釣り旅北海道2026初秋|日々の疲れを癒してくれた温泉施設

2026年初秋の北海道釣り旅では、キャンピングカーを拠点に知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、各地の河川でニジマスなどを狙って釣りを楽しんできた。釣り旅では、朝早くから川に入り、長時間歩きながら釣りをすることも多い。汗をかき、川の水や泥で汚れることもあり、釣りを終えるころには体もかなり疲れている。そんな毎日の釣り旅で、意外に重要だったのが「お風呂」だった。釣りを終えた後に温泉や浴場へ行き、ゆっくり湯船につかる。汗や汚れを落とすだけでなく、温かいお湯につかると気分もリラックスできる。

 今回の北海道釣り旅では、各地でいろいろな温泉や浴場を利用した。なかには釣り場やキャンプ場から近く、釣り旅の拠点としてとても便利な施設もあった。ここでは、2026年初秋の釣り旅で実際に利用した温泉・浴場を紹介してみたい。なお、北海道の温泉施設にはサウナを併設しているところも多いが、釣りで体力を消耗していることもあり、今回は個人的にほとんど利用しなかった。

■喜楽来の湯(標津町)

知床へ向かう途中、標津町で利用したのが「喜楽来の湯」。以前は公衆浴場「くすのき」として親しまれていたが、経営が変わり、現在の名前になっていた。忠類川サーモンフィッシングで宿泊した際には、必ず訪れていた思い出のある浴場だ。ここのお湯は、個人的にはかなり好みだった。特に印象に残ったのが、しっかりと熱めのお湯だったこと。釣りで歩き回って疲れた体には、このくらい熱めのお湯が気持ちよく感じられる。

泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉かけ流し。入浴すると肌がつるつるするような湯ざわりも特徴だった。名前は変わったが、浴場の雰囲気は以前と大きく変わっていないように感じた。泉質も以前と変わっていないように感じたが、今回は以前より少しぬるくなったように感じた。これは入浴した時間帯や、その日の湯温によるものかもしれない。

以前の「くすのき」から名前が変わった喜楽来の湯。今回も熱めのお湯が気持ちよかった

 北海道での釣り旅では、朝早くから行動することも多い。釣りを終えた後に温かい湯船でゆっくり体を休めると、翌日の釣りに向けて気持ちを切り替えることができる。■森林公園びふか温泉

道北での釣り旅では、びふかアイランドキャンプ場を拠点に「びふか温泉」を利用した。ここは、今回の道北釣りの拠点として利用したキャンプ場に併設されている温泉なので、キャンピングカーでの旅にはとても便利だった。釣りを終えてキャンプ場に戻り、そのまま温泉へ向かえる。車で別の場所まで移動する必要がないのは、長期間の釣り旅では大きなメリットだ。

湯船も広く、ゆったりと温泉につかることができる。宿泊施設も併設されているため利用者は多かったが、浴場が広いのでそれほど気にならなかった。泉質は冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、無味無臭。なめらかな湯ざわりで、ゆっくり入っていると体が温まってくる。

キャンプ場のすぐ前にある「びふか温泉」。歩いて行けるので、釣り旅の拠点としてとても便利だった。

道北では河川を移動しながら釣りをしていたので、釣りを終えた後に温泉で汗と汚れを流し、ゆっくり休める環境がありがたかった。

■ホテル渓谷

渚滑川周辺での釣りでは、ホテル渓谷の温泉も利用した。以前は町営の温泉もあったが、現在は渚滑川周辺で利用できる温泉として、このホテルの存在が貴重だ。渚滑川で釣りをした後に温泉へ入り、体を休めるという流れは、釣り旅としても相性が良い。また、近くには無料の滝上渓谷公園キャンプ場もあるので、釣りの後すぐに休めるのも便利だった。温泉は「錦仙峡の湯」と呼ばれるラジウム泉。渓谷を眺めながら入浴できるのも、この温泉ならではの魅力だ。

温泉の入口ではヒグマのはく製がお出迎え。北海道らしい雰囲気がある

釣りでは、思った以上に川の中を歩く。特に本流での釣りでは、ポイントを探しながら長い距離を歩くこともあるため、釣りを終えた後の入浴は欠かせない。

■丸瀬布温泉やまびこ

道北から道東へ移動してから利用したのが、丸瀬布温泉やまびこ。ここは森林公園「いこいの森」のすぐそばに温泉があるため、キャンピングカーでの釣り旅には非常に便利だった。釣りや移動で疲れた後、キャンプ場に戻ってから温泉へ行く。入浴を終えれば、あとはキャンピングカーでゆっくり過ごすことができる。 泉質はアルカリ性単純温泉で、泉温は42.4℃。私にはちょうど良い温度で、露天風呂もあるので、時間をかけてゆっくり入浴できた。

キャンプ場の前にある丸瀬布温泉やまびこ。ただ、サイトからは約500mほどあるので、荷物を持って行くなら車のほうが便利かもしれない。

釣りとキャンプ、そして温泉が近い場所にまとまっていると、旅の疲れもかなり軽減されるように感じた。

■かみゆうべつ温泉チューリップの湯

道東では「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」にも立ち寄った。ここは道の駅に併設された温泉施設なので利用しやすい。今回の釣り旅では、五鹿山公園をキャンプ地として利用していたため、釣りや移動の途中で温泉に入ってからキャンプ場へ戻るという使い方ができた。長期間のキャンピングカー旅では、駐車しやすい道の駅に温泉が併設されていると何かと便利だ。泉質は、含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。泉質にも特徴がある温泉だ。人気の道の駅に併設されているので利用者は多かったが、浴場は広く、それほど気にならなかった。

駐車場にはキャンピングカーが非常に多い。今回はここで車中泊せず、近くの五鹿山公園キャンプ場へ向かった

■銀河の湯あしょろ

道東から十勝方面へ移動してから利用したのが、「銀河の湯あしょろ」。街中にある温泉施設だが、実際に利用してみるとなかなか良かった。十勝方面では釣り場を移動しながら過ごしていたため、釣りを終えた後に街へ出て温泉に入り、買い物などを済ませてからキャンピングカーに戻るという使い方ができる。泉質はナトリウム-塩化物泉で、地下約1,200mから汲み上げている。1人用の露天風呂もあったが、残念ながら空いておらず入浴できなかった。

公営で入浴料金が安いものの、シャンプーやボディーソープは設置されていない

釣りだけでなく、こうした日常的な用事をまとめて済ませられるのも、街中にある温泉の便利なところだ。

■ふれあいプラザ浴場(上士幌)

上士幌では、ふれあいプラザ浴場を利用した。町営の公衆浴場で、湯船もいくつかあり、思っていた以上に快適だった。そして何より印象に残ったのが料金の安さ。入浴料は300円と非常にリーズナブルで、長期間の釣り旅ではありがたい存在だった。現在も大人1回300円で、泉質はアルカリ性単純温泉となっている。

町営の入浴施設なので、300円という安さで利用できる。ただし、シャンプーやボディーソープは備え付けられていない

北海道をキャンピングカーで長期間旅していると、毎日の入浴も積み重なればそれなりの出費になる。こうした安価な公衆浴場が各地にあるのは、とても助かる。結局、この浴場は3回利用することになった。近くのスーパーで買い物をして、道の駅「かみしほろ」で休憩するという流れにも便利な温泉だった。

■福祉の里温泉(更別村)

十勝方面では、福祉の里温泉にも立ち寄った。ここも公営の温泉施設で、料金が安いのが魅力だった。また、利用したときは比較的空いていて、ゆっくりと入浴できたのも良かった。釣りで疲れた体を休めるには、混雑している温泉よりも、落ち着いて湯船につかれる施設のほうがありがたい。露天風呂もあり、泉質はナトリウム塩化物泉(低張性中性冷鉱泉)で入浴後も温かさが続くように感じた。

少し分かりにくい場所にあり、知る人ぞ知る温泉といった印象。村営施設だが、シャンプーやボディーソープも備え付けられていた

■オベリベリ温泉 水光園

帯広の街中で利用したのが、オベリベリ温泉 水光園。ここは人気の高い温泉施設で、私が利用したのは日曜日の午後だったこともあり、かなり混雑していた。広い駐車場も停めるのが難しいほどで、浴場も人が多く、いわゆる「イモ洗い状態」。ゆっくり温泉に入って疲れを癒すという点では、これまで利用した施設とは少し違った印象だった。泉質は帯広らしいアルカリ性単純温泉のモール温泉。今回はかなり混雑していたので、静かな時間帯にもう一度訪れてみたい温泉だった。

大人気で日曜日の午後はかなりの混雑。安くて設備も良いので、人気があるのも納得できる

やはり温泉は、施設そのものだけでなく、利用する時間帯も大切だと感じた。休日は、少し人の少ない場所にある温泉を選ぶほうが良さそうだ。

■くったり温泉レイク・イン

旅の最後に利用したのが、くったり湖畔にある「くったり温泉レイク・イン」。今回の旅の最後のキャンプ地として利用したキャンプ場には電源付きオートサイトもあり、ホテルの温泉大浴場を利用することができた。広々とした内湯のほか、露天風呂やサウナも備えており、湖を眺めながら温泉に入ることができる。釣りや長距離移動で疲れた体をゆっくり休めるには、ちょうど良い場所だった。キャンプ場利用者は温泉を500円で利用できるため、キャンピングカーでの旅との相性も良い。さらに、キャンプ場ではゴミを有料で分別処理することもできる。

今回の北海道釣り旅最後のキャンプで利用。ゴミ処理も有料ででき、温泉はキャンプ場利用者なら500円で入浴できた

今回の北海道釣り旅では、釣りを終えた後に温泉へ入り、体を休めてから次の目的地へ向かうことが多かった。くったり湖の自然を眺めながら入る温泉は、そんな釣り旅の最後を締めくくるのにふさわしい場所だった。

■まとめ

今回の北海道釣り旅では、知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、さまざまな温泉や浴場を利用した。釣り旅というと、どうしても釣果や釣り場に目が向いてしまう。しかし、長期間の旅を続けるためには、釣りを終えた後にしっかり体を休めることも大切だ。汗や汚れを落とし、温かい湯船につかって体をリラックスさせる。

そして翌朝には、また元気になって川へ向かう。今回の北海道釣り旅では、温泉や浴場がそんな毎日の釣りを支えてくれた。特に、キャンプ場に併設された温泉や、キャンプ場から近い温泉、そして300円など安価に利用できる公衆浴場は、キャンピングカーで長期間旅をするうえでとてもありがたい存在だった。釣り場だけでなく、「釣りを終えた後にどこで体を休めるか」まで考えておく。

これも長期間の北海道釣り旅を快適に楽しむための、大切なポイントの一つだと感じた。

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