釣り旅北海道2026初秋|キャンピングカーの生活環境を整えたキャンプ場

 2026年初秋の北海道釣り旅では、キャンピングカーを拠点に知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、各地の河川で釣りを楽しんできた。キャンピングカーの旅というと、好きな場所で自由に車中泊できることが魅力の一つだ。しかし、今回のように長期間にわたって北海道を走り続ける旅では、ただ寝る場所を確保するだけでは快適な生活を続けることはできない。釣りを続けていればゴミも増えてくる。ポータブル電源の充電や洗濯、シャワーなども必要になる。さらに、キャンピングカーで旅をしていると、ゴミ処理や排水、ダンプ処理など、普段の旅行ではあまり意識しないことも重要になってくる。※ダンプ処理:ポータブルトイレの汚水を専用の処理設備で処理すること

 今回は、2026年の北海道釣り旅で利用したキャンプ場を振り返りながら、キャンピングカーで長期間旅をするうえで、どのような設備が役立ったのかをまとめてみたい。

■オートキャンプ場を利用する必要性

北海道では、道の駅などを利用した車中泊もできるため、短期間の旅行ならキャンプ場を利用しなくても何とかなる。しかし、今回のように何週間も北海道を旅しながら釣りを続けるとなると、定期的に生活環境をリセットする必要がある。特に重要だったのが、ゴミ処理と電源の確保だ。

キャンピングカーサイトには給排水施設が整備されているキャンプ場もある(きのこの里あいべつオートキャンプ場)

釣り旅では食料品などのゴミも少しずつ増えていく。さらに、キャンピングカーで生活していると、普段の旅行以上にゴミの処理を意識する必要がある。処理できる場所を見つけておくことは、長期旅行ではかなり重要になる。また、冷蔵庫や照明、スマートフォンなどを使い続けるため、ポータブル電源の充電も必要になる。電源サイトを利用できれば、走行充電だけに頼らず、旅の途中でしっかり充電できる。

オートキャンプ場の電源サイトは、キャンピングカー旅では非常にありがたい設備(羅臼オートキャンプ場)

そして、もう一つ欠かせないのが洗濯だ。長期間の釣り旅では、ウェアやタオルなどの洗濯物も増えてくる。ランドリー設備があるキャンプ場を利用すると、釣りをしている間に洗濯を済ませることができるので便利だった。ただ、キャンプ場のランドリーは街中のコインランドリーと違い、大量の洗濯物を一度に処理できるわけではないので、最低限の利用にとどめている。

こうしたことを考えると、キャンプ場は単にテントを張って寝る場所ではなく、キャンピングカー旅の**「生活拠点」**として利用する意味がある。

■初めて利用した羅臼オートキャンプ場

知床でカラフトマスを狙う釣行の前に利用したのが、今回初めて訪れた羅臼オートキャンプ場だった。当初は今まで通り羅臼のホテルに宿泊することも考えていたが、キャンピングカーで旅をしていることを考えると、設備の整ったオートキャンプ場を利用したほうが料金も比較的リーズナブルだった。

羅臼オートキャンプ場の入り口、受付後にヒグマ対策の電気柵を外して入場する

実際に利用してみると、キャンピングカーで過ごすには必要な設備が整っていて、料金も比較的利用しやすい。釣りの前後にキャンピングカーでゆっくり過ごすことができ、ホテルとはまた違った気楽さがある。知床での釣行は深夜からの出発が必要だったため、キャンピングカーでそのまま休めるのは無駄がなく便利だった。今回初めて利用したキャンプ場だったが、知床で釣りをする際の拠点として使いやすいキャンプ場だった。

国後島を望むキャンプ場。天気が良ければ、素晴らしい朝焼けを見ることができそうだ。

■五鹿山公園キャンプ場

道東から道北方面へ移動する途中では、五鹿山公園キャンプ場も利用した。ここは今回の旅で何度か利用することになったキャンプ場の一つで、設備が整っているわりに料金も利用しやすい。キャンピングカーでの旅では、こうした「必要なものが揃っていて、料金も高すぎない」キャンプ場が非常にありがたい。釣りの合間に休憩したり、電源を確保したり、旅の途中で生活環境を整える場所として便利だった。

管理棟の横にあるリスの餌場、エゾリスやシマリスが餌を食べにやってくる(写真はシマリス)

そして、このキャンプ場で印象に残ったのがリスだった。キャンプ場内を走り回る姿を見ることができ、自然の中で過ごしていることを実感させてくれる。北海道のキャンプ場では、こうした野生動物とのちょっとした出会いも楽しみの一つだ。一方で、トイレが温水洗浄便座ではない点は少し残念だった。それ以外は、今回の旅では使いやすいキャンプ場だった。

ここの夕日は絶景になることが多いが、今回は雨で残念ながら見ることができなかった

■森林公園びふかアイランドキャンプ場

道北での釣りでは、びふかアイランドキャンプ場を拠点の一つとして利用した。道北を釣り歩く場合、毎日違う場所で車中泊するよりも、ある程度設備の整ったキャンプ場を拠点にして、そこから釣り場へ移動するほうが生活は安定する。森林公園びふかアイランドにはオートキャンプサイトがあり、キャンピングカーで利用するには便利だった。

キャンプ場のすぐ横に「びふか温泉」があるので、釣りで疲れた体を温めることができる

釣りから戻った後もゆっくり過ごすことができ、温泉があるのも嬉しい。一日の釣りを終えて温泉に入り、キャンピングカーで食事をして休む。こうした生活を繰り返せることは、長期の釣り旅では大きなメリットになる。一方で、今回2泊利用してみて残念だったのがゴミ処理だった。設備面では便利なキャンプ場だけに、長期のキャンピングカー旅ではゴミを処理できれば、さらに使いやすいと感じた。

サイトはゆったり広くて良い感じ、オートキャンプサイトには排水設備も整っている

■初めて利用した「森の休暇村サンピラーパークキャンプ場」

道北で新しいキャンプ場を探している中で、今回初めて利用したのが森の休暇村サンピラーパークキャンプ場だった。いつも同じキャンプ場を利用するのではなく、旅のルートや釣り場に合わせて新しい場所を探すのも、キャンピングカー旅の楽しみの一つだ。ここで特に印象に残ったのがシャワーだった。温泉ではなかったものの、シャワー室もきれいで快適だった。

炊事棟とトイレの手前にシャワー室があり便利、奥に天文台「きたすばる」が見える

一方、ゴミの分別については少し細かく、長期のキャンピングカー旅ではやや面倒に感じる部分もあった。また、キャンプ場そのものは快適だが、今回のように本流河川を釣り歩く旅では、釣り場へのアクセスが少し不便に感じる場面もあった。

晴天で星がきれいに見えるはずだったが、いつのまにか雲が広がり夜には何も見えなくなっていた

■きのこの里あいべつオートキャンプ場

今回の北海道釣り旅で、設備面で特に使いやすかったのが、きのこの里あいべつオートキャンプ場だった。キャンピングカーで長期間旅をする場合に欲しい設備がしっかり揃っていて、非常に使いやすい。特にありがたかったのがダンプ処理ができることだ。キャンピングカーで旅を続けていると、こうした処理ができる場所は意外と重要になる。釣り場の近くで車中泊を続けながら、定期的にキャンプ場へ入り、必要な処理や充電、洗濯などをまとめて行う。こうした使い方ができると、その後の旅がかなり楽になる。そして釣り場にも非常に近く、歩いて竿を出すこともできる。

設備が整っていて環境も良く、釣り場にも近い。キャンピングカーでの長期滞在には使いやすいキャンプ場だ

また、スタッフの対応も良く、安心して利用することができた。今回の旅では道北の釣りを続けながら利用したが、釣りだけでなくキャンピングカーの生活を整える場所としても使いやすいキャンプ場だった。今後も釣り旅北海道の拠点として利用することになると思っている。

長期間のキャンピングカー旅には必須の設備、北海道でもダンプステーションのあるキャンプ場は少ない

■丸瀬布いこいの森キャンプ場

道北から道東へ移動する際に、今回も利用したのが丸瀬布いこいの森キャンプ場だ。閑散期であれば非常にリーズナブルに利用できる。また、キャンプ場内を流れる武利川で釣りができ、温泉も徒歩で移動できる範囲にあるため、非常に便利である。ゴミ処理も簡単、電源もオートキャンプサイトであれば確保できる。

サイトが広いのでトイレに近いサイトに入った、深夜のトイレは近いほうが安心である

ただし、山奥にあるためテレビの電波は届かない。それでも携帯電話(ドコモ)の電波は届くので、特に問題はない。最近はNHKのネット配信サービス(NHKプラス)を利用すれば、最新ニュースなどもほぼリアルタイムで見ることができる。

■初めて利用した「さらべつカントリーパーク」

十勝エリアでは、今回初めて「さらべつカントリーパーク」を利用した。ここもキャンピングカーで利用するには設備が整っていて、ダンプ処理ができるのがありがたい。長期の旅では、こうした設備の有無がキャンプ場を選ぶ際の大きなポイントになる。今回利用した日は土曜日だったこともあり、子どもたちの姿も多く、平日とは違ったにぎやかな雰囲気だった。

夜になると近くのサーキットから聞こえていた音もなくなり、静けさが戻ってきた。

静かに釣り旅を続けたいときには少し印象が違うかもしれないが、ファミリーで利用するキャンプ場としては活気がある。曜日や時期によってキャンプ場の雰囲気が変わることも、今回の旅で感じたことの一つだった。

キャンピングカー「コルドバクルーズ」には40Lのゴミ箱を設置しているが、それでも2~3日ほどで一杯になる

■くったり温泉レイク・インキャンプ場

北海道での釣りを終え、帰路につく前には、くったり温泉レイク・インキャンプ場を利用した。長期間の旅の最後になると、釣り場を探すことよりも、これまでの旅でたまったゴミを処理したり、キャンピングカーの中を整理したり、次の移動に向けて生活環境を整えることが重要になる。

隣接するホテルで受付を行う。トイレや温泉もこちらのホテルを利用できる

最後にキャンプ場を利用して、ゴミ処理などを済ませ、旅の生活を一度リセットする。こうしておけば、その後の移動も気持ちよく続けることができる。北海道を長期間走り回った旅の最後だからこそ、こうした「旅を終えるためのキャンプ場」の利用も大切だと感じた。またホテルの温泉(有料)やコインランドリー、トイレが利用できるのもありがたい。

キャンプ場から出たところで可愛いエゾリスに遭遇、あわてて木から道路を横断していった

■まとめ

今回の北海道釣り旅では、知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、いくつものキャンプ場を利用した。振り返ってみると、キャンプ場を選ぶ基準は、単純に料金や設備の新しさだけではなかった。ゴミ処理ができるか、電源を確保できるか、ポータブル電源を充電できるか、ランドリーがあるか、シャワーや温泉を利用できるか。そして、釣り場へのアクセスが良いかどうか。長期間のキャンピングカー旅では、こうした一つ一つの条件が快適な旅につながってくる。

特に今回実感したのは、「釣り場に近いキャンプ場」と「生活を整えるためのキャンプ場」は、必ずしも同じではないということだった。釣り場に近い場所を拠点にする日もあれば、少し離れていてもゴミ処理や電源、洗濯などをまとめて済ませられるキャンプ場を利用する日もある。北海道をキャンピングカーで長期間旅するなら、釣り場だけでなく、**「どこで生活を整えるか」**をあらかじめ考えておくことも大切だと感じた。

今回利用したキャンプ場では、それぞれに便利な点や気になる点があったが、こうした場所を上手に組み合わせることで、何週間にもわたる北海道の釣り旅でも、無理なくキャンピングカー生活を続けることができた。

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