釣り旅北海道2026初秋|旅で出会った北海道の動物たち

 2026年初秋の北海道釣り旅では、キャンピングカーを拠点に知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、各地の河川で釣りを楽しんできた。北海道での旅では、釣りだけでなく、移動中やキャンプ場などでさまざまな動物に出会うことがある。本州ではなかなか見ることのできないエゾリスやシマリス、丹頂鶴、エゾシカ、キタキツネなど、北海道ならではの動物たちに出会えるのも、この旅の楽しみの一つだ。

今回は、そんな2026年の北海道釣り旅で実際に出会った動物たちを振り返ってみたい。ただし、かわいい動物ばかりではない。この時期の北海道では、場所によっては大型の蛾が大量に発生していた。見た目はかなり苦手だが、これも北海道の自然の一部なのだろう。

■エゾリスとシマリス

北海道で出会うと、やはりうれしいのがリスだ。今回の旅では、くったり湖畔周辺でエゾリスを見ることができた。素早く動き回るので、じっくり写真を撮るのはなかなか難しいが、姿を見つけるだけでも楽しい。

くったり温泉レイク・インの出口で現れたエゾリス。木に張り付いていたが、慌てて目の前を横切って行った

また、五鹿山公園ではシマリスにも出会った。キャンプ場の周辺を動き回る姿はとてもかわいらしく、釣りの合間のちょっとした癒やしになった。

餌場に現れたシマリス。前回はエゾリスも来ていた(五鹿山公園キャンプ場)

■丹頂鶴

北海道を走っていると、思いがけない場所で丹頂鶴を見かけることがある。今回も移動中に丹頂鶴を見ることができた。ペアでいる姿を見ることができ、北海道らしい風景の中に立つ姿はとても印象に残った。

最近は以前ほど珍しい存在ではなくなった丹頂鶴。今回も釣り場の近くで見かけた

人や車が近くを通っても、すぐには飛び立たないこともあり、比較的近い距離から写真を撮れる場合もある。釣りを目的に北海道を巡っていると、こうした野生動物との偶然の出会いも旅の楽しみの一つになる。

■エゾシカ

北海道では、エゾシカも珍しい存在ではない。道路を走っていると突然姿を現すことがあり、特に早朝や夕方の移動では注意が必要だ。知床の相泊方面へ夜間に向かうと、道路を塞ぐように群れていることもある。また、オスのエゾシカには大きな角があるので、近くで見るとかなりの迫力があり、こちらへ近づいてくると恐怖を感じることもある。

ゴルフ場によく現れるエゾシカ。群れで現れると少し怖い

 今回の旅でも何度かエゾシカを見かけた。自然の中で見ると、その大きさや迫力を改めて感じる。ただ、車を運転している側からすると、かわいいだけでは済まない。道路への飛び出しには十分注意したい動物でもある。

■カブトムシ

今回の旅では、思いがけずカブトムシにも出会った。見つけたのはメスだったが、釣りやキャンピングカーの旅をしていると、こうした小さな生き物との出会いも意外と楽しい。

自然に近いところでのキャンプではときどき現れる

普段の生活ではあまり目にすることがないだけに、北海道の自然の中で見つけると、ちょっと得をしたような気分になる。

■尺取り虫

今回の北海道では、釣り場や草木の多い場所で尺取り虫を見かけることも多かった。気がつくと衣服や体に付いていることもあり、釣りを終えて車に戻るときには、知らないうちに虫が付いていないか確認することも必要だった。

釣り場に多くいる尺取り虫、いつの間にか体にも付いている

こうした小さな生き物との出会いも、自然の中を歩き回る釣り旅ならではなのかもしれない。

■キタキツネ

北海道といえば、やはりキタキツネも外せない。道路沿いや草地などで姿を見かけることがあり、こちらを警戒しながらもしばらくその場にいることもある。北海道を旅していると何度か出会う動物だが、最近は以前ほど見かけなくなったような気がする。見かけても、カメラを向けると大抵は逃げてしまうので、写真も意外と少ない。

キタキツネを見かける機会は少なくなったような気がする。こんな写真が撮れるのはまれ(2022年撮影)

ただし、野生動物なので、かわいいからといって近づいたり、餌を与えたりしないことが大切だ。

■ヒグマ

そして、北海道で出会いたくない動物ナンバー1がヒグマだ。知床では、例年ならモイレウシ湾周辺でヒグマの姿を見ることがある。しかし、今回の釣り旅ではヒグマを見ることはなかった。その理由の一つとして考えられるのが、カラフトマスの接岸が少なかったことだ。カラフトマスが少なければ、それを目当てに海岸へやって来るヒグマも少なくなると考えられる。

知床・モイレウシ湾で出現したヒグマ。カラフトマスを上手に捕まえていた(2023年撮影)

ヒグマを見られなかったのは少し残念な気もするが、釣りをしている立場からすれば、出会わないに越したことはない。特に川で釣りをしていると、ヒグマとの遭遇は笑い話では済まない。北海道で釣りをする以上、常に意識しておかなければならない存在だ。

■大量発生していた蛾

今回の北海道釣り旅で、動物とは少し違うが強烈に印象に残ったのが蛾だった。この時期は蛾が大量発生している場所があり、キャンピングカーの周辺や施設などでも、たくさん見かけることがあった。北海道では、時期によって大量発生する場所がある。発生期間は比較的短いものの、今回の釣り旅と時期が重なってしまった。

電灯に集まってくる蛾、トイレに行くときは心して向かうことになる

大型の蛾なので、苦手な人にはかなり厳しい光景だと思う。私自身も、正直なところあまり得意ではない。一方で、蛾をカラスが食べている場面も見かけた。大量に発生した昆虫を野鳥が食べるという、自然の中での生き物のつながりを見ることができたのは興味深かった。

たくさんの枯れ葉だと思ったら蛾の羽根であった、本体はカラスに食べられてしまっている

かわいい動物との出会いだけでなく、こうした少し苦手な生き物まで含めて、北海道の自然なのだと思う。

■まとめ

今回の北海道釣り旅では、釣りをしながらエゾリス、シマリス、丹頂鶴、エゾシカ、カブトムシ、キタキツネなど、さまざまな生き物に出会うことができた。釣果だけを追いかけていると見過ごしてしまいそうだが、キャンピングカーで北海道を長期間旅していると、移動中やキャンプ場、釣り場などで思いがけない動物との出会いがある。

そして、ヒグマのように「できれば出会いたくない」動物もいる。北海道の自然を楽しむためには、かわいい動物との出会いを喜ぶだけでなく、野生動物との適切な距離を保つことも大切だと感じた。

今回の旅では、釣りだけではなく、こうした北海道の自然や生き物との出会いも、印象に残る旅の思い出になった。

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