備が整っているので、当日は朝から病院で下剤と洗浄剤で大腸内の洗浄を行い待機する。たくさんの人と同じようにトイレに入っていく。透明になった人から担当医別に順次開始されることになる。

順番が来て開始される、ポリープを確認しながら・・・やはり長時間に、そして切除の段階で電気メスがうまく作動しないらしく困った状態になってしまった。そして機械を変えることに、初めからやり直しだ!!かなり疲れてきたし、再挿入でので肛門がヒリヒリしてきたのでので痛みもあり大変になったが、まあ何とか切除が終った。かなり疲れたが少し安静にしてから入院もせず帰宅した。

まとめ

結論からいうとすべて「良性」だったので安心することが出来たが、結構長い道のりとなった。その間は気が重い日々が続くことになった。

①健康診断(8月)
➁便潜血が陽性(9月)
③再検査(10月)陽性
④大腸内視鏡検査予約(予約が一杯で約2ヶ月待ち)
⑤個人病院で内視鏡検査※ポリープ切除(12月)
⑥総合病院で内視鏡治療※大きなポリープ切除(1月)
⑦検査結果はすべて良性であった。

便潜血検査で陽性になるのは約7%程度で、そのうち95%以上は「がん」ではなく痔や良性のポリープらいしいです。本当に大腸がんが見つかるのは陽性になった人の3~4%程度のこと、なので便潜血が陽性になったから「がん」だっと思わずちゃんと検査することが大切だと思った。ポリープが大きいと大変なことも身をもって体験したので早めに内視鏡検査をして小さいうちに切除すると楽であると思います。また、悪性の可能性も無いわけではありませんのでなおさらです。

便潜血で内視鏡検査を行った病院で高血圧治療の指導を受けたので、次回は「高血圧について」書いてみたい。