7月の赤福朔日餅「笹わらび餅」|45年続いた「竹流し」の後を継ぐ夏の味

 7月になると毎年楽しみにしているのが、赤福の朔日餅「笹わらび餅」です。季節の移ろいに合わせて趣向を凝らした朔日餅は、毎月異なる味わいを楽しめる。その中でも7月の笹わらび餅は、夏らしい涼やかさを感じられる特にお気に入りの一品である。朔日餅は、毎月一日に販売される赤福の季節限定和菓子で、その月ならではの風物詩や歳時記を題材に作られている。購入には早朝から行列に並ぶ必要があるものの、10年来の友人が運んでくれているので助かっている。

■7月の朔日餅「笹わらび餅」

 7月の「笹わらび餅」は、みずみずしいわらび餅を笹の葉で包んだ、見た目にも爽やかな和菓子だ。笹の葉を開くと透明感のあるわらび餅が現れ、ふんわりと笹の香りが広がる。口に運ぶと、もちっとした弾力とぷるんとしたなめらかな口当たりが心地よい。上品な甘さの餡と、わらび餅の優しい食感がよく合い、後味はとてもすっきりしている。笹の香りがほどよく移っているため、甘さだけではなく爽やかな風味も楽しめる。冷やしてからいただくとより一層涼やかな味わいになり、暑い夏の日のお茶菓子としてぴったりだと感じている。

毎月楽しみにしている朔日餅の中でも、7月の「笹わらび餅」は夏を感じるお気に入りの一品である

■以前の「竹流し」から変わった

 以前の7月の朔日餅は、生竹に赤福自慢のこし餡を使った水ようかんを流し込んだ「竹流し」だった。しかし2023年から、長年使用してきた生竹の入手が困難になったことなどから、「笹わらび餅」へと変更された。1978年の朔日餅販売開始以来、45年続いた「竹流し」が終了し新しい商品へ引き継がれた。

以前に提供されていた水ようかん(竹流し)

季節を味わう楽しみ

 赤福の朔日餅はその月だけしか味わえない限定品であり、毎月異なる和菓子が登場するため「今月はどんなお菓子だろう」と楽しみにしている人も多い。7月の笹わらび餅は、見た目、香り、食感のすべてから夏を感じられる一品で個人的には「竹流し」より好きである。そして和菓子には、日本の四季を身近に感じさせてくれる魅力があることを改めて実感する。

よく冷やした「笹わらび餅」を食べる、ほんのりと笹の香りがする

■まとめ

 7月の赤福朔日餅「笹わらび餅」は、笹の爽やかな香りと、もちっとした食感のわらび餅、上品な甘さが楽しめる7月限定の和菓子である。暑い季節だからこそ味わいたい涼感があり、季節の移ろいを感じながらゆっくりといただく時間はとても贅沢に思える。毎月一度だけ出会える朔日餅。これからも季節ごとの味わいを楽しみながら、その魅力を味わっていきたい。

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