4年ぶりの手取川サーモンフィッシングで鮭のビッグファイトを楽しんだ(その①)

4年ぶりになった手取川サーモンフィッシング、2次募集で釣獲従事者の少ない平日を選んで応募した。前回の手取川で釣ったのは2017年、当時の大雨の影響で釣り場が大きく変わってしまっていた。釣れないことはなかったが延べ竿がポイントまで届かない、非常に釣りにくい状態になっていた。しかし手取川サーモンフィッシング公式ホームページのドローンによる現在の河川状況を見るとポイントは復活していた。

手取川サーモンフィッシング(公式HP)

手取川サーモンフィッシングは初回から参加していて、本州では初めのサーモンフィッシングが出来るようになった河川になる。また石川県であるものの福井県に近い場所なので中京圏、関西圏からも近く人気になった。現在はサーモンフィッシングが出来る河川はいくつかあるが土日は抽選になるほど人気があるのも頷ける。ただそれだけにポイントの確保が重要になってくる、釣り場は広いがサーモンの付く場所は限られる。また延べ竿では仕掛けの届く範囲は限られているので、流れ込みを中心に釣らなければ釣果にはつながらない。

川に遡上するサーモンは産卵するために遡上するので、産卵場所を探して川の流れが緩む場所で産卵行動に入る。産卵行動に入ったサーモンは釣ることは難しい、しかし新しく河川に遡上して上流の産卵場所を目指しているサーモンは比較的釣りやすい。その新しいサーモンは綺麗で力強くエキサイティングな釣りが楽しめる。

サーモン(雄)シーライス付き
■手取川の初日のサーモンフィッシング

前日から車中泊で滞在して受付をすることが出来た、手取川ではA岸とB岸があり人気のB岸は土日及び火水のみ調査が可能になっている。B岸の釣りが可能な日には釣り人の受付が多くなる、なので初日は受付にもたくさんの釣り人が集まっていた。

極端に釣り人の少ないA岸(釣り人10名)には釣獲調査の管理者から次のような提案があった、A岸のフライフィッシングエリアを開放するが良いか?もちろんフライフィッシングもエリア全体で釣ることが可能になる、まあ良い話なので全員が受け入れることになった。フライフィッシングエリアは最下流の流れ込みから河口に向かう最良ポイントになる。しかしこのポイントも魅力的だが先ずは復活した上流部のポイントで釣ってみたい。

上流部のポイント

上流部のポイントは良好でいかにも釣れそうであった、しかし現実は甘くなかった・・・💦全く釣れないしサーモンは居るものの産卵後のゾンビのようなサーモンのみである、危うくゾンビにスレで掛かってしまい焦った。幸い?スレだったので外れたが釣れてしまったら、リリースできないので大変であった。そんなことから場所を下流域に移動すると最下流のフライフィッシングエリアは新しい遡上があるようであった。

■最下流部のサーモンフィッシング

通常はフライフィッシングエリアなので入ったことのない場所、上流の瀬から流れ込んで下流の河口まで流れが続いている。しかし延べ竿で釣るためには瀬の流れ込み付近になる、少し下流域だと広くなっていてポイントが絞れない。開始後には幅広く釣ることが出来そうだがスレてしまうと、新しい魚が遡上しないと難しくなってしまいそうだ。

最下流部の釣り場

しかし運よく流れのあるポイントに入ることが出来たので、昼間であったが4〜5回はヒットした。ここでオス2本をキープできたので良しとしたい、あとはメスを引き上げたが直後フックアウト。一瞬、竿と魚の優先順位で逡巡したものの、竿を壊すわけにはいかないので丁寧に竿を置いてから魚に向かったが・・・メス鮭は上手に川に戻って行った。まあメスの鮭はいずれにせよ監視員に召し上げられてしまうので仕方がない。たまたまランディングネットを後ろに置いて不覚をとってしまって、私の釣獲数が減ってしまっただけである。

もう1回はエサが下流に流れピックアップしようとしたところでヒットしてしまい、竿に仕事をさせる暇なくラインブレイクさせてしまった。延べ竿ではリールのようなドラグは無い、代わりに自分の足でタメを作るしかないのだ・・・失敗💦今回釣れた鮭は遡上したての魚でシーライスも付いていた。しかも75〜78cmもあって身が太く、なかなか上がってこない。道糸は通しで4号を使っていたが少し心もとない・・・5号を使えばもう少し強引に引き上げることが出来たかもしれないが、根掛かりすると大変なので難しい選択になる。

最良のポイントには人も集まる
■初日のサーモンフィッシングのまとめ

2日間サーモンフィッシングが出来るので初日は頑張って3時まで粘った、さすがに午後になるとなかなかヒットしなくなった。まだ少し時間が残っていたが切り上げて終了。最下流エリアなので鮭2本を持って受付まで戻るのは大変であった💦そして買い物して美川温泉に向かったが定休日でがっかりして車中泊となった。

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